10月に入ると、どの学年でも「 がんばっているのに結果が出ない」「テスト勉強が続かない」 という声が増えてきます。
2学期は行事も多く、気温の変化で体調も崩しやすい時期。 集中力が下がり、勉強の“質”に差が出てくるタイミングです。
では、同じように頑張っていても“伸びる子”と“伸び悩む子” の違いはどこにあるのでしょうか?
実際に指導していて見えてくる、3つのポイントをご紹介します。

①「量」より「復習のタイミング」
伸びる子は、“間を空けすぎない復習”を意識しています。
小テストや授業内容を、 24時間以内に軽く振り返るだけで記憶の定着率は大きく変わりま す。
一方、伸び悩む子はテスト前にまとめて復習するタイプ。 これだと理解の浅い部分を放置したままになりがちです。
ポイント:
翌日・3日後・1週間後...と、 少しずつ間隔を空けて復習するのがベストです。
②「どこで間違えたか」を記録する
伸びる子は、できた問題・ できなかった問題を自分で仕分ける習慣を持っています。
どこで間違えたかを意識できる子は、同じ失敗を繰り返しません。
一方で伸び悩む子は、問題集をこなすことが目的になり、 間違いを放置してしまう傾向があります。
ポイント:
ノートの端に、ミスの理由を書くだけでもOKです。
「計算ミス」「読み落とし」「時間配分」など、 具体的に書くのがコツです。
③ 生活リズムの安定
意外と見落とされがちなのが、生活習慣です。
夜更かしや朝の寝坊が続くと、学力以前に集中力の土台が崩れてしまいます。
伸びる子は、決まった時間に寝て、朝型のリズムを崩しません。 結果的に、脳が学習モードに入りやすくなります。
ポイント:
就寝時間と起床時間を“休日も±30分以内”に保つこと。 これだけで勉強効率が大きく変わります。
まとめ:差がつくのは「才能」ではなく「習慣の質」
秋は、努力の方向性が問われる季節です。
問題集を1冊終わらせるよりも、 毎日の小さな積み重ねを正しいタイミングで繰り返すことが何より 大切。
“伸びる子”に共通するのは、完璧さではなく「続け方の上手さ」 。
勉強に波が出やすい10月こそ、 生活リズムと学習習慣を見直すチャンスです。
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