「うちの子は集中力がなくて…」
保護者の方からよく聞くお悩みです。
勉強ができる子を見ると、長時間集中して勉強しているように見えるため、「この子はもともと集中力があるんだ」と思ってしまう方も多いのですが、実はそうではありません。
これまでたくさんの生徒さんを指導してきて感じるのは、勉強ができる子は集中力があるのではなく、“集中する方法”を身につけているということです。
集中力というのは、才能というよりも習慣や環境で作られるものです。

例えば、集中できる子には次のような特徴があります。
まず一つ目は、勉強時間を区切っていることです。集中できる子ほど、最初から長時間勉強しようとはしません。「10分だけやろう」「このページだけ終わらせよう」と、短い時間や小さな目標を設定します。
人間は「終わりが見えないこと」には集中しにくいものです。逆に、「ここまで」と決めると取り組みやすくなります。
二つ目は、勉強を始めるまでのハードルが低いことです。集中できない子は、「今日は1時間勉強しよう」と考えてしまい、その時点でやる気が出なくなってしまうことがあります。
一方、集中できる子は「とりあえず1問だけやる」「1ページだけやる」といった形で、まず動き出します。
不思議なことに、人は一度始めるとそのまま続けやすくなります。これは心理学でも知られている現象です。
三つ目は、集中できる環境を作っていることです。
テレビがついている、スマートフォンが近くにある、周りが騒がしい。こうした環境では、子どもだけでなく大人でも集中するのは難しくなります。
勉強ができる子は、
- 机の上に必要なものだけ置く
- 勉強する場所を決める
- 余計なものを近くに置かない
といった工夫を自然としています。
集中力というのは、「ある子とない子がいる能力」ではなく、少しずつ育てていくものです。
最初から長時間集中する必要はありません。まずは「10分だけ勉強する」ことから始めてみてください。小さな集中を積み重ねていくことで、気がつくと長い時間勉強できるようになっていきます。
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