保護者の方から、「家ではできているんです」 「家で解くと正解するんです」 「なのにテストになると点が取れません」というご相談をいただくことがあります。
これは、実は珍しいことではありません。そして多くの場合、 “実力がない”というより、 「本番で力を出せる状態になっていない」 ことが原因です。
家で勉強しているときは、
- 落ち着いた環境
- 時間制限がない
- わからなければ止まれる
- 親に聞ける
など、“安心できる状態”で解いていることが多いです。
しかし、テストでは違います。時間制限があり、 周りにも人がいて、 緊張感もあります。さらに、 「間違えたくない」 「良い点を取りたい」 という気持ちが強くなることで、 普段ならできる問題でも焦ってしまうことがあります。

また、家では “なんとなく分かった” 状態でも進められてしまいます。しかしテストでは、 本当に理解していないと解けません。
例えば、 解説を見ると分かった気になる。答えを見れば理解できる。一度解いた問題をもう一度やると解ける。これは“理解の途中段階”であることも多いです。
本当に定着している状態というのは、 何も見ずに、 初見に近い形でも、 自力で再現できる状態です。
だからこそ、 普段の学習でも、
- 時間を測る
- 何も見ずに解く
- 説明しながら解く
- 別日にもう一度解く
など、“本番に近い形”を取り入れることが大切です。
そしてもう1つ大事なのが、 「テストでできなかった=ダメ」 ではない、ということです。
本番で力を出す力も、 経験によって伸びていきます。最初から完璧にできる子ばかりではありません。
模試やテストを通して、
- 時間配分
- 焦ったときの立て直し
- 見直し
- 問題の取捨選択
などを学びながら、 少しずつ“本番力”が育っていきます。
ですので、 テストの結果だけを見て一喜一憂するのではなく、「どこで崩れたのか?」 「何が原因だったのか?」を一緒に分析していくことが、 長い目で見るととても大切です。
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