自分がやりたいことをやるために,どのような行動を取るかは,子どもによってかなり差があると感じます。
- 「どうすれば自分がやりたいことができるかな?」と考えたり,自分の行動を顧みたりしない
- 自分がやりたいことができないと不機嫌になる
- 自分のやりたいことを無理やり押し通す
このような子は伸びません。
教室でこんなことがありました。
日常的にミスが非常に多い小学6年生の生徒さん。いつも宿題のやり直しにかなり時間がかかっていました。
その生徒さんは,自分がしたい質問も毎回たくさん準備してきてくれるのですが,宿題のやり直しに時間がかかりすぎてしまい,授業時間が足りず,授業中に対応できない質問が出てきてしまいました。
そこでその生徒さんはどうしたかと言うと......
何と自分で宿題の見直しを自宅で行い,ミスがない状態で持ってきてくれるようになったのです!
毎回,質問を全てできないのはなぜか?
→宿題のやり直しに時間が掛かりすぎているから
→なぜ宿題のやり直しに時間がかかるのか?
→ミスが多いから
→自宅で見直しをして,ミスを減らせばいいんだ!
とご自身で気づいたようです。
このように問題が生じている原因を自分で分析し,対策を考えられる子は伸びます。
「先生がたくさん宿題を出すのが悪い!」と人のせいにしたり,「宿題のやり直しはやりたくない!」「自分がやりたい勉強だけやる!」と自分のやりたいことを押し通す子は伸びません。
人や環境のせいにしたり,自己流で突っ走ったりするのではなく,「なぜこのような問題が起きているのかな?」「どうすれば解決できるかな?」と落ち着いて考え,自分の行動を変えていくことができれば,現状を良くすることができます。
お子様が原因を分析したり,対策を立てたりできるよう,壁にぶち当たったときは「なぜこのような問題が起きているのかな?」「どうすれば解決できるかな?」とぜひ保護者の方から声掛けしましょう。
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