『やり抜く力』から学ぶ家庭教育~2.あなたのお子様は大丈夫?「やり抜く力がない」状態とは

人生において成功できるかどうかは,「才能」ではなく,「やり抜く力」の有無に左右されると言われています。『やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』(アンジェラ・ダックワース著/ダイヤモンド社)を読み解きながら,「やり抜く力」について考察を深めます。

やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

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「やり抜く力がない」状態とは

「やり抜く力」というのは、ひとつの重要な目標に向かって、長年の努力を続けることだ。〔......〕「人生哲学」と呼ぶべきその目標ほど、興味深く重要なことはほかにないため、生活時間の大半の活動は、その目標達成に向けて行われる。

「やり抜く力」が非常に強い人の場合、中位と下位の目標のほとんどは、何らかの形で最上位の目標と関連している。

例えば,最上位目標「医師になりたい」→中位目標「医学部に入る」→下位目標1「定期テストで~点取る」→下位目標2「次回の小テストで~点取る」というように,日々取り組んでいる下位目標は,最上位目標を達成するための手段になっているはずです。しかし,やり抜く力が弱い場合,各目標がバラバラで関連性が低いです。大まかに次の2パターンに分けることができます。

1.具体的な目標を設定できない

私はこれまで、将来の夢を持っているたくさんの若者に出会った。「医師になりたい」「NBAのバスケットボール選手になりたい」など、大きな夢を持っていて、その夢が実現したらどんなに素晴らしいことが待っているかと、あれこれ思い描いている。

ところが、夢を実現するための中位や下位の目標を具体的に設定することができない。〔......〕最上位の目標がぽつんと浮かんでいるだけで、それを支える中位や下位の目標がまったくないのだ。

「将来,~になりたい」「この大学に入りたい」など,大きな目標はあるけれども,日々の行動がその目標に結びついていない子供たちは,本当に多いです。つい目の前の楽しいことを優先させてしまい,将来のために必要なことに取り組めません。

どのような中位・下位目標を設定すれば良いか分からない,具体的に何に取り組めば目標達成できるか分からないという場合,保護者や先生が介入して,子供と話し合うことで解決するでしょう。「この目標を達成するには,~に取り組めば良いんだよ」「この時点で,ここまでできていれば良いね」「じゃあ1ヶ月はこれに取り組もう」と,子供に具体的な目標・アクションを示してみてください。特にお子様が小学生以下の場合,自力でやるべきことを明確にするのは難しいため,ある程度,周囲の大人が導く必要があるでしょう。

ただ,具体的な目標を子供自身で設定できない,日々の行動が目標に結びついていない場合,大きな目標が「本当にやりたいこと」でない可能性があります。

 2.「最上位の目標」が存在しない

「将来の夢なんてない」「『こんな自分になりたい』『もっとこうなりたい』なんて思わない」という子供,すなわち「最上位の目標」を存在しないパターンも多いです。「将来,医者になりたい」「もっと勉強ができるようになりたい」など口では言っているものの行動が伴わない場合も,本当にそうなりたいと思えていない,実は「最上位の目標」が存在しない可能性があります。「最上位の目標」が存在しなければ,中位・下位目標も存在しないため,日々何となく生活することになります。

「本当にやりたいこと」を見つけることが大切

「最上位の目標」が本当に自分のやりたいことであれば,具体的な目標を設定し,壁に試行錯誤しながら,粘り強く取り組むことができるでしょう。逆に,「最上位の目標」がやりたいことでなければ,日々,目標に結びついた行動を取ることが困難であるため,「やり抜く力」は育たないと言えます。

テラックでは,将来の夢の明確化→長期・中期・短期目標設定→学習計画立案のサポートをしていますが,その際,「お子様が本当にやりたいことかどうか」を重要視しています。保護者様が理想を押し付けたり,周囲の期待に沿うようお子様が遠慮したりして,「やりたいこと」ではない目標を設定しても,長続きしないためです。

親が良いと思ったこと,やってほしいことを無理やり目標にするのではなく,子供の興味があること・好きなことをとことん伸ばすことで,「本当にやりたいこと」,すなわち「究極の目標」を子供自身で見つけてもらうことが大切です。

 

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『やり抜く力』から学ぶ家庭教育~1.人生の成功に必要なのは「才能」ではなく「やり抜く力(グリット)」

本ブログでも,何度か触れている「やり抜く力(グリット)」。人生において成功できるかどうかは,「やり抜く力」の有無に左右されると言われています。『やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』(アンジェラ・ダックワース著/ダイヤモンド社)を読み解きながら,「やり抜く力」について考察を深めます。

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 「才能」と「やり抜く力」は別物

学業やスポーツ,音楽など,様々な分野において,成績評価(才能)とグリッド・スコア(「やり抜く力」の示す数値)との間には,何の相関性も見られないことが明らかになっています。「才能がある」「呑み込みが速い」にも関わらず,「やり抜く力」が低い人たちが存在することを,筆者は指摘しています。

「才能」では成功できない

筆者は教師の経験があり,呑み込みが良く能力は高いけれども,成績が悪い生徒を多く目の当たりにしてきたそうです。逆に呑み込みが悪くても,あきらめずに何度も問題に挑戦した生徒は,成績がぐんと伸びたと言います。

ご自身やお子様の周りを見渡してみてください。幼いときは成績が良くても,学年が上がるにつれて,落ちこぼれてしまう生徒さんが,一人や二人はいるのではないでしょうか。物事のコツを掴むのは速いけれども,コツコツ努力する姿勢が養われず,年齢を重ねてしまったことが原因かもしれません。「才能」はあるのに「やり抜く力」が低いため,成功できないケースは少なくありません。もちろん学業だけでなく,スポーツや音楽,その他専門分野においても,当てはまる話です。

才能を「えこひいき」してはいけない

面白い実験結果があります。「成功するためには,才能と努力のどちらがより重要ですか?」「新しい従業員を雇うとします。知的能力が高いことと,勤勉であることでは,どちらのほうが重要だと思いますか?」と質問すると,アメリカ人の場合,圧倒的多数の人々が「努力」「勤勉であること」と答えました。音楽家たちも,同様の質問に対して,ほぼ例外なく,「生まれながらの才能」よりも「熱心に練習すること」のほうが重要だと回答したそうです。

一方でより間接的な方法によって心理的傾向を調査したところ,正反対の結果が表れました。同じピアノ演奏を,ピアニストの紹介の仕方を変えて聴かせたところ,音楽家たちは「天賦の才」に恵まれたピアニストのほうが,「努力家」のピアニストより,プロの演奏家として成功する確率が高いと評価しました。別の分野でも同様の結果が得られました。同じ事業計画のプレゼンテーションを参加者に聴かせたところ,「努力家タイプ」より「天才タイプ」の起業家のほうが,成功する確率が高いと評価したそうです。

自分が「ラク」だから人を神格化する

私たちはなぜ,才能を「えこひいき」してしまうのでしょうか。

「芸術家の素晴らしい作品を見ても、それがどれほどの努力と鍛錬に裏打ちされているかを見抜ける人はいない。そのほうがむしろ好都合と言っていい。気の遠くなるような努力のたまものだと知ったら、感動が薄れるかもしれないから」

「我々の虚栄心や利己心によって、天才崇拝にはますます拍車がかかる。天才というのは神がかった存在だと思えば、それにくらべて引け目を感じる必要がないからだ。『あの人は超人的だ』というのは、『張り合ってもしかたない』という意味なのだ」

つまり,「才能がある人」と神格化してしまったほうが,自分はやすやすと現状に甘んじていられるため,「努力」「やり抜く力」にスポットライトを当てないのです。

「私はどうでできないから」「うちの子は出来が悪いから」と,現状を「才能のなさ」のせいにしてしまう人が多くいますが,これも同様です。「才能」を言い訳にして,「努力」を放棄しているのです。「やり抜く力」の大切さを知り,自身の現状に向かい合うことのできる人が増えてほしいと思います。

 

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【親子で楽しむ!プログラミング教室@浜松】授業の様子 2016.10.08~11.13

2016年9月より開始した「親子で楽しむ!プログラミング教室」。おかげさまで,少しずつ受講者数も増えてきました。

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毎月ご参加くださるリピーター様も多く,感謝の気持ちでいっぱいです。

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 引き続き,皆さん,個々のペースでステップアップして,粘り強く考える力を高めてほしいと思います。

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【ロボットづくり講座】授業の様子 2016.10.01~11.13

Lego WeDo 2.0を使ったテラックのロボットづくり講座。なかなか活動報告を更新できませんでしたが(体調不良と多忙が重なってしまいました),2016年10~11月もたくさんの生徒さんがご受講くださいました。

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未就学児の生徒さん,初めてロボットづくりに取り組む生徒さんも,楽しんでご受講くださったようで,とても嬉しいです。

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どの生徒さんも,以前は難しかったことが,少しずつできるようになってきて,成長を感じます。引き続き,楽しみながら,想像力と思考力を養ってもらえればと思います。

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自律教育セミナー「子供に学習習慣を付ける方法」@浜松ビオあつみを開催しました

先日2016年11月10日(火),ビオ・あつみ エピスリー浜松さんにて,自律教育セミナー「子供に学習習慣を付ける方法」を開催いたしました。

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皆様が主体的にご参加くださったおかげで,活発な議論の場となりました。「これまで家庭教育のここが良くなかったんだなぁ」「今,子供が中学生だけど,小学生の間にこうしておけば良かった......」「これからは心を入れ替えて,接し方をこう変えていこう!」など,ざっくばらんな意見交換が行われました。

ご参加くださった皆様,ビオ・あつみ エピスリー浜松スタッフの皆様,本当にどうもありがとうございました。

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【2016.11.11 news every. しずおかにて放送】「子供の効果的な褒め方」セミナー内容をご紹介します

2016年11月11日(金)夕方6:15-7:00のnews every. しずおかにて放送の,弊社教育セミナー「子供の効果的な褒め方」の内容を一部ご紹介します。

自律教育セミナー「子供の効果的な褒め方」

1.褒める教育は効果的なのか

「褒める教育」「叱らない子育て」が話題となり,子供を褒めて育てている保護者様が少なくありません。果たして「褒める教育」は本当に効果的なのでしょうか。

何のために褒めるかというと,「子供に自信を付けさせたいから」「前向きに物事に取り組んでほしいから」という意見が聞かれます。しかし,褒められるだけでは,自己肯定感は高まりません。褒め言葉というのは,外部から与えられる刺激であり,自分の内側から湧き出てくるものではありません。そのため,褒められて得た自信というのは一時的で,脆く弱いものです。

それどころか,褒められることが当たり前になると,褒め言葉がないと頑張れない,少し厳しいことを言われると傷ついてしまう,弱い大人になってしまいます。

自己肯定感を高めるには,結局,本人が困難や壁を乗り越える必要があります。努力して,困難や壁を乗り越えた結果,自己肯定感が高まるのであって,褒められることで身に付くものではありません。子供の努力を引き出し,困難や壁を乗り越えられるようサポートするのが,良い褒め方であると言えます。

では,具体的にどのように褒めるのがよいのでしょうか。以下,悪い褒め方・良い褒め方をご紹介します。

2.悪い褒め方

むやみやたらに褒める

何かができないとき,成績が悪いときに,「あなたはやればできるのよ」と言って励ますのは良くありません。失敗を反省する機会を奪い,根拠のない自信を持たせてしまうためです。お子様を「実力の伴わないナルシスト」にしないために,明確な根拠がないときは褒めない,現実や失敗ときちんと向き合わせることが大切です。

簡単なことができたときに褒める

簡単なことができたときに褒めると,子供は「軽く見られているのかな」「嘘っぽいな」と感じてしまいます。また,簡単なことができて褒めても,困難や壁を乗り越える力は高まらないので,あまり効果的でないと言えます。

コントロールするために褒める

親の思い通りに子供を動かしたいから褒める,勉強をしてほしいからおだてるというのも,悪い褒め方です。子供がやりたくないことを,褒めたりおだてたりして,無理やりやらせても,長続きしません。ずっと褒め続けなければならない状況に陥ってしまいます。子供が本当にやりたいことかどうかを重要視する,子供が好きなことをやり抜けるよう,必要に応じて褒めてサポートするのが正しい姿勢です。

能力を褒める

何かができたとき,成績が良かったとき,「才能があるね」「頭が良いね」と褒めるのは悪い褒め方です。能力を褒めると,子供は何かが出来ないとき,「才能がないからだ」「頭が悪いからだ」と原因を能力に求めてしまいます。能力を褒められた子供は,「才能がないと思われたくない」「頭が悪いと思われたくない」と考え,できる課題にしか挑戦しなくなります。チャレンジ精神が失われてしまうので,注意が必要です。

3.良い褒め方

努力を褒める

能力ではなく,努力を褒めるのが,良い褒め方です。お子様が努力をしたことに対して,ぜひ「よく頑張ったね」と褒めましょう。努力を褒められた子供は,何かができなくても,「自分の努力がまだ足りないからだ」と考え,より努力するようになります

具体的に褒める

「前よりここの部分が良くなったよね」「1時間集中して勉強できたね」と,明確な根拠を示し,具体的に褒めましょう。成果がなかなか出なくても,姿勢やプロセスを評価していることを伝えると,子供は「見てくれている人がいるんだ」と安心して,さらに努力することができます

良い褒め方で「やり抜く力(グリット)」を引き出す

人生の成功を左右するのは,学力や才能,IQではなく,「やり抜く力(グリット)」であると言われています。良い褒め方を通じて,子供たちの「やり抜く力(グリット)」を高めていくことができればと思います。

以上,「子供の効果的な褒め方」について簡単にご紹介しました。

実際のセミナーでは,ワークに取り組んだり,チームで意見交換したり,ご自身の家庭教育について振り返る場も設けているため,より深く理解いただけると思います。「頭では分かっているけれども,なかなか実践できない!」という方は,特にセミナーへのご参加がおすすめです。普段は浜松での開催ですが,12月11日(日)には静岡でもセミナーを実施いたします。

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皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 

【参考文献】

ほめると子どもはダメになる (新潮新書)

ほめると子どもはダメになる (新潮新書)

 

 

一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる

一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる

 

 

「学力」の経済学

「学力」の経済学

 

 

【保護者向け教育セミナー】news every. しずおかさんに取材いただきました

2016年11月8日(火),テラックの自律教育セミナー「子供の効果的な褒め方」を,静岡第一テレビ news every. しずおかさんが取材してくださいました。

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とても緊張しましたが,参加者の皆様より,「大変有意義な時間を過ごせました」「新しい気付きがありました」とのお声をいただき,良かったです。積極的に発言し,取材に貢献くださり,大変感謝しております。

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至らない点も多々あったと思いますが,丁寧に取材くださった記者さん,カメラマンさん,本当にどうもありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。

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今回取材いただいた映像は,11月10日(木)6:15~7:00(夕方)news every. しずおかにて放送予定とのことです。お時間が合えば,ぜひご覧ください。

※11月11日(金)に放送日が変更になるそうです。時間帯・番組に変更はありません。よろしくお願いします。

『一流の育て方』から学ぶ!お子様に書く習慣を付ける方法【後編】

『一流の育て方』をもとに,「ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子」を育てる家庭教育について考察します。

一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる

一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる

 

『一流の育て方』では,リーダーシップがありグローバル企業で活躍する東大・京大・早慶生が記述したアンケート結果を基にした,効果的な家庭教育が紹介されています。本書を参考にしながら,今回は「書く習慣の身に付け方」について考えます。

書く習慣を付けるコツ【後編】

前編はこちらよりどうぞ。

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書くことを嫌いにさせない

前編でも述べた通り,一番大切なポイントは,書くことを嫌いにさせないことです。「出来ない」「嫌だ」という感情を持ってしまうと,なかなか先に進めなくなってしまいます。まずはお子様に「書くことって楽しい!」「私は文章をよく書けるんだ!」と思ってもらうことが重要です。具体的には次のような点に気を付けましょう。

間違いを指摘し過ぎない

「ここはもっとこうしたら?」「こういう内容を書けば?」と多くアドバイスする保護者様がいらっしゃいます。一見,丁寧に添削してあげることは良いことのように見えますが,やり直しが多かったり,記述内容を否定されたりすると,子供は書くことが嫌になってしまいます

最初は,指摘箇所を1つか2つ程度にして,お子様が書くことに慣れてきたら,徐々にアドバイスの量・範囲を増やしていきましょう

良かった点は褒める

お子様の書いた日記や感想文などを見て,毎回,簡単にコメントしましょう。見てくれている人がいると,子供は頑張ることができます。保護者様が毎回見て,コメントしてあげると,書く習慣をコツコツ身に付けやすいです。

「この表現は,こういう理由でとても良いね!」「前より詳しく書けていて,すごいね」など,良かった点・改善した部分を具体的に褒めましょう。「そう思ったんだね~」と内容を確認したり,「ここの部分をもっと詳しく知りたいな」と聞いてみたりするだけでも効果的です。ぜひ適切なフィードバックをして,お子様に書く習慣を身に付けてもらいましょう。

以上,お子様に書く習慣を付ける方法についてご紹介しました。少しでも参考になれば幸いです。

☆随時,保護者様セミナーを開催しております。
詳細・ご予約はこちらよりどうぞ

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【デジタルものづくりラボ@遠鉄百貨店】ハロウィンイベントを開催しました

2016年10月29日(土)遠鉄百貨店さんにて,ハロウィンイベント「開けると光ってしゃべる!ハロウィンBoxづくり」を開催しました。

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Sony MESHで仕掛けをつくっていきます。

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「箱を開け閉めする→タグが明るさを感知する→ライトが光る」という仕組みを理解したとたん,お子様たちの表情が生き生きし始めます。

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好きな音を選んで,「箱を開け閉めする→明るさの変化を感知→光る→音が鳴る」という仕掛けをつくっていきます。

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作品づくりが早かったお子様には,他のMESHタグで新しい仕掛けを作ってもらいました。

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 ボタンタグを押すと写真を撮影するなど,他の仕組みも付け加え,親子で楽しんでいただけたようです。

今後もアイデアを形にできる,楽しみながら創造力と思考力を高められる講座やイベントを開催していきたいと思います。

☆レギュラー授業でもSony MESHを使った講座を実施しております

詳細・ご予約はこちら

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【遠鉄スポーツクラブ・エスポさま】学童保育にてプログラミング体験会を行いました

2016年10月23日(日),遠鉄スポーツクラブ・エスポ様の学童保育で,プログラミング講座の体験会を実施しました。

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「PCやタブレットを触ったことがない子供が,楽しんで取り組めた」「子供の集中力に驚いた」など,嬉しい感想をいただきました。

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多くのお子様・保護者様の笑顔があふれる体験会となりました。

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キャラクターや自分の描いた絵が思い通りに動いた時の,お子様のキラキラとした表情や,保護者様の嬉しそうなお顔が見られて,私もとても幸せな気持ちになりました。

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体験会にご参加くださった皆様,ご協力くださったエスポスタッフの皆様,本当にどうもありがとうございました。

レギュラー化については,また改めてご報告できればと思います。