なかなか勉強ができるようにならないのは当たり前!学習の成長曲線について

先日,とあるシンポジウムに参加した際,有名な先生方が成長曲線の話をされていました。本ブログでも過去に記事にしたことがあったかと思いますが,今回改めて成長曲線について書きたいと思います。

英語学習に関して,英語の達人とも言える先生方が,「英語をやってもやってもなかなか伸びなかったんだけど,あるとき急に視界が開けたようにできるようになった」「そういうタイミングが何度もあり,気づいたらここまでできるようになっていた」とお話しされていました。

皆さんは学習の「成長曲線」をご存じでしょうか。最初はなかなか成果が出ないけれども,あるタイミングを境に急に目に見えた成果が表れるというものです。私もそのような経験をしたことが何度もあります。「コツコツ勉強しているのに,なかなかこの範囲ができるようにならないな」「何回やったらできるようになるんだろう......」と失望し始めたころに,「あれ!?急にできるようになった!」というタイミングが訪れます。

様々な生徒さんを指導してきましたが,やはりどの生徒さんも「停滞期を迎える→急にできるようになる→また停滞期を迎える→さらにできるようになる......」というサイクルを繰り返すことで,実力が付いてきているように思います。

だから,成果が目に見えて表れるタイミングが来るまで,継続して取り組み続けることが大切です。「全然できるようにならない」「もう嫌だ」と途中で諦めてしまうと,とてももったいないです。

目に見えた成果がまだ出ていなくても,学んだ知識・考え方は着実にあなたの頭の中に蓄積されています。勉強してもなかなかできるようにならないのは,ある意味当たり前なのです。なかなか勉強ができるようにならず苦しくなったら,ぜひ「成長曲線」の話を思い出してみてくださいね!

 

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【悪影響だからやめよう】子どもにネガティブな声掛けばかりしていませんか?

先日の記事で,「できない」「もう嫌だ」などのネガティブな発言をやめた方が良い理由について書きました。

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子ども自身がネガティブな発言をするのはもちろん良くありませんが,親が子どもにネガティブな声掛けばかりするのも同じ理由で良くありません

「どうせできないよ」「また間違えたの!?」「いい加減にしなさい」と言う

→その言葉が子どもの耳に入る

→「自分はどうせできない」「同じ間違いをする自分はダメだ」「やっぱりダメな子なんだ」という記憶が子どもの脳に植え付けられる

→現実を悪い方向に捉えてしまう

日常的にネガティブな声掛けをされてきた子どもは,マイナス思考に陥り,何をするにもブレーキがかかってしまいます。勉強面でも,少しできないことがあると,「やっぱり自分はダメなんだ!」と必要以上に感情的になってしまうため,なかなか伸びません。このような生徒さんを実際に多く見てきました。

ポジティブな声掛けに変換しよう

「子どもに危機感を持たせたい」と考え,あえてネガティブな声掛けをする保護者の方がいらっしゃいますが,上記のような理由からおすすめしません。

同じことを伝える場合でも,伝え方を変え,「どうすれば良いか」という前向きな対策を話すようにしましょう。

×「どうせできないよ」

→〇「前はこういうところを間違えたから,今回はそこに気を付ければできるんじゃない!?」

×「また間違えたの!?」

→〇「ここは前も間違えていたから,やっぱり間違いやすいみたいだね。次は気を付けようね。どうすれば同じ間違いを繰り返さないかな?」

×「いい加減にしなさい」

→〇「こういう時はどうすれば良かったかな?」

家庭教育の中で常にこのような声掛けをするのは難しいかもしれませんが,思い出したときに気を付けていただき,ネガティブな声掛けの頻度を減らしていきましょう!

 

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ダラダラしているのではなく,実は考えているのかも

「子どもがダラダラしてなかなか勉強が進まない......」「どうすれば良いですか」というご相談をいただくことがあります。

ダラダラしないためには,基本的に①やるべきこと・学習内容,②やる時間を決めておくことが大切です。「今日はこれをやろう!」と大きな目標を立てるより,「今から30分はこれをやろう」「次の30分はこれをやろう」というように,細かく区切って目標を設定するのがおすすめです。

ダラダラしているのではなく,考えている可能性も

ダラダラしているように見えても,実は子どもなりに考えているということもあります。

「あれ?ボーっとしてる?」「鉛筆が動いてないな」というように,私も生徒さんに対して心配になることがありますが,しばらく見守っていると,答えを書いたり,質問してきてくれたりする場合もあります。歩き回ったり,何か物を触ったりしながら考える子もいます。

難易度が高い算数の文章題や国語の記述問題に取り組んでいる際は特に,ダラダラしているように見えたり,遊んでいるように見えたりしても,実はその子なりに考えているということがあるので,子どもの様子をしっかりと見守るようにしましょう。

「ダラダラしてる!」「何で他のことしてるの!」というように決めつけないことが大切です。このように決めつけて叱ってしまうと,子どもは自分で考えてじっくり問題に取り組まなくなったり,いい加減に勉強を済ませたりする(とりあえず早く勉強を終わらせる)ようになります

時間がかかっても自分なりに考えてみるという姿勢は,非常に大切です。学年が上がるにつれ,このような姿勢が問われますので,せっかくの芽を摘みとらないようにしましょう。

一方,単純な計算問題や漢字練習であれば,テキパキとできるはずですので,ダラダラしている場合は子どもに声掛けしてもらって大丈夫です。学習内容や子どもの様子を見ながら,状況に合った接し方をするようにしましょう。

 

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7月に『日本語と英語 くらべてわかる 英文法ドリル 中1・2・3』を出版します

2023年7月に『日本語と英語 くらべてわかる 英文法ドリル 中1・2・3』(多田淑恵 著/ フォーラム・A)を出版します。

(現在、最終校正に追われており、家庭教育の記事を執筆する時間が取れないので、今回は告知で失礼いたします!)

英語を習得するためには、「日本語で言うとどういうことか」を理解することが大切です。そのため、本書は日本語解説を充実させました。新しく学ぶ英文法項目に対して、左ページ:日本語解説、右ページ:英語解説という構成になっています。なぜそのような英文法になるのか、日本語と英語のちがいなどを深く理解することができます。

問題ページでは、似た問題をあえて繰り返し出題しています。基本的な問題に繰り返し取り組むことで、英文法の知識・考え方の定着を図ります

「英語をどのように勉強したら良いかわからない。」

「頑張って英語を学習しているのに、できるようにならない。」

「英文法がとにかく苦手。」

このような方におすすめのドリルです。

出版に際して、イベントやキャンペーンなど行う予定ですので、また告知させてください!

 

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自信と自己肯定感のちがい/子どもの自己肯定感の高め方

前回の記事で,自信はそれほど必要ないのでは?と書きました。

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自信と混同されやすい言葉に「自己肯定感」があります。自信と自己肯定感は何がちがうのでしょうか。

自信と自己肯定感のちがい

自信:自分の能力を信じること

自己肯定感:能力に関係なく自分を信じること

自信がある=自分の能力を信じている状態です。努力して結果を残し,自分の能力を信じていても,自己肯定感が低ければ,もし何かできないことがあったり,スランプに陥ったりしたら,「自分はもうダメかもしれない......」と挫折しやすくなります。

自己肯定感が高い=「どんな自分でもOK」「自分には価値がある」と信じている状態です。何かできないことがあっても,スランプに陥っても,自己肯定感が高ければ,「自分は自分」「自分なら大丈夫」と前向きに捉え,自分のやりたいことをやり続けることができます。

子どもの自己肯定感を高める声掛け・接し方

子どもの自己肯定感を高めるには,「ありのままの自分に価値がある」と子どもに思ってもらうことが大切です。

①子どもの話をよく聞く

「それはおかしくない?」「何でそんなことしたの!?」など,子どもが話している途中で否定せず,最後まで聞くようにしましょう。「お母さん,お父さんは自分の話を聞いてくれるんだ」「何を言っても受け止めてくれるんだ」と子どもは安心します。子どもの話を最後まで聞いた後に,「どうしてそう思ったの?」と質問したり,「こうするのもいいんじゃないかな?」と親の視点を伝えたりしましょう。

②親がジャッジしない

「またできなかったの?」「そんな悪い点数取ってきて」と親が子どもをジャッジしないようにしましょう。毎回,親から点数や結果で評価されると,「勉強ができない自分には価値が無い」「スポーツができない自分には価値が無い」と子どもは考えるようになり,自己肯定感が育ちません。その子なりに頑張っている姿勢が見られれば,「最近,よく頑張っているね」「努力する姿勢が素晴らしいね」と取り組み方や過程を褒めるようにしましょう。

③存在自体を認める

「勉強ができなくても,スポーツができなくても,お母さん,お父さんはあなたのことが大好きだよ」「あなたの存在自体が大切だよ」「生まれてきてくれてありがとう」と子どもに伝えましょう。

つい,子どもの悪い点ばかりが目につき,叱ってばかりいる......という保護者の方もいらっしゃるかもしれませんが,ぜひ①~③を意識してみてくださいね!

 

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自信が無いのは本当に悪いこと?

「子どもに自信を付けさせたいんです」とおっしゃる保護者の方は少なくありません。その気持ちは分からなくもないですが,「自信ってそんなに必要なのかな?」とも思います。

自信が無いことにはメリットもある

私自身,昔からそこまで自分に自信が無く,そのため何でも準備を念入りにしてきました。

例えば学生時代には,テストのかなり前からテスト勉強をしたり,一度学習したことも忘れてしまっている可能性を考慮して,復習の計画を立てたり,いつも万全の対策をして臨みました。そのおかげで成績は常に良かったです。

仕事においても,お客様の状況を想定したり,事前にヒアリングしたりして,講座内容を詳細に練るようにしています。その結果,お客様に満足していただけているのかなと感じることも多いです。

「自信が無い→そのまま放置する→さらに不安になる」という悪循環は良くありませんが,「自信が無い→だから念入りに準備する→満足のいく結果が得られる」というように,行動に繋げれば,成果が出る確率も高まります。だから,自信が無いことは決して悪いことではありません。

能力が高い人ほど自信が無い!?

能力が高い人は自分を過小評価しやすく,能力の低い人は自分を過大評価しやすいというデータがあるそうです(コーネル大学の心理学者ダニング教授とクルーガー教授が提唱した認知バイアスのデータ)。

また,心理学者のトマス・チャモロ=プリミュージック博士は「私たちが思うほど,自信は必要ない」「能力が無いのに自信だけあっても意味がない」「自信の無さこそ高い成果をもたらす動機になる」と述べています。

成績が悪い子ほど妙な自信があり,「もうこの問題はできる!」と言って復習しない,「今回のテスト範囲は自信がある!」と言って勉強しないのはよくあることです(もちろん,「できる!」と言っていた問題は解けず,テスト結果も悪いです……)。

自信を付けようとするよりも,自分の実力を正確に把握したり,自信の無さを原動力にしたりすることを意識しましょう!

 

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「できない」「もう嫌だ」などのネガティブな発言をやめたほうが良い理由

「できない」「もう嫌だ」などのネガティブな発言が癖になっている子がいます(子どもに限らず大人もいると思います)。ネガティブな発言は周囲にはもちろん,自分にも悪い影響を及ぼします。

言葉が記憶や行動に影響を与える

引き寄せの法則が一時ブームとなりましたが,「願いを言葉にすれば現実になる」というのは決してスピリチュアルな話ではありません。言葉は私たちの記憶に影響を与え,結果として行動にも影響を与えることが脳科学や認知科学,心理学の分野で明らかになっています。

「できない」「もう嫌だ」と発言する

→自分で発した言葉を自分で聞く

→「できない」「もう嫌だ」と脳が認識し強く記憶する

→本当に「できない」「もう嫌だ」という現実を引き寄せる

このようにネガティブな発言も,現実になってしまうのです。

意識的にポジティブな発言をしよう

ネガティブな発言をしそうになったら,「~できるようになりたい」「きっとできる!」というように意識的にポジティブな発言に変えるのが効果的です。そうすることで脳は「できるんだ!」と認識し,現状もより良くなっていきます。

授業中にネガティブな発言が多い生徒さんには「ネガティブな発言はやめた方が良いよ」と私からもお伝えしていますが,ネガティブな発言をやめた方が良い理由も併せて,ぜひご自宅でもお子様にお話しいただければと思います。

 

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語彙力を付けるためには,どんな勉強をしたら良い?

先日の勉強のやり方講座で,小学生のお子様をお持ちの保護者様から「語彙力を付けるためには,どんな勉強をしたら良いですか」というご質問をいただきました。

漢字の学習をしっかりと行う

語彙は,漢字の組み合わせででてきいることはほとんどです。しかたがって,漢字一つ一つの意味が分かれば,意味を類推できる言葉が増え,語彙力も高まります。漢字一つに対して,読み方・意味が複数あるものも多いので,きちんと理解しておくことが大切です。

SNSや講座でよく紹介するエピソードなのですが,教室の生徒さんで「雪の宿(やど)」というお菓子を「雪の宿(しゅく)」と読んでいる子がいました。確認したところ,「宿(やど)」という漢字の読み方や意味を知らなかったようです。「宿題の宿(しゅく)」しか知らないから,「雪の宿(しゅく)」と読んでいたとのこと。

「宿(やど)」という言葉の意味を説明すると,お菓子の見た目・ネーミング等について「そういうことだったのか!」と深く理解できたようです。

このように,読み方・意味が複数ある漢字なのに一つしか知らない場合,理解できる言葉が限られてきてしまいます。この生徒さんも語彙力がなく悩んでいましたが,根気強く漢字テストを行い,複数の読み方・意味を理解することで,少しずつ語彙力が高まっていきました。

ご家庭でゲーム感覚でできる語彙力アップのための取り組みについては,以下の記事でご紹介しています。

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アプトプットが大切

分からない言葉に対して辞書を引いたり,四字熟語やことわざの漫画を読んだりするだけでは,語彙力は身に付かないかもしれません。これらの取り組みはもちろん行った方が良いですが,インプットにとどまってしまうからです。

その言葉を正しい文脈の中で使える,自分のものとして使いこなせて初めて,語彙力が付いたと言えるため,アウトプットすることが重要です。

私の教室では以下のような問題集を使用しています。

 

語彙に関する問題に取り組んでもらった後,出てきた語彙を使って自由に作文を書いてもらいます。語彙の使い方が間違えていたり,不自然だったりした場合は指導を行います。そうすることで,「この言葉はこういうときに使うんだ!」「こういう理由でこの使い方は間違いなんだ!」と理解がより深まります。

ご家庭でできそうな取り組みがあれば,ぜひ試してみてください。少しでも参考になれば幸いです。

 

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その塾の宿題,本当に必要?

たくさん勉強したからと言って,それに比例して成績が上がるとは限りません。他の塾の宿題の内容を見ると「これは無駄では?」「この宿題をやる時間があるなら,違う勉強をやったほうがいいのに」と思うことがあります。

・すでにその子ができる問題

・できる問題の類似問題

・やり方が分かっている計算問題

これらが宿題で大量に出されていることが少なくありません。数問なら分かりますが,5~10ぺージ宿題になっていることもあります。

集団指導塾の場合,生徒一人一人に応じて宿題内容を調整することは行っていないので,全てやっていかなければなりません

できる問題を繰り返しやるのは時間の無駄

自分のできない問題に絞る→それをできるようにしていくのが勉強の鉄則です。塾の宿題に追われ,こなすのに精いっぱいで,できない問題をできるようになるまでやり込めていない子が多いのが現実です。これではいつまで経っても成績は伸びません。

何のために塾に通うの?

・とりあえず勉強していないと不安だから

・何を勉強していいか自分で考えられないから

・皆と同じ勉強をしていたら安心だから

・親として子どもがとにかくたくさん勉強していたら安心だから

このような理由で塾に通っていないでしょうか。

「自分が苦手な部分を把握する」「できないものをできるようになるまで反復演習する」というように,自分で考えて勉強できるようにならなければ,結局のところ勉強はできるようになりません

塾の宿題に追われ,それをこなすことで,勉強を頑張ったつもりになっていないか振り返ってみてくださいね。

 

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あなたのお子様,「自律」していますか?

私はお子様の「自律」をゴールに掲げ教育事業を行っていますが,「自律しているってどういう状態ですか」「うちの子が自律しているか分かりません」というご質問をいただくことがあります。

「自律」とは「自分で目標を設定し,それを達成できること」「他人に頼らず,自分を律することができること」と私は簡単に説明することが多いですが(あえて「自立」ではなく「自律」を使っています),都道府県が作成した自立度チェックシートを使って,お子様の自立度を測定することもできます。

【身辺的(生活・精神面)自立はできていますか?】

① 朝、一人で起きることができる。

② 家族に「おはよう」「おやすみ」などの挨拶ができる。

③ 自分の着替えは自分で用意し、脱ぎっぱなしにしない。

④ 食事後、自分の食器は流し台まで運ぶ。

⑤ 簡単な食事なら自分一人で作ることができる。

⑥ 学校や約束の時間に遅れない。

⑤ 自分の部屋の掃除は自分でしている。

⑥ お手伝い(食事の後片付け・ごみ出しや洗濯、ふろ掃除など)をする。

⑦ スマホ等の使用時間を自分でコントロールできる。

⑧ 自分の気持ちをある程度コントロールできる。

【社会的(経済感覚も含む)自立はできていますか?】

① 近所・学校で挨拶ができる。

② 近所の人と(挨拶以外の)ちょっとした会話ならできる。

③ 困った人がいたら声をかけることができる。

④ お小遣いを計画的に使っている。

⑤ わが家の一ヶ月の食費・光熱費などがわかる。

⑥ 公共マナーを守っている。

⑦ 他者(友達、後輩、先輩やお年寄り・乳幼児等)に気配りができる。

⑧ 将来の目標・夢を持っている。

(岐阜県 自立度自己診断シートより一部抜粋https://www.pref.gifu.lg.jp/uploaded/attachment/101357.pdf

 

お子様の自立度はどうでしょうか。

子どもに勉強ばかりさせ,身の回りのことは全て親がやってあげるという家庭の場合,子どもの自立度は低くなりがちです。

東大に合格したのに,自立度が低いために一人暮らしで自己コントロールができなくなり,大学に来られなくなった同級生を何人も知っています。高校まで親が子どもをコントロールしてきて,子どもの自立度が低いのに,大学でいきなり一人暮らしをした場合,一晩中ゲームをしている,朝起きられない,学校に行けない,どの授業を履修するか自分で決められない,先生にも相談できない...という事態に陥ってしまう可能性があります。

子どもに勉強をさせる以上に,自立度を高めることはとても大切です。ぜひ家庭教育で心がけましょう。

 

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