成績別!塾に通っても成績が上がらない理由・塾の選び方・おすすめの学習法など

塾に通っているのに,成績が上がらないと悩んでいませんか。

私自身,通塾無しで東京大学に現役合格しました。大学時代に塾講師・家庭教師のアルバイトをし,現在は教育事業を立ち上げて,数多くの生徒さんを指導しています。

このような経験から,塾に行っても成績が上がらない理由,塾の選び方,効果的な勉強法などについて成績別にお伝えしたいと思います。

成績が悪い子

塾の授業についていけているでしょうか。

集団指導塾だと,理解できないまま,どんどん授業が進んでいってしまったり,宿題もたくさん出たりします。

次のような状況・やり方になっていないでしょうか。

  • 宿題に追われて,それだけになっている。宿題以外の勉強をしない
  • 解いて終わりになっている。丸付け・やり直しをしない
  • 間違えた問題を解き直さない
  • わからないから答えを写して終わりになっている。
  • 宿題に時間がかかりすぎて睡眠時間を削る。→日中眠くなって学習効率が下がる

成績が悪い子,勉強が苦手な子は,コツを掴むまで時間がかかる傾向があります。間違えた問題を自分で解けるようになるまで,5回でも10回でも解き直すことが大事です

しかし,塾の宿題がたくさん出ると,それに追われ,「宿題をやることがゴール」になってしまいます。間違えた問題をやり直したり,反復学習したりする時間が取れません

学習内容が身につかないまま,塾の授業はどんどん先に進んでいってしまいます。結果,塾の授業をたくさん受けているのに,宿題も夜遅くまでやっているのに,成績が上がらないという状態になってしまいます。

成績が悪い子,勉強が苦手な子は,個別指導の方が合っています。一人一人に合わせて教材や授業進度を変えてくれたり,宿題の量や内容を調整してくれたりする塾を選びましょう。間違えた問題を授業で反復学習したり,間違えた問題の類題を宿題に出してくれたりする塾だと,より安心です。

私の教室も,決まったカリキュラムはなく,お子様の学習状況や理解度に合わせてオーダーメイド教育を行っています。解き方のコツを掴めるまで,徹底的に反復学習を行うことで,勉強が苦手な生徒さんも少しずつ成績が上がります。

jyukumado.jp

成績が良い子

成績が良い子,理解のスピードが速い子は,塾の授業にラクラク付いていくことができ,解き方・考え方を一回聞くだけでわかります。授業を受けるだけで勉強したつもりになり,「もうわかった!できる!」と自分で問題を解こうとしません

聞いてわかるのと,実際に解き方・考え方を自分で使いこなせるのとでは,大きな差があります

問題演習が不足していると,テストでいざ問題を解こうとしても,「あれ?どうやって解くんだったっけな?」とわからなくなってしまったり,問題を解き慣れていないので時間がかかり,試験時間が足りなくなったりします。

元から成績が良く,塾に通ってさらに成績を伸ばす子は,違えた問題を解き直したり,塾の宿題以外の学習も行ったり,自分のまだ足りない点を分析・把握し,自主的に学習に取り組んでいます。一方,元から成績が良くても,塾に通うだけで満足し,家庭であまり学習しない子は伸び悩みます

成績が良い子,理解のスピードが速い子はどのような塾に通ってもついていけますが,結局,授業時間外に家庭でどのような勉強をどれくらいやるかが大事です。

オンラインで目標設定→計画立案・実行→改善→振り返りのサポートを行っております。学習内容,勉強のやり方についてアドバイスも行います。

profile.ne.jp

成績が悪い子の場合,塾選びに注意する必要がありますが,結局,成績が良くても悪くても,授業外に家庭で何をどのように,どれくらい学習するかで,成績が上がるかどうかが決まります。ぜひ家庭学習を見直してみてくださいね。

 

★著者プロフィール

profile.ne.jp

 

【関連記事】

blog.terak.jp

blog.terak.jp

 

【関連放送】

stand.fm

stand.fm

コレ当てはまったら伸び悩む!メンタルと考え方の重要性

勉強でも習い事でも趣味でも,メンタルや考え方はとても大切です。メンタルや考え方は,何かを身に付けていく上で土台になる部分です。

たとえて言うと、考え方・メンタルは大きな木の根っこです。根っこが腐っていたら木は成長できません。考え方・メンタルが整っていれば,木はどんどん大きくなり,上に伸びていきます。

今回は,当てはまったら要注意な考え方5つをご紹介したいと思います。

1.他力本願

「先生が教えてくれる」「誰かが何とかしてくれる」「授業に行けば何とかなる」と考えている生徒さんは伸びません。このような他力本願な考え方だと,受け身なので知識やスキルの吸収率が低いです。

「自分で調べてみた / 考えてみたけどわからなかった。だからここを知りたい」「今日は絶対にここをできるようにしたい」「この範囲が苦手だからできるようになりたい」など,自分で目的意識を持って学習や練習に取り組む子は,集中力や吸収率が高いです。他力本願の子とどんどん差がついていきます。

先生・他人ができることは限られています。アドバイスすることはできても,その子の代わりに行動することはできません。

また授業を受けているのは週にせいぜい数時間なので,授業以外の時間の過ごし方が大事です。

他力本願で「誰かが何とかしてくれる」と考え,授業以外の時間を何となく過ごしていたら,いつまで経っても伸びません

「自分で考えて勉強や練習をする→目的意識を持って授業を受ける→先生のアドバイスを聞いて,できなかったことをできるようにする→日々の勉強や練習に生かす」というように自発的に考えて行動していくことが大切です。

2.他責思考

「先生の教え方が悪いからわからない」「弟や妹がうるさいから勉強できない」「家に漫画があるから集中できない」などと,何かができないのを他人や環境のせいにすると,成長が止まってしまいます

「頭が悪いからできない」も他責思考の一種だと思います。一見,自責のように見えるかもしれませんが,「頭が悪い」という才能のせいにしてしまっているからです。他人や環境,才能など,自分でどうにもできない部分に着目して「このせいでできない」と考えてしまうのが他責思考です。

他人や環境,才能を変えるのは難しいです。先生の教え方をわかりやすくしたり、弟を黙らせたり,天才になったりすることはできません。だから,自分ができることに着目して,アクションを起こし,現状を良くしていくことが大事です。

例えば,先生の教え方がわからないのであれば,自分で予習や復習をしたり,個別に先生に質問したりしましょう。弟がうるさい・漫画が家にあってつい読んでしまうのであれば,図書館や自習室にいって勉強することもできるはずです。頭が悪いからできないのであれば,できるようになるまで人よりも多く反復学習しましょう。

「~だからできない」と変えられない部分を嘆くのではなく,自分でできることを見つけて行動し,現状を良くしていきましょう

3.一発逆転を狙う

地道な努力を積み重ねず,「一夜漬けすれば何とかなる」と考えたり、山を張ったり,「先生,テストに何が出るか教えてください!」と聞いてきたり,「こうやったら正解の選択肢を選べるって聞いたから!」と受験テクニックを詰め込んで何とかしようとしたりする子は,行き詰まります

「成果が早く出る勉強法を教えてください!」と言う子がいますが、そういう子に限ってアドバイスを実行しません。自分が行動しなくても,ラクして成果が出る方法を知りたいのでしょう。

一発逆転できる方法,すぐに成果が出る魔法のような方法はありません。そんな魔法のような方法があれば、皆ここまで苦労していないと思います。世間に色々な教材やメソッドがあふれているのも,「これをやれば一発でできるようになる!」という決まった方法が存在しないからです。もし魔法のような簡単な方法があれば,その教材やメソッドしか生き残りません。

一発逆転を狙ってテクニックを詰み,まぐれで良い点数を取れたり,入試に合格したりしても,たいてい1回きりで長く続きません。少し問題が変わるとできなくなってしまったり,入った学校でついていけなかったり,い目で見ればコツコツ地道に努力を積み重ねてきた子が上手く行きます

ビジネスも同じです。一発逆転で何かがヒットしたとしても,その栄光はたいてい長く続きません。長くビジネスを続けていくには,結局地道にコツコツが一番です。

勉強でもビジネスでも地道にコツコツ取り組み,少しずつやり方を改善して成果を出していく,成長していく過程にこそ価値があると思います。

4.悲劇のヒロイン

少しできないことがあると涙を流し,「やっぱり私はダメなんだ」と必要以上に自分を責めて感情的になってしまう子がいます。感情的になると冷静に物事を見られず,落ち着いたらできることもできなくなり,改善策も思いつかなくなってしまいます。

感情が落ち着くまでクールダウンする必要がありますが,ちょっとしたことで毎回感情的になっていると,クールダウンの時間が長く必要になり,先に進むことができません。少しできない問題があったり,模試の結果が悪かったりすると,1週間ほど落ち込んで何もできない子がいますが,その間の時間がもったいないです。他の子はその間も地道に努力をしているので差が開いてしまいます。

できないことを嘆いても何も始まりません。一時的に嫌な気分になるかもしれませんが,引きずられて何日も無駄にしてしまう方が良くないです。起こったことは変えられないので,その現実を受け止めてどうすれば良いかを考え,行動に移していくことが大事です。

性格的に落ち込みやすい子がいるのも事実です。しかしアクションを起こして,現実が変わった!という成功体験を積み重ねれば,少しずつ考え方が変わっていきます。私の教室に通ってくださっている生徒さんも,最初は数週間落ち込んでいたのが,落ち込む期間がだんだん数日,数時間,数十分になり,最終的には「できないならやるしかないね!」と受け流せるようになります。行動を起こして自分が少しずつ変わっていくという体験を積み重ねることが大切です。

5.完璧主義

成長するためには,できないことをできるようにする必要があるので,自分がまだできないこと・少し難しいことにチャレンジしていかなければなりません。しかし完璧主義だと,間違えたりできなかったりするのが嫌なので,自分がまだできないこと・難しいことにチャレンジできません

また,1回で完璧にやろうとすると,失敗したときに大きなダメージを負い、落ち込みやすくなります。

できないこと・難しいことにも積極的にチャレンジし,失敗しても落ち込まない子の方が伸びが早いです。

できないこと・難しいことにチャレンジすること自体に価値があること,「できなくても次にできるようにすれば大丈夫!」と考えられることが非常に大切です。

以上,伸び悩む考え方5つについてご紹介しました。お子様に当てはまるものはあったでしょうか。

保護者の方の声掛け・接し方で,お子様の考え方は変えられます。これまでの考え方を変えるのは少し時間がかかりますが,ぜひ根気強くお声掛けいただければと思います。

伸び悩む考え方5つについて,保護者様ご自身に当てはまるものもあったかもしれません。保護者様の考え方は,お子様に大きな影響を与えるので,ぜひご自身の考え方も振り返っていただけると幸いです

 

家庭教育・学習のコンサルティングを行っております。進路・習い事・塾選びやお子様に合った教材・学習法のアドバイス,学習PDCAサイクルを回すサポートを実施しております。ご興味がある方は,下記リンク「受講相談」(無料)よりお気軽にお問い合わせください。

profile.ne.jp

 

★著者プロフィール

profile.ne.jp

 

【関連記事】

blog.terak.jp

blog.terak.jp

 

【関連放送】

stand.fm

stand.fm



学習効果アップ:工夫して効率よく暗記する方法

暗記ができずに悩んでいる生徒さんをこれまで多く指導してきましたが,コツさえ掴めば誰でも暗記ができるようになります。
 
今回は効果的な暗記のやり方についてご紹介します。

① 自分で自分にクイズを出す

教科書を読んだだけ,資料集を眺めただけで「暗記できない」と悩んでいませんか。ただ見ているだけでは暗記するのは難しいです。

答えを隠して,自分で正解が書ける・言えるかやってみる=自分で自分にクイズを出すことが大切です。

テストで頭の中から知識を引っ張り出して解答する必要があるように,日常の学習でも「思い出す」という行為をすると効果的です。

  • 重要語を赤ペンで書く・教科書や資料集をコピーして緑のマーカーで塗りつぶす→赤シートで隠す
  • 単語帳にまとめる
  • 市販の一問一答集を活用する

このように自分で自分にクイズを出して暗記しましょう。

 

② 範囲・期間を細かく設定する

「1回に5ページ覚える」「1週間で単語100個暗記する」など,量が多くなればなるほど暗記するのが難しいです。覚えられていないのに,どんどん学習を先に進める生徒さんがいますが,何も身に付いていないので成果が出ません。

「15分で半ページ覚える」「1日に単語15個暗記する(午前に7個+午後に8個覚える)」というように,範囲を細かく設定しましょう。

「1週間で単語100個暗記する」というように,期間が長いと後回しにしやすいので,「1日に単語15個暗記する」というように,日々のタスクに落とし込むのがおすすめです。

「15分で半ページ覚える」というように,時間を決めてタイマーで計ると,より集中して取り組みやすくなります。範囲・期間を細かく設定し,着実に暗記していきましょう。

 

③ こまめに復習する

一度暗記しただけだとすぐに忘れてしまいますが,回数を分けて何度も暗記すれば,長期記憶になり,頭の中に残りやすいです。たとえ忘れてしまったとしても,すぐに思い出すことができます。

朝覚えたものをその日の夜に復習する,翌日もう一度確認する,1週間後・テスト前に最終確認する......というように,何回も繰り返し取り組みましょう。長時間机に向かって暗記の時間を取らなくても,通学時間や寝る前の時間,ちょっとした隙間時間に復習するだけでも効果があります

ぜひ試してみてください!

 

家庭教育・学習のコンサルティングを行っております。進路・習い事・塾選びやお子様に合った教材・学習法のアドバイス,学習PDCAサイクルを回すサポートを実施しております。ご興味がある方は,下記リンク「受講相談」(無料)よりお気軽にお問い合わせください。

profile.ne.jp

 

★著者プロフィール

profile.ne.jp

 

【関連記事】

blog.terak.jp

blog.terak.jp

 

【関連放送】

stand.fm

stand.fm

賢い子を育てる親が絶対にしないこと3つ

賢い子を育てる親には共通点があります。ここでは「賢い子=自分で考えて行動し,人生を切り拓ける子」と定義します。

今回は賢い子を育てる親が絶対にしないことについてご紹介します。

 

①子ども扱いすること
「うちの子にはまだ早いから」と子ども扱いして,「こういうことはまだ話さない方が良い」と情報を全て伝えなかったり,「失敗したらかわいそうだから」とチャレンジさせなかったりすると,子どもの成長スピードが遅くなってしまいます

現実的な話もした上で,「あなたはどう考える?」と子どもに意見を聞いたり,少し難しいことも子どもが「やりたい!」と言えばチャレンジさせたりした方が,子どもの視野が広がり,判断力・考える力が身につきます

親が子どもを守ろうとして,子ども扱いをすると,世間知らずのまま大きくなってしまいます

現実的な問題に直面したり,失敗を経験したりするのは,早い方が良いです。「世の中,こういうことがあるんだ」「上手く行かないこともあるんだ」と早い段階で知り,乗り越えることで,その後の人生の大きな糧となります。

 

②言動不一致を見過ごすこと

子どもが約束を破ったり,自分がやりたいと言って始めたことを投げ出したりしたとき,何も言わずに見過ごしていないでしょうか。

約束を守れていないときは声を掛けたり,自分が好きで始めたことに対して真剣に取り組んでいないときは叱ったりすることで,自制心・やり抜く力・責任感が身につきます。「自分でした約束はきちんと守ろう」「自分がやりたいと決めたことは,真剣に打ち込もう」などと声掛けしましょう。

もし約束を守れない・真剣に打ち込めない理由がある場合は,「じゃあそれを踏まえてどうすればいいかな?」というように,今後の対策を親子で考えましょう。このような取り組みを通して,問題解決力が養われます

 

③放任

「子ども自身で何でも解決してほしいから」と子どもに何でも任せて,見守りやケアをしない保護者の方がいますが,本当にサポートが必要な場面で親が介入することはとても大切です。

壁にぶち当たったとき,子ども自身で乗り越え方がわからない場合もあります。そのようなときに,「自分で考えて何とかしなさい」と突き放すと,問題が解決せず,どんどん膨れ上がってしまいます

問題の乗り越え方がわからないと,子どもは同じ失敗を何回も繰り返し,成長していくことができません。サポートしてくれない親に対しても不信感が募り,思春期に家庭内で大きな問題が起こることも少なくありません。

子どもの様子を見守り,同じ失敗を繰り返している,元気がない場合は,ケアしたり,いつも以上にコミュニケーションを取ったりすることが大切です。

 

家庭教育・学習のコンサルティングを行っております。進路・習い事・塾選びやお子様に合った教材・学習法のアドバイス,学習PDCAサイクルを回すサポートを実施しております。ご興味がある方は,下記リンク「受講相談」(無料)よりお気軽にお問い合わせください。

profile.ne.jp

 

★著者プロフィール

profile.ne.jp

 

【関連記事】

blog.terak.jp

blog.terak.jp

 

【関連放送】

stand.fm

stand.fm

勉強を通して目標達成力を高めよう~学習PDCAサイクル

社会に出てから,受験勉強の知識はほとんど使いません。だから,塾に通い詰めて詰め込み式学習で知識を暗記したり,受験テクニックを叩きこんだりしても,将来的に役に立たないでしょう。

このような教育・学習法によって,むしろ子どもの考える力が失われる可能性もあります。高学歴でもニートになってしまう,仕事ができない人がいるのは,このような教育が一因だと思います。

note.com

「勉強するのが悪い・無駄だ」というわけではなく,勉強のやり方が大事です。子ども自身で目標を設定する→計画を立てる→実行する→試行錯誤・改善して目標を達成することに価値があります。

PDCA(Plan→Do→Check→Act)サイクルを回せるようになると,目標達成力が高まります。目標達成力は,勉強に限らずどのような分野でも,社会に出てからも,大いに役立ちます

弊社では勉強を通して,子どもの目標達成力を養うコンサルティングを実施しています。

profile.ne.jp

  • 学習目標の話し合い
  • 目標を達成するためにやるべきことの洗い出し
  • 教材・学習法に関するアドバイス
  • 学習計画の立案
  • 学習計画の実行サポート
  • 成果確認・振り返り・次に向けた話し合い

このようなことを,お子様,保護者様と私の二人三脚(三人四脚!?)で行っていきます。

弊社教育コンサルティングをご受講くださっている中学3年生の生徒さんから,うれしいお声をいただきました。「中学校生活の思い出」という作文テーマで,ご自身の勉強面での変化を書いてくださいました。

中学校生活で印象に残っているのは、計画的なテスト勉強で点数が上がったことだ。
私はめんどうなことは後回しにしてしまう性格だ。テスト前のワーク等の提出物は提出期限のギリギリで焦って出すことが多かった。

私は自分を変えるために、計画を立ててみることにした。計画を立てた通りに毎日実行すると、テスト勉強はスムーズに進み、テストの点数は上がった。また、計画を立てる上で、自分がどの程度できるのかを知る必要があったため、実力を把握することにもつながった

私は計画を立てることは目的の達成や、自分を成長させることにおいて有効な手段であると考える。高校に入学してからも、計画を用いることによって目的を達成し、自分自身を高めていきたい。

ご受講開始から半年が経過しましたが,ご自身で学習PDCAサイクルを回せるようになり,成績も飛躍的に伸びました。学年10以内に入り,ご自身が本当に行きたいと思い描いていた高いレベルの志望校も受験できそうです。受験勉強を通して養った目標達成力を生かして,今後もご自身で立てた目標をどんどん達成していかれることと思います。


「学習習慣をつけたい」「変わりたい」「勉強ができるようになりたい」と本気で思っている方は,ぜひ下記「受講相談(無料)」よりお問い合わせくださいませ。

profile.ne.jp

 

★著者プロフィール

profile.ne.jp

 

【関連記事】

blog.terak.jp

blog.terak.jp

 

【関連放送】

stand.fm

stand.fm

小学生のとき全く勉強しなかった私が中学生以降勉強するようになった理由

私は小学生のとき,全然勉強しませんでしたが,中学生以降はきちんと計画を立てて勉強するようになりました。そうすることで成績が飛躍的に上がり,東大を目指すまでになりました。
 
なぜ急に勉強するようになったんですか」と保護者の方に聞かれることが多いので,共有したいと思います。

勉強をサボったことに対する後悔が大きかった

私は自分の意志で中学受験を目指しましたが,中学受験に向けた勉強を全くしませんでした。
 
合格するためには,きちんと勉強しなければいけないことは,小学生なりにわかってはいました。しかし,遊びたい盛りで,自分の部屋でも勉強せずに漫画を描いたり,手芸をしたりして,とことん勉強をサボりました。
 
周りの子は中学受験に向けて頑張っているのに,私は全く勉強しなかったので,成績は下がる一方でした。とうとう小6秋の模試で合格判定F判定を叩き出し,「このままでは本当にまずい!」と気づきました
 
算数・国語のみが受験教科の場合は,小6秋からでも必死に頑張れば間に合うかもしれませんが,私が志望する同志社国際中学校は,算数・国語・理科・社会の4教科が必要でした。やるべき内容が多すぎて,全ての範囲を一通り学習するのは到底不可能でした。「もう間に合わない!」「もっと早く勉強しておけばよかった」と私は心底後悔しました。

全範囲を網羅できなくてもできる限り勉強して挽回しよう,勉強した範囲は必ずできるようにしよう,入試当日に1点でも多く得点できるようにしようという心意気で,小6秋からは無我夢中で頑張りました。


秋~冬に学習した内容が,奇跡的に入試本番で多く出題され,何とか滑り込みで合格できましたが,「もっと早く勉強しておけば,こんな大変な思いはせずに済んだなぁ」「中学校入学後は,きちんと計画を立ててコツコツ勉強しよう」と自分自身に誓いました。これが私が計画的に勉強するようになったきっかけです。

とことんサボらせてみるのも悪くない

子どもの勉強に対するやる気が起きないとき,「勉強しないと手遅れになるよ」ということは伝えつつも,あえて見守るのも手かもしれません。私のように,「勉強しないと後でこんな大変な目に遭うんだ!」と辛い思いをして初めて,実感を伴って理解できる子は少なくないと感じます。
 
嫌がる子どもに無理やり勉強をさせても,その状態がズルズル続いてしまいますので,あえて失敗を経験させ,そこから子どもに学ばせるのも効果的です。
 
そして失敗はなるべく早いうちに経験してもらいましょう。私は中学受験=小学生という早い段階で大きな後悔を経験したので,中学生以降,学びを生かすことができましたが,失敗するタイミングが遅いと,挽回が難しくなります
 
大学受験で失敗するより,高校受験で失敗したほうが良く,高校受験で失敗するより,中学校の定期テストで失敗したほうが良いです。もちろん中学生で失敗するより小学生で失敗したほうが,学びを生かせるタイミングが早くなります。
子どもに失敗を経験させるのは悪いことではありません。ぜひ失敗から学び,その後の人生に生かしてもらいましょう

家庭教育・学習のコンサルティングを実施しております。

学習法のアドバイス,お子様にあった教材のご提案をしたり,話し合って学習計画を立てたり,毎日計画通りに学習が進められているか講師がチェックしたり,二人三脚で教育や学習を改善していきます。

ご興味がある方は,受講相談(無料)よりお気軽にご相談ください。

profile.ne.jp

 

★著者プロフィール

profile.ne.jp

 

【関連記事】

blog.terak.jp

blog.terak.jp

 

【関連放送】

stand.fm

stand.fm

家庭で一番やってはいけないことは,子どもを勉強嫌いにさせること

家庭で一番やってはいけないことは,子どもを勉強嫌いにさせることだと思います。

学習習慣をつけるために,その子のレベルに合った難易度・量の勉強に取り組ませるのは良いですが,

  • 焦って先取り学習をさせる
  • 子どものレベルに合っていない難問に取り組ませる
  • できない問題があると叱る
  • 理解が遅いと親が感情的になる

というのは考えものです。

子どもによって成長のタイミングやスピードが異なります。特に小学校低学年だと個人差が非常に大きいです。上記のような家庭教育を行っても,どうにかなるものではありません。コツコツ学習を続ければ,伸びるタイミングが必ず来ます。

親が焦って子どもに合わない学習を無理にやらせた結果,子どもが勉強嫌いになってしまった......というご家庭をこれまで多く見てきました。

家庭で勉強に対してネガティブなイメージを植え付けられた子は,学習の吸収率が落ち,成果がなかなか出ません。なぜなら,次のような状態になってしまうからです。

  • 間違えると「叱られる!」「どうせ自分はダメなんだ!」と感情的になってしまい,冷静に解説を聞けない
  • 委縮した状態で学習しているため,吸収率が悪い:リラックスして自発的に考えたほうが,知識や考え方が身につきやすいです。
  • 間違えるのが怖いため,自分が100%できる簡単な問題にしか取り組めない:応用問題にチャレンジできないため成長できません
  • 周りの目を気にして,手でノートを隠したり,何度も消しゴムで消したり,コソコソしながら問題を解く:問題を解くのに時間がかかりすぎてしまいます。

「勉強は楽しくない」「勉強をやりたくない」というように,ネガティブな考え方が勉強面だけにとどまればまだ良いですが,「自分は頭が悪いんだ」「だから勉強しても無駄だ」「また叱られる!」と自己否定に陥り,それが性格の一部となってしまう子が多いと感じています。

学習習慣を子どもにつけることはとても大切ですが,子どものレベルに合った難易度・量からスタートしましょう。1日あたり計算問題5問,学習時間10分でも構わないので,子どもが無理なく取り組める学習内容から始め,徐々にステップアップしていくのがポイントです。

半年,1年と継続していくうちに,取り組める問題のレベルが上がり,量も増えていきます。このような過程で,子どもも自信をつけていきます

保護者の方から「前より難しい問題もできるようになってきたね!」「前は10分しか集中できなかったけど,30分勉強できるようになったね!」などと良くなった点をほめていただけると,さらに子どもやる気を引き出すことができるでしょう。

 
家庭教育・学習のコンサルティングを実施しております。

学習法のアドバイス,お子様にあった教材のご提案をしたり,話し合って学習計画を立てたり,毎日計画通りに学習が進められているか講師がチェックしたり,二人三脚で教育や学習を改善していきます。

ご興味がある方は,受講相談(無料)よりお気軽にご相談ください。

profile.ne.jp

 

★著者プロフィール

profile.ne.jp

 

【関連記事】

blog.terak.jp

blog.terak.jp

 

【関連放送】

stand.fm

stand.fm

英語ができるようになるために国語で特に勉強しておくと良いこと

英語と国語の力は密接に関連しています。英語ができるようになるためには,国語力が大切です。その理由はこちら↓

stand.fm

blog.terak.jp

英語ができるようになるために,具体的にはどのような国語の勉強をすればよいのでしょうか。

読解や作文ももちろん大事ですが,品詞の勉強がおすすめです。

英語を学ぶ際,「英文の中に動詞は一つ」「SVOC=主語+動詞+目的語+補語」
「補語には、形容詞と名詞が当てはまる」など,文法的な説明が多く出てきます

バイリンガルではない私たちは,英語をシャワーのように浴びるのではなく,このように文法的に学ぶ必要があります。

日本語でも品詞や文法が理解できていなければ、英語でも行き詰まってしまいます

市販の小学生の国語ドリルで基本的なものでも,主語・述語・修飾語、品詞などのページがあるはずですので,繰り返し取り組んで理解を深めておきましょう。

国語の文法をしっかり理解してから,英語の学習を行うと,習得の度合いやスピードが変わりますよ!

 
家庭教育・学習のコンサルティングを実施しております。

学習法のアドバイス,お子様にあった教材のご提案をしたり,話し合って学習計画を立てたり,毎日計画通りに学習が進められているか講師がチェックしたり,二人三脚で教育や学習を改善していきます。

ご興味がある方は,受講相談(無料)よりお気軽にご相談ください。

profile.ne.jp

 

★著者プロフィール

profile.ne.jp

 

【関連記事】

blog.terak.jp

blog.terak.jp

 

【関連放送】

stand.fm

stand.fm

勉強のやり方,工夫していますか?

勉強ができるようになるためには,成果が出ているか確認して,やり方を工夫することが大事です。やみくもに惰性で同じ勉強法を続けていないでしょうか。
 
先日,こんなことがありました。
 
勉強が苦手な中学2年生の生徒さん。授業中に暗記の時間を取れば,英単語をきちんと覚えられるのですが,暗記を宿題にして授業で小テストを行うと,毎回不合格になってしまいます。何回再テストをしても,一向に点数が上がりません。

 
「家でどうやって暗記してる?」「もしかして一気にまとめて覚えようとしていないよね?」「小テストの点数が伸びていないし,一日で暗記するのは難しいんじゃないかな?」とお声掛けすると,「一日でまとめて覚えようとしていた!」とのこと。
 
一日あたり1~2単語を覚える形にするのはどう?」「分けて暗記すると覚えやすいんじゃないかな?」という私からの提案に,目から鱗が落ちたようでした。
 
小テストで何回も不合格になり,点数が伸びていないということは,今の学習法が上手く行っていないということです。自分で問題・目的意識を持ち,「なぜ点数が伸びないんだろう?」「学習法をどう変えればいいかな?」と試行錯誤したり,工夫したりできる子は伸びます
 
上手く行かないときに,「なぜ上手く行かないんだろう?」「どうすれば上手く行くかな?」と考えて問題を解決する力は,社会に出てからも役立ちます。ぜひ勉強を通して,このような問題解決力を養いましょう。
 
家庭教育・学習のコンサルティングを実施しております。

学習法のアドバイス,お子様にあった教材のご提案をしたり,話し合って学習計画を立てたり,毎日計画通りに学習が進められているか講師がチェックしたり,二人三脚で教育や学習を改善していきます。

ご興味がある方は,受講相談(無料)よりお気軽にご相談ください。

profile.ne.jp

 

★著者プロフィール

profile.ne.jp

 

【関連記事】

blog.terak.jp

blog.terak.jp

 

 

【関連放送】

stand.fm

stand.fm

数学の問題の解き方が思いつかない!効果的な数学の勉強法とは?

中学生の生徒さんから,「数学の問題の解き方が思いつかないんです。どうすればいいでしょうか。」と質問を受けることがあります。
 
私はいつも「問題のバリエーションをたくさんこなすことが大事だよ。」「間違えた問題は,一人で解けるようになるまで何度でも解き直そう。」とお答えしますが,その理由をご説明します。

守破離という考え方

武道に「守破離」という考え方があります。
 
型を忠実に守る段階
:型から少し外れたり,組み合わせたりしてアレンジする段階
:型から完全に外れて自由に創作する段階
 
勉強もこれと同じで,まずは解き方の型を身につけることが大事です。「こういうときは,こう考えるといいんだな」「この問題は,こう解けばいいんだ」と解き方の型が身につけば,次第に型を組み合わせたり,少しアレンジしたりすることによって,応用問題も解けるようになります。このような段階を経て,未知の問題に対しても,解き方の糸口を見つけられるようになっていきます。
 
「数学の解き方が思いつかないんです。どうすればいいでしょうか。」と質問する子の大半は,「守:型を忠実に守る段階」で停滞しています。問題のバリエーションをたくさんこなし,間違えた問題は自力で解けるようになるまで何度も解き直すことで,「守→破→離」へとステップアップすることができますよ。
 
家庭教育・学習のコンサルティングを実施しております。

学習法のアドバイス,お子様にあった教材のご提案をしたり,話し合って学習計画を立てたり,毎日計画通りに学習が進められているか講師がチェックしたり,二人三脚で教育や学習を改善していきます。

ご興味がある方は,受講相談(無料)よりお気軽にご相談ください。

profile.ne.jp

 

★著者プロフィール

profile.ne.jp

 

【関連記事】

blog.terak.jp

blog.terak.jp

 

 

【関連放送】

stand.fm

stand.fm