<部活と勉強の両立ができない!>部活を辞める?進路への影響を考えよう

部活の勉強の両立について、お子様や保護者の方からご相談いただくことがあります。部活と勉強の両立に悩んだとき、どのように考えれば良いかについてお伝えします。

優先順位を考える

部活をどうしてもやりたいのか、絶対に辞めたくないのかを考えてみましょう。「部活を辞めてもいいかな」と感じる場合は、そこまで部活の優先度が高くないと言えます。

部活への優先度が高い場合も、次の内容に目を通してみてください。

将来どうなりたいかを考える

部活動に打ち込むことで、進学や将来の夢に繋がるでしょうか。例えば、スポーツ推薦での受験を目指す、スポーツ選手になりたいという子は、部活動優先で良いと思います。

しかし、部活動が進学や就職に直接結びつかない場合、他の子と同じように勉強にもきちんと取り組む必要がありま

部活動はあくまで自分の趣味、自由時間だととらえ、勉強時間はしっかりと確保することが大切です。

部活動に打ち込み、体力や気力を消耗してしまい、勉強に力が入らない……ということは避けたいところです。

「部活で疲れたからダラダラしたい」「部活を頑張っているから勉強が疎かになっても仕方がない」という考え方は改めた方が良いでしょう。

時間配分を考える

1日は24時間しかありません。睡眠時間や学校の授業時間を除くと、自由になる時間はせいぜい数時間です。

その数時間をどう使うのか、何にどれくらい使うのか、時間配分で未来が変わります

部活動に費やすのか、勉強に費やすのか、ダラダラして過ごすのか……日々の時間の使い方で1年後、2年後、3年後は大きく変わってきます。

取捨選択が大事

人によって、体力やキャパシティは大きく異なります

部活動にも勉強にも、存分に打ち込める子もいるでしょう。しかし、部活動でヘトヘトになってしまい、頑張ろうと思っても、勉強が疎かになってしまう子がいるのも事実です。

私は気力も体力も人より無いので、高校時代は帰宅部で、勉強のみに絞って自身の力を注いでいました。

部活動をすると勉強に注げるエネルギーが減る→そうすれば東大に現役で合格できなくなる→後悔することが目に見えていたからです。

部活動に打ち込み、青春を謳歌するのも良いでしょう。しかし、その分勉強が疎かになれば、志望校を下げたり、浪人したりする可能性も高まります

「志望校を下げてもいい」「浪人してもいい」と考える人もいれば、「自分が志望する学校にどうしても行きたい」「浪人は苦しいから嫌だ」「浪人する時間とお金があれば、留学でもしたい!若い時の1年は貴重!」と考える人もいます。

たとえ高校時代に青春を謳歌できず、勉強漬けだったとしても、大学入学後(たった1年後!)にエンジョイできます

私も大学生時代、キャンパスライフを存分に楽しみました。高校時代は常に受験のことが頭の片隅にありましたが、大学時代には受験の悩みから解き放たれて、心の底から自由になれました。

決まった正解はありませんので、様々なことを天秤にかけて、悔いのない選択をしてもらえればと思います。

 

家庭学習・教育のコンサルティングを実施しております。お子様に合った教材や学習法のご提案,進路設計・志望校・習い事選び,声掛け・接し方等,家庭教育に関するアドバイスを行います。目標設定→計画立案・実行→改善→振り返りという学習PDCAサイクルをお子様自身で回せるよう,学習サポ―トも行っております。

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やりがちなNG勉強法4つ

教育業界に携わり、15年以上になりますが、効果的ではないやり方で勉強に取り組んでいる子をたくさん見てきました。

今回は、やりがちなNG勉強法を4つご紹介します。当てはまっていないか、ぜひチェックしてみてください。

①問題を解かない

教科書を読んだり、解説動画を見たり、授業を聞いたりするだけで、わかったつもりになっていないでしょうか。

見たり聞いたりして理解できるのと、知識・考え方を自分の物として吸収し、問題に応用できることは全くの別物です。

「わかった」と思っても、いざ自分で問題を解こうとすると、「あれ?どうやって解くんだっけ?」とわからなくなってしまうことは多々あります。

テストでは、アウトプットできて初めて点数がもらえます。だから、普段からインプットだけでなく、問題を解くというアウトプットをすることが大事です。

問題を解けなかったら、「この部分の理解が曖昧だったんだ」「こう考えればいいんだ」というように、きちんとやり直すことで、理解がさらに深まります

②先の範囲にとにかく進む

あまり理解できていないのに、どんどん先のページに進むと、同じ間違いを繰り返してしまいます。結果、やり直しが多くなり、やる気が低下したり、学習効率が落ちたりします。

1ページ(場合によっては半ページ)ごとに丸付け・やり直しをする→覚えきれていない場合はきちんと暗記して同じページを解き直す、間違えた問題を答えを見ずにもう一度解く→全問正解になったら次のページに進むというやり方が効果的です。

理解が曖昧なまま、とにかく先の範囲に進み、何も身につかないまま終わってしまう、数か月後にはすっかり忘れてしまい頭の中に何も残っていない......という生徒さんを多く見てきました。せっかく勉強しているのに、これでは時間がもったいないです。

時間がかかってもいいので、1ページずつしっかりと理解して、次のページに進みましょう

③新しい問題集に次々に手を付ける

「この問題集が良いと聞いたから」「これもやった方がいいかな」と問題集をどんどん購入し、最後までやり切らなかったり、やっていないページがあったり、丸付け・やり直しをきちんとしなかったりする子がいます。問題集の種類を増やしてどれもいい加減に取り組むよりも、1冊の問題集を繰り返し学習したほうがはるかに効果的です。

間違えた問題を完全に自力で解けるようになるまで、何度でも反復学習しましょう

「この問題集は全部自力で解ける!」と言えるくらいまで、1冊の問題集をやり込むと、かなり実力がつきます。

④ノートを綺麗に作る

時間をかけてノートを綺麗に作っていませんか。ノートを綺麗に作って満足していませんか。

時間をかけて綺麗に作ったノートを暗記に使用する(重要語を赤ペンで書いて赤シートで消えるようにする)等であれば、確かに効果的かもしれませんが、時間に対する学習効果を常に意識する必要があります。

ノートを綺麗に作ることに時間を割くと、その分、問題演習する時間が減ります。①でお伝えした通り、問題を解くことは、学習において非常に重要です。問題演習が疎かになるくらいなら、ノート作りの時間を削った方が良いでしょう。

ノートまとめをしなくても、暗記する方法は他にもあります。

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模試、定期テスト、過去問等で間違えた問題・解き方をノートにまとめるのは、入試直前に自身の苦手な問題のみ見直せるため、とても効果的です。

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ノートは、基本的に考えを自由に発散する場所なので、綺麗に書くことにこだわりすぎなくて良いと思います。ノートを綺麗に作ることに気を取られ、時間が掛かりすぎて、他の学習ができない......という事態にならないよう気をつけましょう

ぜひ普段の学習で意識してみてください。

 

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国語が苦手な小学生におすすめの教材6選

国語は全ての教科の土台となるため、非常に重要です。

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国語力は一朝一夕に身につかないため、国語が苦手な子はぜひ早いうちから学習に取り組みましょう。

今回は、国語は苦手な小学生(学校のカラーテストで80点以上取れないことが多い子)におすすめの教材をご紹介します。

①くもんの小学生ドリル 算数 文章題

国語が苦手な子は、算数の文章題も苦手な傾向にあります。文章題では、問題文を読み解き、情報を整理して、正しい式を組み立てる必要があります。
国語の文章問題では、記述問題のようにアウトプットが難しいことがありますが、算数の文章題の場合、数字で式を組み立てるため、学習負担が少なく、問題文を正確に読み解くトレーニングができます数字で答えが出るため、正解・不正解がわかりやすく、そのような点からも学習しやすいと思います。

 

②くもんの小学生ドリル 国語 学力チェックテスト

漢字、文法、文章問題など、全範囲をざっと復習することができるため、国語の中でも特にどの分野が苦手なのかを知ることができます。

現在の学年のドリルだと、まだ習っていない内容も出てくるので、1学年前のドリルから取り組むのがおすすめです。取りこぼしが意外と見つかると思います。苦手な範囲が特定できたら、その単元のドリルに取り組みましょう。

③くもんの小学生ドリル 漢字
④くもんの小学生ドリル  言葉と文のきまり

国語が苦手な子は、漢字が苦手だったり、文のきまりが理解できていなかったりすることが多いです。

漢字がわからないと、言葉の意味を類推することができません。文のきまりが理解できていないため、一文一文を正確に読み解けなかったり、文章の流れがつかめなかったりする子も多いです。

漢字の学習をすれば、語彙力も身につきます。一つ一つの言葉→文→まとまりのある文章を正確に解釈できるようになれば、国語力も必然的に上がります

漢字学習については、ちびむすドリル、すぺたんドリルもおすすめです。

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無料でダウンロード・印刷できるため、反復学習ができます。漢字は一度ではなかなか身につかず、反復学習が必要な場合が多いです。できるようになるまで、繰り返し学習に取り組むことが大切ですので、ぜひ活用してみてください。

① 、③、④については、同単元のものが学研 毎日のドリルにもあるので、そちらもおすすめです。くもんドリルに取り組んだ後、復習として同単元の学研ドリルに取り組むのも効果的です。

⑤ くもんの読解力を高めるロジカル国語

①~④の学習に取り組んだ後、あるいは同時進行で、文章を読む練習をしたい場合におすすめです。

文章自体はそこまで難しくなく、取り組みやすいです。問題に対して、なぜその答えになるかという理由が書かれているので、国語の問題の解き方が身につきます

国語については、何となく答えを選んでしまう子も多いですが、なぜその答えになるか、明確な根拠が必ず本文中にあります。「解き方の型」を身につけるのに効果的な問題集です。

⑥ 語彙力アップ1300

語彙とその意味が掲載されている問題集ですが、語彙を使って、自分で文章を作成する練習を行うと非常に効果的です。第1ステップは、語彙を見て意味がわかることですが、自然な文脈の中で、自分で語彙を使えることが次のステップです。これができるようになれば、文章作成力が大幅に上がり、記述問題や作文にも対応できるようになります。
語彙を使った文章作成トレーニングを行うと、かなり実力がつきますが、①~⑤と比べると難易度がかなり高いので、①~⑤の学習を行った後に取り組むのがおすすめです。

↓中学入試レベルもありますが、基礎レベルで十分だと思います。


一気に全てに取り組むのは難しいと思いますので、できそうなものから始めてみてください。コツコツ取り組むうちに、必ず実力がついてきます。教室の生徒さんたちも、半年、1年と学習を続けるうちに、だんだんと国語力が高まってきています。無理なく継続できる範囲で取り組みましょう!

 

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親が子どもを客観視することの難しさ

教育事業を長年続けていて感じることは,保護者様がお子様を客観的に見ることは難しいのではないかということです。

保護者様から聞くお子様の様子と,私がお子様を直接指導させていただき見えてきた実態が,大きく異なる......という経験を多くしてきました。

事前に保護者様から「家でこれくらいはラクラクできます」「一人で8割くらい解けます」と聞いていたのに,実際にお子様を指導してみると1割も解けなかったりすることがあるのです。

「良くなった点に関しては,お子様を褒めてくださいね」とお伝えしても,悪いところばかり目について叱ってしまう保護者様もいらっしゃいます。以前よりお子様が明らかに成長していても,「でも○○ができないんです」「もっとこうなればいいのに......」とまだ達成できていない点ばかりに着目して,焦ったりイライラしてしまう保護者様は少なくありません。

子どもの状況を客観的に正しく把握できなければ,最適な家庭教育を行うことは難しいです。子どもに合わない学習法を続けてしまったり,子どもなりに努力しているのに認められなかったり,成長の芽を摘んでしまいます

私は第三者的な立場から,お子様の状況や変化を把握し,保護者様にお伝えしています。そうすると,保護者様も「そう言われてみれば,確かにそうかもしれない......」と冷静にお子様の様子を見ることができるようです。

親子関係の中では,無意識に親の期待を子どもにかけてしまったり,感情的になってしまったり,難しい部分もあると思います。単発の教育相談も承っておりますので,ご興味がある方はぜひ下記リンクをご覧ください。

 

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勉強のやる気がない子ども......どうやってやる気を引き出すか

「勉強のやる気がない子ども。どうやってやる気を出せば良いですか」というご質問をいただいたので,お答えしたいと思います。

①子ども自身で目標を持つ

大前提として,子ども自身で目標を持つことが大事です。

「将来,こんな仕事をしたい」「この学校に入りたい」「そのためには勉強しないと!」と子ども自身で心底思えれば,「勉強する」というアクションに繋がります

親が口頭で「こんな仕事があるよ」「こんな学校があるよ」と伝えるだけでなく,子ども自身で体験するのがポイントです。

例えば,実際に学校見学に行き,子ども自身で「すごくおもしろそう!」「絶対この学校に入りたい!」と心底思えたら,勉強するようになります。

私は,子ども向け職業体験プログラムに携わっていますが,職業体験を通して大きく変わった子を知っています。職業体験で実際にオフィスを訪問し,社員の方と交流し,仕事を体験してみることで,「こんなおもしろい仕事内容があるんだ」「この企業で働きたい!」「そのためには勉強しないと!」と心底思ったようで,スイッチが入り,その後は勉強に熱心に取り組むようになりました

保護者の方が大卒と高卒の生涯年収の話をすると「じゃあ大学に行った方がいいなぁ」と納得して勉強するようになった子もいます。

スイッチが入るポイントは子どもによって違います。「やる気スイッチ」を見つけるのは時間がかかりますが,子どもに色々と体験してもらったり,声掛けしたり,目標を持てるように働きかけましょう。

②勉強の楽しさを体験してもらう

子ども自身で目標を持てるように働きかけつつ,勉強の楽しさを味わってもらうと,やる気を引き出すことができます。目標がすぐに見つからなくても,「勉強って楽しいかも!」と思えれば,自然と机に向かうようになります。

教室に来てくださる生徒さんには,勉強嫌いでやる気がない子もいますが,「できた!」「わかる!」という体験を積み重ねることで,少しずつ自分から勉強するようになります

その子が少し頑張ればできるレベルにまで,まずは教材の難易度を落として,「前よりできるようになった!」「わかるようになってきた!」という成功体験を積み重ねてもらうことが大切です。

難しすぎる教材に取り組むと,成功体験を味わいにくく,やる気が損なわれてしまうので注意しましょう。

③毎日コツコツ積み上げる

子ども自身で目標を持ち,勉強の楽しさに気づいたとしても,やる気が出ない日はあるものです。

私自身,学生時代を振り返ると,勉強が好きで自ら取り組んでいたわけではありませんでした。「なりたい自分になるために勉強する」「乗り気がしなくても,やるべきことだからやる」「後悔したくないから勉強する」という思いで取り組んでいました。

勉強が好きで,どんなときもワクワクして勉強に取り組めるという子は,本当にごく一部の秀才だと思います。

気分で勉強したりしなかったりすると,やはり目標に到達することは難しくなってしまいます。気分で勉強するかどうかを決めたり,好きな教科ばかりに取り組んだり,感情に左右される子は,不合格になったり浪人したりする確率が非常に高いです。

時間を決めて「~時になったらやる!」というように,勉強を習慣にしてしまうのが一番です。乗り気がしなくても,時間になったら5分でも良いので勉強しましょう。子どもの年齢が小さいうちは,保護者の方がお声掛けいただくのも効果的です。

5分取り組んでみたら,「もうちょっとできそうかも!」と意外とやる気が出てくるものです。やる気は待っていても出ないので,「5分でも良いので勉強する」というアクションを起こすようにしましょう

「~時になったら勉強しよう」「ここが苦手だからやっておこう」「今日はこの勉強をした方がいいな」と決めることは,自分自身との約束です。自分自身の約束を毎日守れたら,学力がつくのはもちろん,自信もつきます

余談ですが,「自信がないんです」という相談を受けることも多いです。自信が持てない子は,このような自分自身との約束を守れていないことがほとんどです。

勉強だけでなく,スポーツでも音楽でも,どのような分野でも同じことが言えると思います。やる気を引き出す取り組み(①・②)は必要ですが,やる気ばかりに頼っていても目標に近づくことはできませんやるべきことを積み上げる,地道な努力を継続することが何より大切です。

 

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勉強が苦手な子ほど中学受験を考えて!

お子様が勉強が苦手だと,「うちの子は中学受験なんて関係ない」と思われる保護者の方が多いようです。しかし,お子様が勉強嫌いであるほど,中学受験を検討していただきたいと思います。なぜかと言うと......

高校受験は大変!

高校受験は,中学受験より試験科目が多いです。公立高校の場合は,英語,国語,数学,理科,社会の5教科が試験科目になる場合がほとんどです。

勉強が苦手な子にとって,5教科の学習を器用にこなすことはかなり大変です。私立高校の場合,英語,国語,数学の3教科で受験できるところもあります。しかし地域によっては,私立高校を受験する際も内申点が必要になるため,5教科+副教科(保健体育,美術,音楽)の中学校での成績が影響します。

ちなみに,勉強が苦手な子は,英語も苦手なことが多いです。特に暗記が苦手な子,国語が苦手な子は,英語が苦手になりやすいです。

中学受験の場合,国語,算数のみで受けられる学校が多くあります。高校受験という土俵で,英語,国語,数学(+理科,社会,副教科)で戦うよりも,国語,算数のみで合格できる中学受験の方が負担が少ないでしょう。

勉強に追われずに中学校生活を送れる

高校受験をする場合,中学校ではかなり勉強に追われることになります。内申点に関わるため,毎回の定期テストで良い成績を目指していかなければなりません。

一方,中学受験をし,エスカレーター式で高校に上がれる場合,定期テスト等はあるものの,毎回の成績に対してそこまでシビアにならなくて済みます

学校によっては大学までエスカレーター式で上がれるため,そうなるとかなり精神的・時間的な余裕が生まれます。私は同志社国際中学校に通っていましたが,同志社大学までエスカレーター式で上がれる環境だったため,周りの子たちはゆったりと青春時代を謳歌してました。音楽やスポーツ,部活動,趣味にもエネルギーを注ぎ,皆,生き生きと楽しい学生生活を送っていました。(私は同志社を出て,高校で進学校に入ったので,環境や雰囲気の違いに衝撃を受けました。)

教科数が多くても器用にこなせる子,勉強に追われても心が折れない子は高校受験でも戦えますが,勉強が苦手な子,国語・算数のみで受験したい子,中学校生活を勉強に追われずに送りたい子は,ぜひ中学受験を検討してみましょう。

 

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子どもに難しすぎる教材に取り組ませることの弊害

「周りの子がやっているから」「親が取り組ませたいから」という理由で,子どもにとって難しすぎる教材に取り組ませる親は少なくありません。

「その子にとって難しすぎる」とはどの程度かというと,自力で取り組んだときに正答率が3割を切るくらいです。私はいつも,子ども一人で取り組んだときに6~7割程度正解できる教材をおすすめしていますが,それには理由があります。

難しすぎる教材に取り組ませることの弊害

①成長スピードが遅くなる

教材が難しすぎると,理解できる範囲が狭いため,成長スピードが遅くなります。説明を受けたり解説を見たりしても理解するのに時間がかかったり,内容を忘れてしまったりします。

教材のレベルを下げて簡単なものから取り組んだ方が,無理なく理解できるので,成長のスピードが速まります

②勉強嫌いになる

勉強しても不正解ばかりだと,勉強するのが嫌になってしまいます。その子にとって難しすぎる教材だと,頑張ってもなかなかできるようにならず,成果が見えづらいので,「こんなに頑張っているのにできるようにならないんだ......」と無力感を抱きやすくなります。

このような毎日が続くと,勉強面だけでなく,生活面全般や,子どもの性格・考え方にも悪影響があるので,注意が必要です。

③わからないのが当たり前になる

教材が難しすぎると「わかった!」「できた!」という体験をすることができません。わかったのか・わからないのか曖昧なまま学習が進みます。

「わかった!」「できた!」という体験を積み重ねれば,理解が曖昧なときに「これはまだ完全に理解できていないな」「もう少し復習したほうがいいな」という感覚が芽生えますが,普段からわかったのか・わからないのか混沌とした状態で学習を進めていると,「勉強ってこういうものだ」と考え,疑問を持つことすらしません

「この問題のここがわからないんです」などと自発的に質問できなかったり,「わかった?」と聞かれても「わかりました」と答えてしまったり(本人は本当にわかったと思い込んでしまっています),効果的に学習を進めることが難しくなります

「お子様にとって難しすぎる教材に取り組ませていませんか」「お子様が一人で解いて6~7割くらい正解していますか」と質問すると,「はい」と答える保護者様が多いですが,実際にお子様を指導させていただくと,自力で1~2割しか解けないという事例もこれまでたくさん見てきました。

難しすぎる教材に取り組ませることは,お子様にとって悪影響しかありません。お子様の学習状況を客観的に把握し,まずはお子様のレベルに合った教材から学習をスタートするようにしましょう。

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成績別!塾に通っても成績が上がらない理由・塾の選び方・おすすめの学習法など

塾に通っているのに,成績が上がらないと悩んでいませんか。

私自身,通塾無しで東京大学に現役合格しました。大学時代に塾講師・家庭教師のアルバイトをし,現在は教育事業を立ち上げて,数多くの生徒さんを指導しています。

このような経験から,塾に行っても成績が上がらない理由,塾の選び方,効果的な勉強法などについて成績別にお伝えしたいと思います。

成績が悪い子

塾の授業についていけているでしょうか。

集団指導塾だと,理解できないまま,どんどん授業が進んでいってしまったり,宿題もたくさん出たりします。

次のような状況・やり方になっていないでしょうか。

  • 宿題に追われて,それだけになっている。宿題以外の勉強をしない
  • 解いて終わりになっている。丸付け・やり直しをしない
  • 間違えた問題を解き直さない
  • わからないから答えを写して終わりになっている。
  • 宿題に時間がかかりすぎて睡眠時間を削る。→日中眠くなって学習効率が下がる

成績が悪い子,勉強が苦手な子は,コツを掴むまで時間がかかる傾向があります。間違えた問題を自分で解けるようになるまで,5回でも10回でも解き直すことが大事です

しかし,塾の宿題がたくさん出ると,それに追われ,「宿題をやることがゴール」になってしまいます。間違えた問題をやり直したり,反復学習したりする時間が取れません

学習内容が身につかないまま,塾の授業はどんどん先に進んでいってしまいます。結果,塾の授業をたくさん受けているのに,宿題も夜遅くまでやっているのに,成績が上がらないという状態になってしまいます。

成績が悪い子,勉強が苦手な子は,個別指導の方が合っています。一人一人に合わせて教材や授業進度を変えてくれたり,宿題の量や内容を調整してくれたりする塾を選びましょう。間違えた問題を授業で反復学習したり,間違えた問題の類題を宿題に出してくれたりする塾だと,より安心です。

私の教室も,決まったカリキュラムはなく,お子様の学習状況や理解度に合わせてオーダーメイド教育を行っています。解き方のコツを掴めるまで,徹底的に反復学習を行うことで,勉強が苦手な生徒さんも少しずつ成績が上がります。

jyukumado.jp

成績が良い子

成績が良い子,理解のスピードが速い子は,塾の授業にラクラク付いていくことができ,解き方・考え方を一回聞くだけでわかります。授業を受けるだけで勉強したつもりになり,「もうわかった!できる!」と自分で問題を解こうとしません

聞いてわかるのと,実際に解き方・考え方を自分で使いこなせるのとでは,大きな差があります

問題演習が不足していると,テストでいざ問題を解こうとしても,「あれ?どうやって解くんだったっけな?」とわからなくなってしまったり,問題を解き慣れていないので時間がかかり,試験時間が足りなくなったりします。

元から成績が良く,塾に通ってさらに成績を伸ばす子は,違えた問題を解き直したり,塾の宿題以外の学習も行ったり,自分のまだ足りない点を分析・把握し,自主的に学習に取り組んでいます。一方,元から成績が良くても,塾に通うだけで満足し,家庭であまり学習しない子は伸び悩みます

成績が良い子,理解のスピードが速い子はどのような塾に通ってもついていけますが,結局,授業時間外に家庭でどのような勉強をどれくらいやるかが大事です。

オンラインで目標設定→計画立案・実行→改善→振り返りのサポートを行っております。学習内容,勉強のやり方についてアドバイスも行います。

profile.ne.jp

成績が悪い子の場合,塾選びに注意する必要がありますが,結局,成績が良くても悪くても,授業外に家庭で何をどのように,どれくらい学習するかで,成績が上がるかどうかが決まります。ぜひ家庭学習を見直してみてくださいね。

 

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コレ当てはまったら伸び悩む!メンタルと考え方の重要性

勉強でも習い事でも趣味でも,メンタルや考え方はとても大切です。メンタルや考え方は,何かを身に付けていく上で土台になる部分です。

たとえて言うと、考え方・メンタルは大きな木の根っこです。根っこが腐っていたら木は成長できません。考え方・メンタルが整っていれば,木はどんどん大きくなり,上に伸びていきます。

今回は,当てはまったら要注意な考え方5つをご紹介したいと思います。

1.他力本願

「先生が教えてくれる」「誰かが何とかしてくれる」「授業に行けば何とかなる」と考えている生徒さんは伸びません。このような他力本願な考え方だと,受け身なので知識やスキルの吸収率が低いです。

「自分で調べてみた / 考えてみたけどわからなかった。だからここを知りたい」「今日は絶対にここをできるようにしたい」「この範囲が苦手だからできるようになりたい」など,自分で目的意識を持って学習や練習に取り組む子は,集中力や吸収率が高いです。他力本願の子とどんどん差がついていきます。

先生・他人ができることは限られています。アドバイスすることはできても,その子の代わりに行動することはできません。

また授業を受けているのは週にせいぜい数時間なので,授業以外の時間の過ごし方が大事です。

他力本願で「誰かが何とかしてくれる」と考え,授業以外の時間を何となく過ごしていたら,いつまで経っても伸びません

「自分で考えて勉強や練習をする→目的意識を持って授業を受ける→先生のアドバイスを聞いて,できなかったことをできるようにする→日々の勉強や練習に生かす」というように自発的に考えて行動していくことが大切です。

2.他責思考

「先生の教え方が悪いからわからない」「弟や妹がうるさいから勉強できない」「家に漫画があるから集中できない」などと,何かができないのを他人や環境のせいにすると,成長が止まってしまいます

「頭が悪いからできない」も他責思考の一種だと思います。一見,自責のように見えるかもしれませんが,「頭が悪い」という才能のせいにしてしまっているからです。他人や環境,才能など,自分でどうにもできない部分に着目して「このせいでできない」と考えてしまうのが他責思考です。

他人や環境,才能を変えるのは難しいです。先生の教え方をわかりやすくしたり、弟を黙らせたり,天才になったりすることはできません。だから,自分ができることに着目して,アクションを起こし,現状を良くしていくことが大事です。

例えば,先生の教え方がわからないのであれば,自分で予習や復習をしたり,個別に先生に質問したりしましょう。弟がうるさい・漫画が家にあってつい読んでしまうのであれば,図書館や自習室にいって勉強することもできるはずです。頭が悪いからできないのであれば,できるようになるまで人よりも多く反復学習しましょう。

「~だからできない」と変えられない部分を嘆くのではなく,自分でできることを見つけて行動し,現状を良くしていきましょう

3.一発逆転を狙う

地道な努力を積み重ねず,「一夜漬けすれば何とかなる」と考えたり、山を張ったり,「先生,テストに何が出るか教えてください!」と聞いてきたり,「こうやったら正解の選択肢を選べるって聞いたから!」と受験テクニックを詰め込んで何とかしようとしたりする子は,行き詰まります

「成果が早く出る勉強法を教えてください!」と言う子がいますが、そういう子に限ってアドバイスを実行しません。自分が行動しなくても,ラクして成果が出る方法を知りたいのでしょう。

一発逆転できる方法,すぐに成果が出る魔法のような方法はありません。そんな魔法のような方法があれば、皆ここまで苦労していないと思います。世間に色々な教材やメソッドがあふれているのも,「これをやれば一発でできるようになる!」という決まった方法が存在しないからです。もし魔法のような簡単な方法があれば,その教材やメソッドしか生き残りません。

一発逆転を狙ってテクニックを詰み,まぐれで良い点数を取れたり,入試に合格したりしても,たいてい1回きりで長く続きません。少し問題が変わるとできなくなってしまったり,入った学校でついていけなかったり,い目で見ればコツコツ地道に努力を積み重ねてきた子が上手く行きます

ビジネスも同じです。一発逆転で何かがヒットしたとしても,その栄光はたいてい長く続きません。長くビジネスを続けていくには,結局地道にコツコツが一番です。

勉強でもビジネスでも地道にコツコツ取り組み,少しずつやり方を改善して成果を出していく,成長していく過程にこそ価値があると思います。

4.悲劇のヒロイン

少しできないことがあると涙を流し,「やっぱり私はダメなんだ」と必要以上に自分を責めて感情的になってしまう子がいます。感情的になると冷静に物事を見られず,落ち着いたらできることもできなくなり,改善策も思いつかなくなってしまいます。

感情が落ち着くまでクールダウンする必要がありますが,ちょっとしたことで毎回感情的になっていると,クールダウンの時間が長く必要になり,先に進むことができません。少しできない問題があったり,模試の結果が悪かったりすると,1週間ほど落ち込んで何もできない子がいますが,その間の時間がもったいないです。他の子はその間も地道に努力をしているので差が開いてしまいます。

できないことを嘆いても何も始まりません。一時的に嫌な気分になるかもしれませんが,引きずられて何日も無駄にしてしまう方が良くないです。起こったことは変えられないので,その現実を受け止めてどうすれば良いかを考え,行動に移していくことが大事です。

性格的に落ち込みやすい子がいるのも事実です。しかしアクションを起こして,現実が変わった!という成功体験を積み重ねれば,少しずつ考え方が変わっていきます。私の教室に通ってくださっている生徒さんも,最初は数週間落ち込んでいたのが,落ち込む期間がだんだん数日,数時間,数十分になり,最終的には「できないならやるしかないね!」と受け流せるようになります。行動を起こして自分が少しずつ変わっていくという体験を積み重ねることが大切です。

5.完璧主義

成長するためには,できないことをできるようにする必要があるので,自分がまだできないこと・少し難しいことにチャレンジしていかなければなりません。しかし完璧主義だと,間違えたりできなかったりするのが嫌なので,自分がまだできないこと・難しいことにチャレンジできません

また,1回で完璧にやろうとすると,失敗したときに大きなダメージを負い、落ち込みやすくなります。

できないこと・難しいことにも積極的にチャレンジし,失敗しても落ち込まない子の方が伸びが早いです。

できないこと・難しいことにチャレンジすること自体に価値があること,「できなくても次にできるようにすれば大丈夫!」と考えられることが非常に大切です。

以上,伸び悩む考え方5つについてご紹介しました。お子様に当てはまるものはあったでしょうか。

保護者の方の声掛け・接し方で,お子様の考え方は変えられます。これまでの考え方を変えるのは少し時間がかかりますが,ぜひ根気強くお声掛けいただければと思います。

伸び悩む考え方5つについて,保護者様ご自身に当てはまるものもあったかもしれません。保護者様の考え方は,お子様に大きな影響を与えるので,ぜひご自身の考え方も振り返っていただけると幸いです

 

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