大学受験に失敗する子の特徴

年長から高校生・浪人生まで幅広い生徒さんを指導してきて、「この子は大学受験に失敗するだろうな」と感じる特徴があります。

それは、「計画を立ててコツコツ勉強できない」ということです。

大学受験に失敗する子は、受験を甘く見ています

共通テストは1か月前から、二次試験は共通テストが終わってから過去問を解けば間に合うだろう......というように、定期テスト感覚でとらえています。

「やった問題が出ればいいなぁ」という当て物的な感覚で、全ての範囲・問題を学習しません地道にコツコツやれる学習は全てやる、どのような問題が出ても解けるように対策しよう!という意識が非常に弱いです。

地頭が良く、中学受験・高校受験をこのような考え方で乗り越えられてしまった子ほど、そのままの意識で大学受験に臨んでしまい失敗します。

大学受験は科目数が多く、内容も深いので、ある程度以上の大学を目指すのであれば、年単位で学習計画を立てて、コツコツ取り組むことが大切です。

遅くても高校3年生の夏ごろから、共通テストや二次試験の過去問にチャレンジできるよう、高校2年生までにそれまで習ってきた内容をきちんと復習し、土台を整えておきましょう

共通テスト後や二次試験後に、「こんな結果では志望校に合格できない...」「もっと勉強しておけば良かった...」と後悔しないよう、長期的な視野で計画的に勉強しましょう。

小中学生も、今は計画を立てなくてもテストで良い点数を取れるかもしれませんが、大学受験では計画的に学習できるかが問われます。ぜひ今のうちから、目標から逆算して学習計画を立てる→日々きちんと計画を実行するという習慣をつけておきましょう

 

家庭学習・教育のコンサルティングを実施しております。お子様に合った教材や学習法のご提案,進路設計・志望校・習い事選び,声掛け・接し方等,家庭教育に関するアドバイスを行います。目標設定→計画立案・実行→改善→振り返りという学習PDCAサイクルをお子様自身で回せるよう,学習サポ―トも行っております。

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成績向上のカギは「学び取る意識」にあり

成績がなかなか上がらない子と、良い成績をキープしている子では、勉強に対する姿勢や考え方が全く違います。その違いの一つに、「一問から多くのことを学び取ろうとする意識」があります。

成績が上がらない子は、一問から学び取る内容が薄い

成績がなかなか上がらない子は、次のような姿勢が見られます。
  • 「あ、間違いだった!」と一瞬で終わらせる
  • 「あ~もうやりたくない!」とすぐ嫌になり、間違いを分析しようとしない
  • 問題を解く中で疑問に感じたことを調べない
  • 「この選択肢はどうなのかな?」というような曖昧な部分をそのままにする
  • 解答・解説をチェックしない
  • 国語・英語の問題文を全文読まず、問題で聞かれている部分のみ読む
  • わからない語彙や英単語などをそのまま放置する。

成績が良い子は、一問から最大限のことを学び取る

反対に、良い成績をキープしている子は、一問から多くのことを学び取ろうとする姿勢が強いです。
  • なぜ・どこを間違えたのかを分析する。
  • 曖昧な部分は、解答・解説をチェックしたり、自分で調べたり、先生に質問したりする。
  • 解説に書かれている関連知識にもきちんと目を通す
  • 間違いやすいポイントや、自分が理解できていなかった部分をノートに書き留めておく
  • 正解以外の選択肢にも目を通し、曖昧な部分があれば調べる。
  • 国語・英語の問題文は、問題で聞かれている部分以外も全て読み、本文全体を深く理解する
  • わからない語彙、英単語は全て調べる。そしてその日のうちに暗記する。

一つ一つ丁寧に取り組み、理解が曖昧な部分をクリアにしていく子と、曖昧なままどんどん先に進んでいく・「解いて終わり!」だと考えている子では、成長スピードが大きく異なります

丁寧に取り組むと、学習時間が掛かるので、進みが遅くなるような気がしますが、一問から20%しか学べない子と、100%のことを吸収する子では、学習が進むにつれて大きな差がつきます

一問から20%しか学べない子は10問解いても0.2×10=2しか身につかないのに対し、100%のことを吸収する子は1×10=10を身につけます。問題数、日数が積み重なるほど、この差は大きくなっていきます

高校生や浪人生でも、一問から20%しか学ばないような学習法で取り組んでいる子がいますが(当然伸び悩んでいます)、これまでの学習時間がもったいないです。

せっかくの学習時間が無駄になってしまうので、一問からどれだけ多くのことを学び取るかを意識して、日々の学習に丁寧に取り組んでいただければと思います。

 

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間違いをすぐに消す子か伸びない理由!

様々な生徒さんを指導してきて、伸びない子には共通点があると感じています。
 
丸付けをしていて、間違いを発見したときに、すぐに消して鉛筆で答えを書き直す子は伸びません。次のようなことを分析する前に、途中式や答えを消してしまうからです。
 
①自分がどこを・なぜ間違えたのか
②どのようなポイントを理解できていなかったのか
③どう考えれば正しい答えを導き出せるのか
④次から同じ間違いをしないためにはどうすればいか
 
丸付けをしていて、間違いを発見したときは、自分の書いた途中式や答えは消さずに、どこをなぜ間違えたのか、じっくりと確認することが大です。正しい答えは赤ペンで書きましょう。

①~④が把握できたら、今後に生かすことができるので、同じ間違いを繰り返さなくなります。そうすれば、成績は自然と上がります。①~④を分析して、自分なりにポイントをメモできると、さらに効果的です。

ぜひ家庭学習で意識してみてください!

 

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土日は「遊ぶ日」という考え方、今すぐやめて!土日にどれくらい勉強してる?

「土日だ、わ~い!遊ぶぞ!」と全然勉強しない子もいれば、「やった!時間が取れる!平日にできなかった勉強をしよう」と考え、ここぞとばかりに勉強する子もいます。
 
土日は休むものだと考え、「なんで勉強しないといけないの!?」と考える子は伸びません
 
小学校2年生くらいまでは、土日に勉強しなくても良いかもしれませんが、中学受験をするのであれば小学校3年生くらいから、中学受験をしない場合も4年生くらいから土日に学習する習慣をつけたほうが良いです。

 
徐々に学習習慣をつけていかないと、中学生以降、土日に勉強することが難しくなります。「なんで土日に勉強しないといけないの!?」という認識を変えるところからスタートしないといけません。また、頭で理解でき、土日に勉強しようとしても、これまで土日に学習する習慣がなければ、体がついていかないことも多々あります。
 
中学校以降は定期テストが始まります。定期テストで点数を取るためには、学習時間を確保することが大事になってきますが、平日は遅くまで学校の授業があり、部活動も忙しいため、平日に勉強時間を十分に取れないことがほとんどです。となると、平日に勉強できない分、土日に勉強できるかが鍵になってきます。学年が上がるにつれ、土日に勉強する習慣があるかどうかで、成績の差が開いていきます
 
小学校中学年くらいから、少しずつ土日に勉強する習慣をつけておけば安心です。学年が上がるにつれ、学習時間を伸ばしていけば、中学校、高校に上がってもスムーズに勉強に取り組めますよ。

 

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ミスが多い・解くのが遅い子におすすめの勉強法

「テストでミスが多い」「解くのが遅くテスト時間がいつも足りない」とお悩みの方へ、おすすめの学習法をご紹介します。

普段から時間を計って問題を解こう

「この大問は10分で解きたいな」などと自分で目標時間を決めて、普段から時間を計って問題を解くようにしましょう。

もし時間が余ったら、やり直しまで行うようにしてください。

時間が足りなければ、時間を決めて延長し、再度タイマーで計りましょう。最初は時間内に解けないかもしれませんが、トレーニングを継続するうちに、だんだんと速く正解に解けるようになってきます。

普段の学習から「この問題なら~分で解きたいな」と自分自身で決めたり、「ミスはないかな?」と見直したりすることは、とても大切です。テストでも一問あたりの時間を意識できるようになり、自分のミスしやすいポイントを把握して気をつけられるようになります。

日頃から意識していないことをテストで意識するのはかなり難しいです。

普段の学習で、速く正確に問題を解く練習をしておけば、テストでも実力を発揮することができますよ。

 

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【大学受験攻略法】高校生になったら「選択と集中」を意識しよう

中学生までは、苦手な教科にもなるべく取り組んだり、「捨てる」ことをあまり意識しない方が良いと思います。苦手なものを切り捨ててしまうと、子どもの可能性を狭めてしまうからです。

中学生くらいまでであれば、お子様の能力も柔軟なので、苦手なものに関してもまだまだ伸ばしていくことができます。

もちろん、小学生、できれば小学校低・中学年の方が伸ばしやすいのは言うまでもありません。テラックでは、なるべく小さい年齢からご受講いただくことを推奨しています。

高校生にもなると、得意・不得意はおおよそ固定されてしまい、お子様の能力を大きく伸ばすのは難しくなります。また3年後に大学受験が差し迫っているので、タイムリミットから逆算して戦略を立てる必要があります。

高校に上がると、理科→物理、化学、生物、社会→地理、世界史、日本史に分かれるなど、科目が細分化され、それだけでテスト勉強の負担は相当なものになります。その上、部活動をされている場合は、勉強時間の確保が難しく、テストの成績が全体的に悪くなりがちです。

高校生になったら、「選択と集中」を意識することをおすすめします。

例えば、私立大学の文系であれば、大学受験で理科や数学が不要なところが多くあります。高校1年生から、英語と国語、社会に絞って集中的に学習すれば、受験でかなり有利です。私立大学の文系を目指すのに、「物理の成績が悪いから何とかしたい」「数学を頑張りたい」などと時間を割くのは、あまり効果的ではありません。

私立大学の理系を目指すのであれば、理科、数学、英語の学習に力を入れましょう。国語、社会は大学受験で使用しないことが多いので、優先度を下げても大丈夫です。

ただし、国公立大学を目指すのであれば、理系であっても文系教科、文系であっても理系教科が必要です。ご参考までに東京大学を受験する場合に必要な教科・科目を記載します。

東京大学 文科

  • 国語
  • 地理、日本史、世界史、倫理、政経から2科目
  • 数学
  • 物理、化学、生物、地学から2つの範囲を選択
  • 英語
  • 情報

東京大学 理科

  • 国語
  • 地理、日本史、世界史、倫理、政経から1科目
  • 数学
  • 物理、化学、生物、地学から2科目
  • 英語
  • 情報

配点・比重は異なるものの、文系であっても数学、理科、理系であっても国語、社会が必須です。とはいえ、理科や社会も4つの中から2つ選ぶという形で、全科目に取り組む必要はありません

まずは高校1・2年生で全科目を習い、その後に自分がどの科目を選択するか決めることになると思います。私が通っていた高校では、高1で物理、化学、生物の授業・テストがありましたが、私は物理が苦手で、また文系に進むつもりだったので、「おそらく物理は大学受験で使わないだろう」と予想して、化学と生物の学習に力を入れていました

どの大学・学部を目指すか、必要な受験科目は何かというゴールから逆算し、自分の得意・不得意、どの教科を受験で使うかを考えながら、「選択と集中」を意識して必要な科目に時間とエネルギーを注ぎましょう

 

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<部活と勉強の両立ができない!>部活を辞める?進路への影響を考えよう

部活の勉強の両立について、お子様や保護者の方からご相談いただくことがあります。部活と勉強の両立に悩んだとき、どのように考えれば良いかについてお伝えします。

優先順位を考える

部活をどうしてもやりたいのか、絶対に辞めたくないのかを考えてみましょう。「部活を辞めてもいいかな」と感じる場合は、そこまで部活の優先度が高くないと言えます。

部活への優先度が高い場合も、次の内容に目を通してみてください。

将来どうなりたいかを考える

部活動に打ち込むことで、進学や将来の夢に繋がるでしょうか。例えば、スポーツ推薦での受験を目指す、スポーツ選手になりたいという子は、部活動優先で良いと思います。

しかし、部活動が進学や就職に直接結びつかない場合、他の子と同じように勉強にもきちんと取り組む必要がありま

部活動はあくまで自分の趣味、自由時間だととらえ、勉強時間はしっかりと確保することが大切です。

部活動に打ち込み、体力や気力を消耗してしまい、勉強に力が入らない……ということは避けたいところです。

「部活で疲れたからダラダラしたい」「部活を頑張っているから勉強が疎かになっても仕方がない」という考え方は改めた方が良いでしょう。

時間配分を考える

1日は24時間しかありません。睡眠時間や学校の授業時間を除くと、自由になる時間はせいぜい数時間です。

その数時間をどう使うのか、何にどれくらい使うのか、時間配分で未来が変わります

部活動に費やすのか、勉強に費やすのか、ダラダラして過ごすのか……日々の時間の使い方で1年後、2年後、3年後は大きく変わってきます。

取捨選択が大事

人によって、体力やキャパシティは大きく異なります

部活動にも勉強にも、存分に打ち込める子もいるでしょう。しかし、部活動でヘトヘトになってしまい、頑張ろうと思っても、勉強が疎かになってしまう子がいるのも事実です。

私は気力も体力も人より無いので、高校時代は帰宅部で、勉強のみに絞って自身の力を注いでいました。

部活動をすると勉強に注げるエネルギーが減る→そうすれば東大に現役で合格できなくなる→後悔することが目に見えていたからです。

部活動に打ち込み、青春を謳歌するのも良いでしょう。しかし、その分勉強が疎かになれば、志望校を下げたり、浪人したりする可能性も高まります

「志望校を下げてもいい」「浪人してもいい」と考える人もいれば、「自分が志望する学校にどうしても行きたい」「浪人は苦しいから嫌だ」「浪人する時間とお金があれば、留学でもしたい!若い時の1年は貴重!」と考える人もいます。

たとえ高校時代に青春を謳歌できず、勉強漬けだったとしても、大学入学後(たった1年後!)にエンジョイできます

私も大学生時代、キャンパスライフを存分に楽しみました。高校時代は常に受験のことが頭の片隅にありましたが、大学時代には受験の悩みから解き放たれて、心の底から自由になれました。

決まった正解はありませんので、様々なことを天秤にかけて、悔いのない選択をしてもらえればと思います。

 

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やりがちなNG勉強法4つ

教育業界に携わり、15年以上になりますが、効果的ではないやり方で勉強に取り組んでいる子をたくさん見てきました。

今回は、やりがちなNG勉強法を4つご紹介します。当てはまっていないか、ぜひチェックしてみてください。

①問題を解かない

教科書を読んだり、解説動画を見たり、授業を聞いたりするだけで、わかったつもりになっていないでしょうか。

見たり聞いたりして理解できるのと、知識・考え方を自分の物として吸収し、問題に応用できることは全くの別物です。

「わかった」と思っても、いざ自分で問題を解こうとすると、「あれ?どうやって解くんだっけ?」とわからなくなってしまうことは多々あります。

テストでは、アウトプットできて初めて点数がもらえます。だから、普段からインプットだけでなく、問題を解くというアウトプットをすることが大事です。

問題を解けなかったら、「この部分の理解が曖昧だったんだ」「こう考えればいいんだ」というように、きちんとやり直すことで、理解がさらに深まります

②先の範囲にとにかく進む

あまり理解できていないのに、どんどん先のページに進むと、同じ間違いを繰り返してしまいます。結果、やり直しが多くなり、やる気が低下したり、学習効率が落ちたりします。

1ページ(場合によっては半ページ)ごとに丸付け・やり直しをする→覚えきれていない場合はきちんと暗記して同じページを解き直す、間違えた問題を答えを見ずにもう一度解く→全問正解になったら次のページに進むというやり方が効果的です。

理解が曖昧なまま、とにかく先の範囲に進み、何も身につかないまま終わってしまう、数か月後にはすっかり忘れてしまい頭の中に何も残っていない......という生徒さんを多く見てきました。せっかく勉強しているのに、これでは時間がもったいないです。

時間がかかってもいいので、1ページずつしっかりと理解して、次のページに進みましょう

③新しい問題集に次々に手を付ける

「この問題集が良いと聞いたから」「これもやった方がいいかな」と問題集をどんどん購入し、最後までやり切らなかったり、やっていないページがあったり、丸付け・やり直しをきちんとしなかったりする子がいます。問題集の種類を増やしてどれもいい加減に取り組むよりも、1冊の問題集を繰り返し学習したほうがはるかに効果的です。

間違えた問題を完全に自力で解けるようになるまで、何度でも反復学習しましょう

「この問題集は全部自力で解ける!」と言えるくらいまで、1冊の問題集をやり込むと、かなり実力がつきます。

④ノートを綺麗に作る

時間をかけてノートを綺麗に作っていませんか。ノートを綺麗に作って満足していませんか。

時間をかけて綺麗に作ったノートを暗記に使用する(重要語を赤ペンで書いて赤シートで消えるようにする)等であれば、確かに効果的かもしれませんが、時間に対する学習効果を常に意識する必要があります。

ノートを綺麗に作ることに時間を割くと、その分、問題演習する時間が減ります。①でお伝えした通り、問題を解くことは、学習において非常に重要です。問題演習が疎かになるくらいなら、ノート作りの時間を削った方が良いでしょう。

ノートまとめをしなくても、暗記する方法は他にもあります。

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模試、定期テスト、過去問等で間違えた問題・解き方をノートにまとめるのは、入試直前に自身の苦手な問題のみ見直せるため、とても効果的です。

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ノートは、基本的に考えを自由に発散する場所なので、綺麗に書くことにこだわりすぎなくて良いと思います。ノートを綺麗に作ることに気を取られ、時間が掛かりすぎて、他の学習ができない......という事態にならないよう気をつけましょう

ぜひ普段の学習で意識してみてください。

 

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