教育理論

作文や小論文に取り組むことでコミュニケーション力が向上する?

『仕事ができる人はやっている!他人との「コミュニケーション障害」を克服する方法』という興味深い記事を見つけました。https://www.lifehacker.jp/article/2311_book_to_read-1352/ 本記事では,仕事ができるようになるために必要なコミュニケーション力…

中学2年生からの質問「自分を信じるためにはどうすればいい?」

来月とある中学校でキャリア教育の授業を担当させていただくことになりました。せっかくなら,生徒さんたちにとって有意義な時間になるといいなと考え,私のプロフィールを見ていただき,事前質問を募集しました。 たくさんの質問をいただき,感激したのと同…

高卒・大卒のちがいを子どもにどう説明する?【進路相談・設計】

最近,中学3年生の生徒さんの保護者の方から,進路についてご相談を受けました。「子どもが高校を卒業したら働こうとしているけれど,親としては大学まで行った方が良いと思う」「でも,子どもにどう伝えて良いかわからない」とのことでした。 高卒・大卒の…

勉強する=知識を丸暗記することではない!~東大過去問を見てみよう

勉強する≠知識を丸暗記する 勉強する=知識を丸暗記することだと思っている方がいます。子どもに細かな知識を覚えさせる親や,自分が知っている知識をひけらかす子ども(大人)もいます。 しかし今の時代,Webで検索すれば,ほとんどのことがわかります。細…

プレッシャーや自信のなさを力に変える方法~入試直前期の受験生へ

入試がすぐそこまで迫ってきて,不安や焦りを感じている生徒さんが増えてきています。入試に関係なく,普段からプレッシャーに弱かったり,自信がなかったりして悩んでいる方もいるかもしれません。今回は,そのような心理的なストレスを力に変える方法につ…

宿題をきちんとやると自信につながる

これまで色々な生徒さんを指導してきて,宿題への取り組み方が,授業態度や意欲,自信に関係していると感じます。 宿題をきちんとやってきたときは,「宿題やってきました!」と笑顔で自ら報告し,授業に積極的に参加するのに対し,宿題をやってこなかったと…

〇〇ができない子は勉強もできない!

〇〇に入る言葉は...... 生活面で〇〇ができない子は,勉強もできません。〇〇に入る言葉は「片付け」です。 片付けができない子は,身の回りの物や持ち物の管理ができません。勉強をしようとしても,次のような問題が生じてしまいます。 家で勉強する際,問…

〈子どもの語彙力の付け方〉わからない言葉があるとき,紙の辞書を使う?電子辞書?それとも親が説明する?

「子どもが知らない言葉が出てきたとき,紙の辞書を引かせた方がいいですか」「電子辞書でもいいでしょうか」「親が説明したほうが効果的ですか」というご質問をいただくことがあります。それぞれにメリット・デメリットがあるので,状況やお子様の様子に応…

「うちの子には良いところがない」は本当か?

家庭教育で子どもの良い点に目を向け,それを伸ばしていくことで,将来子ども自身が納得のいく人生を歩みやすくなります。しかし,保護者様の中には「うちの子には良いところが本当に無いんです」「何の才能もありません」と言う方がいらっしゃいます。本当…

毎日同じ時間勉強したほうが良い?

「子どもの気分にムラがあって,勉強できる日とできない日があります」「毎日同じ時間,勉強したほうが良いですか?」というご質問を受けることがあります。 結論から言うと,毎日同じ時間勉強できなくても構いません。 特にお子様が小学校低学年の場合,ま…

【合格確率を上げるために】受験前,この5つだけはチェックして!

受験生を指導してきて,毎年受かる子・落ちる子を見てきました。受かる子と落ちる子は何が違うのか,どうすれば合格確率を上げられるのか,今回はチェック項目を5つご紹介します。 ①丸付け・やり直しをきちんとしているか 何度も記事でお伝えしていますが,…

「このまま勉強したら合格できる!?」~受験前のメンタルコントロールについて

受験が近づいてくると,「このまま勉強すれば合格しますかね!?」「このまま行くと落ちますよね......」というような質問をいただくことがあります。 12月頃になれば,合格する子・落ちる子のちがいが顕著に表れてきますが,今の時期はまだ挽回可能です。た…

こんな先生・授業は要注意!子どもをダメにする教え方

大学時代から塾講師のアルバイトをしてきて,現在は教育事業を立ち上げ,様々な先生や生徒さんを見ていますが,「この指導は良くないな」と感じることがあります。 それは「先生が自分の知識を教えることを目的にしている」「教科書通りの授業を行うことをゴ…

【東大卒・家庭教育コンサルタントが伝授】子どもの自己肯定感を高める声掛け・接し方

Webメディア「ソクラテスのたまご」にて,子どもの自己肯定感を高める声掛け・接し方に関する記事を執筆させていただきました! 子どもを叱ってばかりという方,子どもの褒め方・叱り方がわからないという方,ぜひご覧ください!下記リンクより記事をお読み…

AI時代、漢字の学習はもう必要ない!?

調べたらすぐに正しい漢字がわかり,PCで文章を書くことも多いこれからの時代,漢字の学習はもう必要ないのでしょうか。保護者の方から,「これからはあまり漢字の学習は必要ないですよね」というような質問をいただくことがありますが,私は漢字の学習はこ…

小学生のころから英語を学習すべき?小学校の英語教育について

英語学習に幼少期から取り組んでも意味がない!? 幼少期から英語学習に取り組んでも,中学校で本格的に英語学習を取り組み始めた子に追い抜かれてしまう......というのはよく聞く話です。 私も周りの東大生も,幼少期から英語学習に取り組んできた子は少な…

\東大卒の私の場合/小学生のころ,習い事は何をしてた?

フォロワーの方から,「小学生のころ,習い事は何をしていましたか?」というご質問をいただいたので,お答えしたいと思います。 【小学生の頃の習い事】 ①ピアノ(3歳〜高3まで) ②そろばん(小4〜小5まで) ③学習塾(小4〜中3まで/高校以降は塾・予備校通…

AI時代に必要な家庭教育とは?

これからの時代,色々な職業がAIに取って代わられると言われています。AIは指示された仕事を正確にこなすことができます。したがって,言われたことができるだけの人材は今後淘汰されていくでしょう。AIに何を指示するのか,何のためにどのようなものを作る…

<子どもの勉強,上手く行ってる?>ノートで見るべきポイント3つ

「子どもにどこまで勉強を任せるべきかわからない」「子どもに勉強を任せ始めたけれども,上手く行っているか不安」という保護者の方もいらっしゃるでしょう。 勉強を全て子どもに任せれば良いというわけではなく,上手く行っていないときは,保護者の方がサ…

絶対に成果が出ない学習法 ワースト3

生徒さんを指導していて,「成果が出ないやり方で勉強してしまっているなぁ」と感じることが少なくありません。 成果が出ないやり方で勉強に取り組んでも,成績が上がらないので,時間がもったいないです。「こんなにやってるのに,なんで成績が上がらないの…

子どもの「そんなの学校で習ってない!」という発言は要注意

生徒さんを指導していると,「そんなの学校で習っていない!」と言う子がいます。確かに,市販の教科書や参考書と,学校の授業で習う順番が異なることはあります(=本当に学校で習っていない)。 しかし,学校ですでに習っている範囲であっても,「そんな問…

なかなか勉強ができるようにならないのは当たり前!学習の成長曲線について

先日,とあるシンポジウムに参加した際,有名な先生方が成長曲線の話をされていました。本ブログでも過去に記事にしたことがあったかと思いますが,今回改めて成長曲線について書きたいと思います。 英語学習に関して,英語の達人とも言える先生方が,「英語…

【悪影響だからやめよう】子どもにネガティブな声掛けばかりしていませんか?

先日の記事で,「できない」「もう嫌だ」などのネガティブな発言をやめた方が良い理由について書きました。 blog.terak.jp 子ども自身がネガティブな発言をするのはもちろん良くありませんが,親が子どもにネガティブな声掛けばかりするのも同じ理由で良くあ…

ダラダラしているのではなく,実は考えているのかも

「子どもがダラダラしてなかなか勉強が進まない......」「どうすれば良いですか」というご相談をいただくことがあります。 ダラダラしないためには,基本的に①やるべきこと・学習内容,②やる時間を決めておくことが大切です。「今日はこれをやろう!」と大き…

自信と自己肯定感のちがい/子どもの自己肯定感の高め方

前回の記事で,自信はそれほど必要ないのでは?と書きました。 blog.terak.jp 自信と混同されやすい言葉に「自己肯定感」があります。自信と自己肯定感は何がちがうのでしょうか。 自信と自己肯定感のちがい 自信:自分の能力を信じること 自己肯定感:能力…

自信が無いのは本当に悪いこと?

「子どもに自信を付けさせたいんです」とおっしゃる保護者の方は少なくありません。その気持ちは分からなくもないですが,「自信ってそんなに必要なのかな?」とも思います。 自信が無いことにはメリットもある 私自身,昔からそこまで自分に自信が無く,そ…

「できない」「もう嫌だ」などのネガティブな発言をやめたほうが良い理由

「できない」「もう嫌だ」などのネガティブな発言が癖になっている子がいます(子どもに限らず大人もいると思います)。ネガティブな発言は周囲にはもちろん,自分にも悪い影響を及ぼします。 言葉が記憶や行動に影響を与える 引き寄せの法則が一時ブームと…

語彙力を付けるためには,どんな勉強をしたら良い?

先日の勉強のやり方講座で,小学生のお子様をお持ちの保護者様から「語彙力を付けるためには,どんな勉強をしたら良いですか」というご質問をいただきました。 東大卒業生が教える!成果が出る勉強のやり方講座を開催しました。目標設定の重要性、計画の立て…

その塾の宿題,本当に必要?

たくさん勉強したからと言って,それに比例して成績が上がるとは限りません。他の塾の宿題の内容を見ると「これは無駄では?」「この宿題をやる時間があるなら,違う勉強をやったほうがいいのに」と思うことがあります。 ・すでにその子ができる問題 ・でき…

あなたのお子様,「自律」していますか?

私はお子様の「自律」をゴールに掲げ教育事業を行っていますが,「自律しているってどういう状態ですか」「うちの子が自律しているか分かりません」というご質問をいただくことがあります。 「自律」とは「自分で目標を設定し,それを達成できること」「他人…