やってはダメなこと

勉強する=知識を丸暗記することではない!~東大過去問を見てみよう

勉強する≠知識を丸暗記する 勉強する=知識を丸暗記することだと思っている方がいます。子どもに細かな知識を覚えさせる親や,自分が知っている知識をひけらかす子ども(大人)もいます。 しかし今の時代,Webで検索すれば,ほとんどのことがわかります。細…

宿題をきちんとやると自信につながる

これまで色々な生徒さんを指導してきて,宿題への取り組み方が,授業態度や意欲,自信に関係していると感じます。 宿題をきちんとやってきたときは,「宿題やってきました!」と笑顔で自ら報告し,授業に積極的に参加するのに対し,宿題をやってこなかったと…

「うちの子には良いところがない」は本当か?

家庭教育で子どもの良い点に目を向け,それを伸ばしていくことで,将来子ども自身が納得のいく人生を歩みやすくなります。しかし,保護者様の中には「うちの子には良いところが本当に無いんです」「何の才能もありません」と言う方がいらっしゃいます。本当…

【合格確率を上げるために】受験前,この5つだけはチェックして!

受験生を指導してきて,毎年受かる子・落ちる子を見てきました。受かる子と落ちる子は何が違うのか,どうすれば合格確率を上げられるのか,今回はチェック項目を5つご紹介します。 ①丸付け・やり直しをきちんとしているか 何度も記事でお伝えしていますが,…

「このまま勉強したら合格できる!?」~受験前のメンタルコントロールについて

受験が近づいてくると,「このまま勉強すれば合格しますかね!?」「このまま行くと落ちますよね......」というような質問をいただくことがあります。 12月頃になれば,合格する子・落ちる子のちがいが顕著に表れてきますが,今の時期はまだ挽回可能です。た…

こんな先生・授業は要注意!子どもをダメにする教え方

大学時代から塾講師のアルバイトをしてきて,現在は教育事業を立ち上げ,様々な先生や生徒さんを見ていますが,「この指導は良くないな」と感じることがあります。 それは「先生が自分の知識を教えることを目的にしている」「教科書通りの授業を行うことをゴ…

AI時代に必要な家庭教育とは?

これからの時代,色々な職業がAIに取って代わられると言われています。AIは指示された仕事を正確にこなすことができます。したがって,言われたことができるだけの人材は今後淘汰されていくでしょう。AIに何を指示するのか,何のためにどのようなものを作る…

【悪影響だからやめよう】子どもにネガティブな声掛けばかりしていませんか?

先日の記事で,「できない」「もう嫌だ」などのネガティブな発言をやめた方が良い理由について書きました。 blog.terak.jp 子ども自身がネガティブな発言をするのはもちろん良くありませんが,親が子どもにネガティブな声掛けばかりするのも同じ理由で良くあ…

ダラダラしているのではなく,実は考えているのかも

「子どもがダラダラしてなかなか勉強が進まない......」「どうすれば良いですか」というご相談をいただくことがあります。 ダラダラしないためには,基本的に①やるべきこと・学習内容,②やる時間を決めておくことが大切です。「今日はこれをやろう!」と大き…

「できない」「もう嫌だ」などのネガティブな発言をやめたほうが良い理由

「できない」「もう嫌だ」などのネガティブな発言が癖になっている子がいます(子どもに限らず大人もいると思います)。ネガティブな発言は周囲にはもちろん,自分にも悪い影響を及ぼします。 言葉が記憶や行動に影響を与える 引き寄せの法則が一時ブームと…

その塾の宿題,本当に必要?

たくさん勉強したからと言って,それに比例して成績が上がるとは限りません。他の塾の宿題の内容を見ると「これは無駄では?」「この宿題をやる時間があるなら,違う勉強をやったほうがいいのに」と思うことがあります。 ・すでにその子ができる問題 ・でき…

あなたのお子様,「自律」していますか?

私はお子様の「自律」をゴールに掲げ教育事業を行っていますが,「自律しているってどういう状態ですか」「うちの子が自律しているか分かりません」というご質問をいただくことがあります。 「自律」とは「自分で目標を設定し,それを達成できること」「他人…

成績が上がらない......塾を変えるべき?

「塾を変えたら成績が上がるかもしれない」と考えて,塾を変える方がいますが,塾を変えて成績が上がるかどうかは場合によります。 【塾を変えたほうが良い場合】 ① 理不尽な理由で先生が怒る 理解が遅いことが原因で「何で分からないの!?」と怒られたり,…

受験勉強が間に合うか不安になったら確認してほしいこと

「今から受験勉強をして間に合うでしょうか」という質問をよくいただきます。このような不安を感じたときには,次のことを確認してください。 ①過去問の難易度・出題傾向 ゴールが分からなければ,ゴールに到達できるか分からず不安になってしまいます。まず…

飲み込みが早いのは本当に良いこと?

「うちの子は理解がゆっくりで困っています」「あの子は飲み込みが早くて羨ましい」というご相談を保護者の方からいただくことがあります。 飲み込みが早いのは,確かにアドバンテージではありますが,ご家庭での声掛けや接し方によってはマイナスに働いてし…

将来子どもが社会で活躍できるように〇〇を伸ばそう

「子どもが将来社会で活躍できるようになるには,どのような家庭教育をしたら良いんだろう」とお悩みの保護者様もいらっしゃると思います。子どもが将来社会で活躍するためには,好きなこと・得意なことをとことん伸ばすことが大事です。 現在,社会で活躍し…

塾でやることと家でやることを分けて考えよう

「塾の授業をたくさん受ける=やる気がある」と捉えるのは危険だとを過去の記事で書きました。 blog.terak.jp 塾の授業を必要以上にたくさん受講する子,それを良しとする保護者の方は,もしかすると「家でやること」と「塾でやること」の切り分けができてい…

一つのことを長く続けるメリット

私はよく保護者の方に「子どもに勉強させる前に,一つのことを長く続けさせましょう」とお話ししています。音楽でもスポーツでもモノづくりでも何でも構いません。一つのことに継続的に取り組むことには,次のようなメリットがあります。 壁を乗り越える力が…

子どもに「辞書を引きなさい」と言うのは効果的?

「辞書を引きなさい!」が逆効果のことも 分からない言葉があったとき,そのままにせずに意味を確認することは大事です。そうすることで語彙力が身に付きます。 辞書を引くことは,分からない言葉の意味を知るための一つの手段です。しかし実は,子どもに「…

書き取りで漢字嫌いになってない?

書き取りの目的を考えよう 「書き取りが面倒くさい→漢字が嫌い!」というように,書き取りが原因で漢字が嫌いになっている子がいます。 もちろん宿題=学校の先生との約束として,書き取りにきちんと取り組むことは大切です。しかし,漢字を綺麗に書くことが…

勉強ってやらないといけないもの?自分の気持ちに正直になろう

嫌々勉強しても成果は出ない 勉強をやる必要性を感じていないのに,「先生,勉強のコツを教えてください!」「勉強ができるようになりたいんです」と言う子がいます。 話をよく聞いてみると「家で勉強できないんです」「やる気はあるんですけど」などと言い…

塾にたくさん通う=やる気がある!?

塾にたくさん通うのは良いこと? 色んな塾を掛け持ちしたり,とにかく塾の授業をたくさん入れたりする子がいます。そして保護者の方が「うちの子はやる気があるんです」と喜んでいることがあります。 これはあまり良くない傾向だと私は思います。このような…

「根拠のない自信」を「本物の自信」にするには

前向きな声掛けは子どもを「実力の伴わないナルシスト」にする!? 前回の記事で子どもに前向きな声掛けをすることが大切だと書きました。 blog.terak.jp 一方で教育事業を通して,保護者の方が「あなたはやればできるのよ!」という声掛けをし続け,実力が…

ここぞというときに踏ん張れる子を育てるには?

ネガティブな声掛けをしない 子どもへの声掛けは,子どもの考え方に大きな影響を及ぼします。「どうせあなたはできないわよ」と言われて育った子は,深層心理で「どうせ自分はできないから……」と考えるようになります。 教室に通ってくれている生徒さんも,…

予習した方が良い子・しない方が良い子

保護者の方から「予習した方が良いですか?」と質問をいただくことが多いですが,お子様のタイプによると思います。予習した方が良い子は,どんな子でしょうか。逆に予習する必要が無い子・しない方が良い子は,どんな子でしょうか。 予習した方が良い子:新…

学習効果を高めるためのアウトプット法3つ

教科書を読んで終わり,解説を聞いて終わり,動画を見て終わりというようにインプットだけで学習を終わってしまうと,「分かったつもりだったけど実は理解できていなかった!」ということが少なくありません。 学習効果を高めるために,インプットとアウトプ…

良い教育者とは?

優しい先生=良い先生? 「あの先生は良い先生だ」「あの先生はイマイチだ」などと言いますが,その基準は人それぞれでしょう。良い教育者とは一体どのような人なのでしょうか。 良い教育者とは,子ども自身で考え決断し,後悔のない人生を切り開くサポート…

子どもの話をきちんと聞けば,より良い方向に導ける!

子どもの話を聞くことで適切なアドバイスができる 子どもの話を最後まで聞かずに「それは違うよ」「こうしなさい」という先生や保護者様がいます。それでは子どもが何を伝えたかったのか,本当は何を望んでいるのかが分からず,適切なアドバイスができません…

親が子どもをサポートするのは悪いこと?過保護にならないために気を付けたいこと

子どもが困っているときはサポートしよう 「過保護になりたくないから,何でも子どもに任せています」「どこまで子どもをサポートすればいいか分かりません」という保護者の方も多いと思います。確かに過保護は良くありませんが,子どもをサポートすること自…

「頑張ります」は無意味!子どもを変えるたった3つの方法

子どもに宣言させるだけでは何も変わらない 本内容については,スタンドエフエムでもお話ししています。 stand.fm 経営コンサルタントとして有名な大前研一氏の言葉に,人間が変わる方法というものがあります。 人間が変わる方法は3つしかない。1番目は時間…