声かけ
先日の記事で,「できない」「もう嫌だ」などのネガティブな発言をやめた方が良い理由について書きました。 blog.terak.jp 子ども自身がネガティブな発言をするのはもちろん良くありませんが,親が子どもにネガティブな声掛けばかりするのも同じ理由で良くあ…
「子どもがダラダラしてなかなか勉強が進まない......」「どうすれば良いですか」というご相談をいただくことがあります。 ダラダラしないためには,基本的に①やるべきこと・学習内容,②やる時間を決めておくことが大切です。「今日はこれをやろう!」と大き…
前回の記事で,自信はそれほど必要ないのでは?と書きました。 blog.terak.jp 自信と混同されやすい言葉に「自己肯定感」があります。自信と自己肯定感は何がちがうのでしょうか。 自信と自己肯定感のちがい 自信:自分の能力を信じること 自己肯定感:能力…
「子どもに自信を付けさせたいんです」とおっしゃる保護者の方は少なくありません。その気持ちは分からなくもないですが,「自信ってそんなに必要なのかな?」とも思います。 自信が無いことにはメリットもある 私自身,昔からそこまで自分に自信が無く,そ…
「できない」「もう嫌だ」などのネガティブな発言が癖になっている子がいます(子どもに限らず大人もいると思います)。ネガティブな発言は周囲にはもちろん,自分にも悪い影響を及ぼします。 言葉が記憶や行動に影響を与える 引き寄せの法則が一時ブームと…
「自分で質問できる子は伸びる!」と信じて,「先生にたくさん質問しなさい」と言う保護者の方がいらっしゃいますが,質問をたくさんしたからと言って伸びるとは限りません。 自分で考えずに質問する子は伸びない 間違えた問題の解説も読まずに「先生,分か…
指導していると,「それはもうできる!」「もう分かった!」と子どもが言う場面に遭遇します。その子自身は「分かった!」と思い込んでいても,実は分かっていないことが少なくありません。 「できる」「分かった」=自力で問題が解ける状態 「その問題はも…
「うちの子は理解がゆっくりで困っています」「あの子は飲み込みが早くて羨ましい」というご相談を保護者の方からいただくことがあります。 飲み込みが早いのは,確かにアドバンテージではありますが,ご家庭での声掛けや接し方によってはマイナスに働いてし…
「子どもが勉強しないのですが,親が付いてでも勉強をやらせるべきでしょうか?」という質問を受けることがあります。 勉強の習慣が付くまでは親が関与したほうが良い 子どもの年齢が小さかったり,まだ勉強の習慣が付いていなかったりする場合,親がある程…
勉強でも習い事でも,何か一つのことを続けていると,必ず停滞期が訪れます。上手く行かない時期をなるべく早く乗り越えるには,どうすればいいのでしょうか。 ① 今,スランプだ!と客観視する 上手く行かないときに,「どうしよう」と焦ってしまう親や子ど…
「うちの子,宿題をギリギリまでやらないんです」「どのような声掛けをすればいいでしょうか」というご相談を受けることがあります。対処法はお子様の状況によって変わってきます。 宿題を難なく期限内に終えられる場合は問題ない ギリギリまでやっていなく…
私はよく保護者の方に「子どもに勉強させる前に,一つのことを長く続けさせましょう」とお話ししています。音楽でもスポーツでもモノづくりでも何でも構いません。一つのことに継続的に取り組むことには,次のようなメリットがあります。 壁を乗り越える力が…
「辞書を引きなさい!」が逆効果のことも 分からない言葉があったとき,そのままにせずに意味を確認することは大事です。そうすることで語彙力が身に付きます。 辞書を引くことは,分からない言葉の意味を知るための一つの手段です。しかし実は,子どもに「…
書き取りの目的を考えよう 「書き取りが面倒くさい→漢字が嫌い!」というように,書き取りが原因で漢字が嫌いになっている子がいます。 もちろん宿題=学校の先生との約束として,書き取りにきちんと取り組むことは大切です。しかし,漢字を綺麗に書くことが…
嫌々勉強しても成果は出ない 勉強をやる必要性を感じていないのに,「先生,勉強のコツを教えてください!」「勉強ができるようになりたいんです」と言う子がいます。 話をよく聞いてみると「家で勉強できないんです」「やる気はあるんですけど」などと言い…
塾にたくさん通うのは良いこと? 色んな塾を掛け持ちしたり,とにかく塾の授業をたくさん入れたりする子がいます。そして保護者の方が「うちの子はやる気があるんです」と喜んでいることがあります。 これはあまり良くない傾向だと私は思います。このような…
前向きな声掛けは子どもを「実力の伴わないナルシスト」にする!? 前回の記事で子どもに前向きな声掛けをすることが大切だと書きました。 blog.terak.jp 一方で教育事業を通して,保護者の方が「あなたはやればできるのよ!」という声掛けをし続け,実力が…
ネガティブな声掛けをしない 子どもへの声掛けは,子どもの考え方に大きな影響を及ぼします。「どうせあなたはできないわよ」と言われて育った子は,深層心理で「どうせ自分はできないから……」と考えるようになります。 教室に通ってくれている生徒さんも,…
子どもを叱っても意味がない 子どもがテストで悪い点数を取ってきたら叱る保護者の方がいます。悪い点数を見ただけで怒りがこみあげてくる方もいるかもしれません。子どもに反省してほしくて,厳しく𠮟る方もいるでしょう。 しかし私の経験上,テストの点数…
子どもが困っているときはサポートしよう 「過保護になりたくないから,何でも子どもに任せています」「どこまで子どもをサポートすればいいか分かりません」という保護者の方も多いと思います。確かに過保護は良くありませんが,子どもをサポートすること自…
小学校高学年くらいから答え合わせは子どもに任せよう 答え合わせを親がやるべきか,子どもに任せるべきか,お悩みの保護者の方もいらっしゃると思います。答え合わせを親がやり続けると,子どもは親を頼るようになります。年齢が上がるにつれ,テストの点数…
考え方次第で,勉強も好きなことも吸収率が大きく変わる! 色々な生徒さんを指導してきて,伸びる子と伸びない子には違いがあるなと気づきました。それは能力ではなく,考え方です。いくら能力があっても,考え方次第では勉強も好きなことも伸び悩みます。伸…
勉強させる?遊ばせる? 本テーマについては,スタンドエフエムでもお話ししています。 stand.fm 「小学校低学年で何をしておけばいいんだろう?」「もっと勉強をさせた方がいいのかな?」「いや,遊ばせるべき?」と疑問に感じていらっしゃる保護者の方も多…
教え方を少し変えるだけで,知識の定着度が上がる! お家でお子様に勉強を教える保護者様の方も多いと思います。今回は知識・考え方の定着度を高める教え方のコツをお伝えします。 ① 子どもに考えさせる 誰しも人から教わったことはすぐに忘れてしまうもので…
子どもに宣言させるだけでは何も変わらない 本内容については,スタンドエフエムでもお話ししています。 stand.fm 経営コンサルタントとして有名な大前研一氏の言葉に,人間が変わる方法というものがあります。 人間が変わる方法は3つしかない。1番目は時間…
厳しく指摘すれば子どもは反省する!? 本内容については,スタンドエフエムでもお話ししています。 stand.fm 同じことを伝えるのでも,子どもを傷つける伝え方と傷つけずに納得してもらう伝え方があります。 子どもに反省してほしいから,あえてきつい言い…
英語の発音が美しいことはそこまで重要ではない 本内容については,スタンドエフエムでもお話ししています。 stand.fm 子どもに英会話を習わせて「ネイティブのような発音を身につけさせないと!」と焦っている保護者の方をお見かけします。子ども自身英会話…
スタンドエフエムで次のようなご相談をお受けしました。 ★本内容については,スタンドエフエムでもお話ししています。 stand.fm 子どもの学習が短時間で終わる場合,次のようなことを確認してみてください。 ① 中期・長期的目標があるかどうか 「夏休み中に…
集中力がないと考え続けることができない 生徒さんを指導していて,問題が分からないというより,集中力や考え続ける力が足りないのかな?と感じることがあります。 学年が上がるにつれ,「この問題文はどういうことを言っているのかな?」「どうやって解く…
社会で活躍できる東大生は一握り 本内容については,スタンドエフエムでもお話ししています。 stand.fm 保護者様面談で,東大卒業生は皆,社会で活躍してるのかという話になりました。私の個人的な実感としては,個人で活躍している人は少なく,テレビでお見…