テラックでは,プログラミング演習を通じて,お子様の問題解決力を高めるトレーニングを行っています。「プログラミンで問題解決」では,生徒さんがつまづきやすいプログラミンの問題を例に挙げて,問題解決の考え方を解説していきます。
【理想】
→キーで右に,←キーで左に動くUFOを作りたい
【現状】
再生を押してみると,UFOは→キーで右に,←キーで左に確かに動きます。一見良さそうに見えますが,←キーを最初に押すと動かない,→キーあるいは←キーを2回連続で押すと動かないことに気付きます。
【原因】
ズットン(「ずっとくりかえす」という緑の記号)は,必ず下から順番に処理を実行します。「→キーが押されたら右に動く」→「←キーが押されたら左に動く」→「→キーが押されたら右に動く」……という動きを繰り返すわけです。したがって,←キーを最初に押したり,同じ矢印キーを2回連続で押したりしても,順番に反しているためUFOは動きません。
【対策】
「→キーが押されたら」→「右に動く」,「←キーが押されたら」→「左に動く」という順番を保っていたいので,各パートにはズットンを使います。
←キー/→キーを押す順番に関係なく,UFOが動いてほしいので,各パートをイッペンニン(いっぺんに再生)でくくります。
再生して,押すキーの順番に関係なく,UFOが動くことを確かめましょう。