親の理想より子どもの気持ちを大切にしよう

『「非認知能力」の育て方 心の強い幸せな子になる0~10歳の家庭教育』(ボーク重子/小学館)をもとに,効果的な家庭教育について学びます。

 親の理想を押し付けない

「子どもが思い通りにならない」と親が感じるとき,親が思い込みを押し付けているのかもしれません。親が思い込みを押し付ければ,たいてい言うことを聞かない面倒な子だと思うことになるでしょう。

筆者は世間体や親の理想よりも,子どもの個性を尊重することが大切だと言います。

医者の子どもだから、医者にならないといけないのでしょうか?弁護士の子どもは弁護士になるのが幸せなのでしょうか?

子どもの心がそこになければ、その子がたとえ医者になろうが弁護士になろうが、けっして幸せにはなれないでしょう。

 子どもの個性をあるがままに受け入れる

  • 医者の家系だからと言って,子どもの好きなことよりも受験勉強を優先させた結果,不登校になってしまった
  • 親戚一同が東大卒だからと言って,無理やり詰め込み学習をさせた結果,東大には入学できたものの,燃え尽き症候群になって退学してしまった
  • 親の希望に沿って猛勉強した末,医者にはなれたものの,仕事が自分には合わず辛い日々を過ごしている

 私の周りにもこのような人がいます。親の理想を押し付けると,子どもはどこかのタイミングで行き詰ってしまいます。たとえ親の期待通りの進路を歩めたとしても,子どもの個性に合っていなければ,幸せな人生とは言えないでしょう。子どもに幸せな人生を歩んでもらうためには,子どもの心を自由にさせ,個性を尊重することが大切なのです。

 

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