親自身が自分の人生を歩むことが大切

『「非認知能力」の育て方 心の強い幸せな子になる0~10歳の家庭教育』(ボーク重子/小学館)をもとに,効果的な家庭教育について学びます。

 子どもに幸せな人生を歩んでもらうために,好きなこと,夢中になれるものを見つけることが大事だということは,以前の記事で述べた通りです。

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親自身が自分の好きなことを見つける 

子どもが情熱を傾けられるものを見つけるために,親自身が心から打ち込めるものを見つけることが大切だと筆者は述べています。

 〔……〕子どもは親の姿を見て育つので、口で「好きなことを見つけなさい」というよりも、親が自分の姿を通して「好きなことを持つ素晴らしさ」のお手本を見せる方が効果的だからです。

筆者も,出産後すぐは子育てで精一杯でしたが,少しずつ自分の夢に目を向け始め,小さなボランティアを始めたそうです。

〔……〕子育てをしている自分が自分の全部じゃなくて、自分という人生がある。そして子育てはその一部。〔……〕

「ママ」や「妻」というアイデンティティで終わらせず、自分自身の夢や個人的なアイデンティティを見つめ、そのための「仕事時間」を確保する。それは自分の幸せのために大切なことです。

子どもを自己実現の道具にしない

子育てに没頭し,親が自分の人生を歩まなければ,子どもの成功で親自身の成功を測るようになってしまいます。

  • 子どもがいい学校に入ること=親の成功と捉える
  • 過度に他人との比較をするようになる
  • 親の希望や思い込みを子どもに押し付ける

このようにならないためにも,親は自分自身の人生を生きることが大切です。そして,子どもが自分の人生を自由に選べるように導きましょう。

 

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