『Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ』(アーリック・ボーザー著/英治出版)をもとに,効果的な学習法について探ります。
Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ
- 作者: アーリック・ボーザー,月谷真紀
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2018/07/19
- メディア: 単行本
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スキル・知識向上のステップ
『Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ』(アーリック・ボーザー著/英治出版)では,スキルと知識を向上させる確かな手法について紹介されています。それは,数学や読書,生化学に限らず,ゲーム,ピアノ演奏,手編みセーターづくりなど,どんなものにも共通します。
スキルや知識を学ぶ過程について,本書では7つ述べられていますが,今回は後半の3つをご紹介します。前半は以下の記事をご覧ください。
4. 発展させる
この段階では、基本から踏み出して、知識を応用したい。スキルと知識に肉付けして、より意味のある形の理解を形成したい。
知識・スキルをより深く習得するためには,「なぜこうなるんだろう?」と自ら疑問を持ったり,議論したり,学習者同士で教え合ったりすることが大切です。
5. 関係づける
すべてがどう噛み合うかがわかるフェーズである。私たちは結局、個別の事実や手順だけを知りたいのではなく、その事実や手順が他の事実や手順とどう関わり合うかを知りたいのだ。
図に描いたり,情報を視覚的にまとめることは,知識やスキルを身に付ける上で大いに役立ちます。
6. 再考する
学習には間違いや過信がつきものだから、自分の知識を見直し、自分の理解を振り返って、自分の学習から学ぶ必要がある。
「こんなのもう分かる!」「1回やったからもうできる!」と思っていても,「あれ?案外忘れているな」「どうやるんだったっけ?」と知識やスキルが定着していないことは多いものです。自分で自分に小テストを出したり,こまめに理解度を確認して,冷静に学習状況を把握することが大切です。
やみくもに学習するのではなく,このような学習のステップを意識して取り組み,ぜひ効率的に成果を上げていただければと思います。
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