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『やり抜く力』から学ぶ家庭教育~6.勉強の目的を明確にしよう

人生において成功できるかどうかは,「才能」ではなく,「やり抜く力」の有無に左右されると言われています。『やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』(アンジェラ・ダックワース著/ダイヤモンド社)を読み解きながら,「やり抜く力」について考察を深めます。

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

 

快楽を追うだけでなく,目的意識を持つ

何かに情熱を注ぐきっかけとして,「興味」や「快楽」が必要ですが,「やり抜く力」の高い人は,「目的意識」を強く持っています。

「人の役に立っているか」が大切

ここでいう「目的意識」とは,「人の役に立っている」という考え方を指します。

自分の最重要の目標をとおして世の中の役に立てる人は、本当に幸福だ。そういう目標を持っている人は、どんなささいなことや退屈な作業にも、意義を見出すことができる。

昼夜問わず苦労を重ね、挫折や失敗や苦しみを味わい、犠牲を払っても――それだけの(=やり遂げる)価値はある。なぜなら最終的に、その努力はほかの人びとの役に立つからだ。

本書で紹介されていた具体例で,考察を深めてみましょう。

(例)レンガ職人に「なにをしているんですか?」と聞いてみました。

1番目の職人は「レンガを積んでいるんだよ」と答えました。

2番目の職人は「教会をつくっているんだ」と答えました。

3番目の職人は「歴史に残る大聖堂をつくっているんだ」と答えました。

「やり抜く力」が強いのは,3番目の答えの人です。1番目のレンガ職人にとって、レンガ積みはたんなる「仕事」,2番目のレンガ職人にとっては「キャリア」,3番目のレンガ職人にとっては「天職」です。

子供に「目的意識」を持たせよう

上述の話をもとに,子供の教育について考えてみましょう。

(例)子供に「なにをしているんですか?」と聞いてみました。

1番目の子供は「英語のドリルをしているんだ」と答えました。
2番目の子供は「大学入試のために英語を勉強をしているんだ」と答えました。
3番目の子供は「将来の日本を担う外交官になるために英語を勉強しているんだ」と答えました。
「やり抜く力」が強いのは,3番目の子供です。1・2番目の目標を掲げる子供は多いですが,3番目の目標を持つことができる子供は少ないと感じます。

周りが指示を与えて,「何かをさせる」教育では,子供が3番目の目標を持つことは難しいです。3番目の「人の役に立つ」「社会のためになる」目標を持つことができるよう,子供に声掛けをしていくことが大切です。

 

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