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マズローの欲求5段階説
マズローの欲求5段階説とは,アメリカの心理学者 アブラハム・マズローが1943年に提唱したものです。マズローは「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」と仮定し,ビラミッド型の5つの欲求について唱えました。
勉強に集中できない,自分のやりたいことが分からない,「やりたいことなんてない」と言ったり,お子様が無気力な状態の場合,自己実現欲求の段階まで到達していないかもしれません。
例えば虐待を受けている(本記事を読まれている方に虐待をするような方はもちろんいないと思います),体罰を受けているという場合は,生理的欲求や安全欲求のところで止まってしまい,それより高次の欲求を持つことが難しくなってしまいます。
親とあまりコミュニケーションが取れていない,学校でいじめにあっている,親や先生から叱られてばかりという場合も,社会的欲求や承認欲求が満たされず,自己実現欲求までたどり着くことができません。
子どもに愛情を伝えていこう
親としては子どものためを思って,厳しいことを言ったり,叱ったりしているかもしれません。しかし自己実現欲求より前の欲求が満たされないと,自己実現欲求まで到達できずに無気力になってしまいます。
もちろん子どもに悪い部分がある,叱られる理由がある場合がほとんどだと思います。無気力な生徒さんを見てきて,保護者の方の話を聞いて,「叱られるのは当然だよな」「それだけの理由はあるな」と確かに思います。
しかし「叱られる→無気力→問題行動を起こす→叱られる」という悪循環に陥ってしまうので,どこかで断ち切ることが大事です。
無理して褒める必要はありませんが「叱り過ぎていないかな?」と振り返っていただき,ぜひ意識して子どもに愛情を伝えていってほしいなと思います。
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