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気を付けて!一見良さそうに見えて,実は効果的でない叱り方とは?

以前,効果的な叱り方に関する記事を書きましたが,多くの保護者様にセミナーを受講いただく中で,分かったことがあるので共有したいと思います。

blog.terak.jp

「効果的な叱り方」を実践しているはずなのに......

なぜ良くないか,なぜそんなことをしてしまったのか,理由を子供に考えさせたり,意見を聞いたりしているのに,一向に現状が改善しない。同じ過ちを繰り返すので,いつも叱ってばかり――という保護者様がいらっしゃいました。詳しくお話し合いする中で,以下のような問題点が浮かび上がりました。

子供が答えた理由にダメ出しをしている

「なぜこんな結果になったかな?」「なぜ今回もやってしまったかな?」と質問した後,お子様が理由を答えたら,「それは違う」「もっと考えなさい」など声掛けしていたそうです。

小さな子供は考えても,きちんと理由を説明できないことがあります。繰り返し「もっと考えなさい」と言ってしまうと,そこから「叱られる時間」がスタートして,子供は苦痛に感じてしまいます

質問して,お子様に考える習慣を付けることが大切なので,お子様が「分からない」と理由を答えられなくても,また答えた理由が的外れであっても構いません。まずは「そうなんだね」と受け入れてあげましょう。その後,「こうだったのかな?」「それともこうかな?」と保護者様の考えを冷静に諭すようにしましょう。次第に考える習慣が身に付き,お子様自身で失敗を振り返り,次に生かせるようになります

叱る時間・回数が多い

日常生活の大部分で叱られていると,「また言ってるな」と子供は叱られることに慣れてきてしまいます。叱られても何とも思わないので,同じことを繰り返します

逆に,叱る時間・回数が少ないほど,1回あたりの声掛けが,お子様に大きな影響を与えます。これまでお子様を叱ったことがほとんどなく,褒めて育ててきた保護者様が,教育セミナーを受講して「必要な場面では叱らないと」と感じ,お子様を叱ってみたところ,絶大な効果があったとのことでした。

これは「叱る」以外の場面でも同様で,「勉強しなさい」とガミガミいったり,説教したりするほど,子供は大人の言うことを聞かなくなります。普段は様子を見守り,必要な場面でのみ声掛けする方が,お子様の心に響きます。

したがって一度,思い切って叱る時間・回数を減らしてみましょう。「これだけは守って」という親子間の約束を一つ決めて,まずは1ヶ月間,それだけに集中しましょう。毎日振り返りを実施し,その約束が守れていたら「よく頑張ったね」と褒める,守れなかったら厳しく叱ってください。表をつくって〇を付けたり,シールを貼ったり,努力を目に見える形にするのもおすすめです。

1ヶ月,毎日約束が守れたら,翌月は2つ目の約束を決めて取り組むというように,少しずつお子様自身で出来ることを増やしていきましょう。叱る回数が少しずつ減ってくるはずです。

以上,一見良さそうに見えて,実は効果的でない叱り方とその改善方法をお伝えしました。少しでも参考になれば幸いです。

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