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『やり抜く力』から学ぶ家庭教育~7.興味・意義を感じられる仕事に就くことの重要性

人生において成功できるかどうかは,「才能」ではなく,「やり抜く力」の有無に左右されると言われています。『やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』(アンジェラ・ダックワース著/ダイヤモンド社)を読み解きながら,「やり抜く力」について考察を深めます。

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

 

「意義の感じられる仕事」につけば,成功と幸せが手に入る

自分の職業を「天職」だと思っている人は「やり抜く力」が強く,「私の仕事は世の中をよくするのに役立つ」という言葉をよく口にして,自分の仕事や人生に対して満足しているそうです。反対に,意義を感じない仕事は続けることが難しく,たとえ続けたとしても,不幸な日々が待っています。

ここで個人的な話をご紹介しましょう。私は以前,大企業に勤めていました。名前を聞けば,誰でも知っているような企業で,法人に対するコンサルティングを行っていました。しかし,仕事にやりがいを感じることができませんでした。仕事を進める中で,「いくらコンサルティングしても,結局会社を動かすのは人だ」,「ということは,『人を変える』『人をつくる』方が大きなミッションでは?」との思いが大きくなり,企業向けコンサルティングを行う意義が感じられなくなっていきました。

そこで,私は教育事業を立ち上げました。幼少期の子供・保護者にかかわることで,日本の将来を担う人材を育成できること,学校・塾など既存の概念にとらわれず自由な教育ができることに,大きなやりがいを感じています。大変なこともありますが,前職より,今の方が仕事も楽しく,幸せな日々を送っています。

もちろん,私とは異なり,有名企業で働いていること自体に誇りを持ち,ステータスがモチベーションとなって勤務し続ける人も多くいます。しかし,仕事内容自体に興味がない,やりがいを感じていない場合,パフォーマンスが低く昇進できなかったり,常に愚痴を言っていたりと,やはり不満を抱えて生きているように見えます。

安定した仕事・地位の高い職業に就くのが幸せとは限らない

「子供の将来を思うと,安定した仕事についてほしい」「公務員になってほしい」「医者になってほしい」など願う親は多いです。しかし,子供が興味のない分野だったり,社会的な意義が感じられない仕事であれば,あまり幸せな人生とは言えません。

お客様から,「新しく入って来た薬剤師の子が仕事ができなくて困っている」「どうやら仕事に興味がなく,親に言われて薬剤師になったらしい」という話も聞いたことがあります。

お子様の人生を幸せなものにするために,親の理想を押し付けるのではなく,お子様ご自身が興味を持てる,やりがいを感じられる対象を見つけられるようサポートしていきましょう。

 

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