『本物の家庭学習』から学ぶ家庭教育⑥~小学生の間に「漢字と計算」は身につけておこう

『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭教育』(杉渕鐵良 著/すばる舎)をもとに,効果的な家庭教育について探ります。

小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭学習

小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭学習

 

「漢字と計算」は小学生の間にやっておいたほうが良い

「小学生の間はたくさん遊ばせたいんです」「とはいえ、学校の勉強だけでは心配です」「小学生の間にやっておいたほうが良い学習は何ですか?」という質問をよく受けます。

中学校に入って困らないように、「漢字と計算」にはコツコツと取り組んでおきましょう。小学生の間に、漢字の意味を理解してすらすらと書ける、ミスなく短時間で計算ができるようにしておくことが大切です。

『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭教育』(杉渕鐵良 著/すばる舎)では,次のように書かれています。

家庭学習として何をすればいいのか。それは主に、計算と漢字の書き取り(低学年なら、ひらがなとカタカナも)です。

計算と漢字をマスターするには、一にも二にもくり返すことです。

さらに、くり返すことで「スピード」が上がります。たとえば単純な計算なら、じっくり考えずとも、見た瞬間にパッと答えがわかる。漢字なら、勝手に手が動く……。この「スピード」が、実はとても大切なのです。

計算ができないと文章問題や応用問題が解けない

算数や数学の問題を解く上で、 計算力は必須です。解き方が分かり、式が立ったのに、計算力がないと、解くのに時間がかかりすぎたり、計算ミスで不正解になったりします。そうなると、子どものやる気は大きく低下してしまいます。解き方が分かっているのに、計算でつまずき、得点に繋がらないのは、とてももったいないです。

小学生の間に反復演習の習慣をつける

計算と漢字を身につけるためには、上述の通り、繰り返し学習することが大切です。中学校に入ると学習内容が増え、家庭できちんと学習できるかどうかが、非常に重要になってきます。ぜひ小学生の間に、毎日コツコツと学習する習慣を身につけましょう。

 

 

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『本物の家庭学習』から学ぶ家庭教育⑤~本当に効果的な予習のやり方

『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭教育』(杉渕鐵良 著/すばる舎)をもとに,効果的な家庭教育について探ります。

小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭学習

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先取り学習は必要?

「学校の授業だけでは心配です」「子どもに先取り学習をさせた方がいいんでしょうか」「周りの子が予習をしているので焦ってしまいます」という相談をよく受けます。先取り学習はやった方がよいのでしょうか。

「授業の取りこぼしが無いこと」が最優先

私はいつも「予習より復習を優先させてください」と答えています。学校の授業内容を理解し切れないまま,どんどん先の単元に進んでしまい置いて行かれることは,最も避けたい事態です。

カラーテストで,ほぼ満点を取れているでしょうか。数ヵ月前に習ったことでも,内容をしっかり覚えていて,問題をすらすら解けるでしょうか。もしそうでないならば,予習よりもぜひ復習に取り組んでください。

効果的な先取り学習の仕方

先取り学習をする場合も,先の単元の練習問題を解かせたり,難しいドリルをやったりするのではなく,子どもに興味を持たせるような取り組みを行いましょう。

『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭教育』(杉渕鐵良 著/すばる舎)では,次のように書かれています。

 家庭での学習といっても、計算のやり方を家庭で先取りして教えてください、という意味ではありません。

教科書の内容を親が一から教える必要はありません。それは学校の役割です。[……]新しく習う単元に興味を持てるように、その子に合わせた動機付けをしてあげることが目的です。

家での予習をがんばりすぎて、家庭学習の時間が増える、そして学校の授業がつまらなくなる、では本末転倒です。

子どもに興味を持たせる取り組みとして,本書では次のような例が紹介されています。

  • 教科書を親子で先取りして読む
  • 日本地図をリビングに貼っておく
  • 旅行に行った際,その土地の特産品を知る
  • 一緒に星座を見る
  • リモコンや時計の電池が切れた時に,子どもに交換を頼み,乾電池に触れさせる
  • 料理を取り分けるときに,倍・分数の考え方を教える

今はインターネットで様々な動画が見られ,アプリで楽しみながら学習を進めることもできます。親が良さそうなものを選んで,子どもと一緒に取り組んでみるもの良いかもしれません。子どもが学校での授業内容に興味を持てるよう,ぜひ楽しい先取り学習を行いましょう

 

 

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目標を持ってプログラミング学習に取り組もう

楽しみながら学習に取り組むことは大事ですが,目標を持って,その達成に向けて努力することにも,大きな価値があります。「プログラミングを学習するとき,何を目標にすればいいですか?」という質問を受けることが多いので,以下ご紹介します。

(1)ジュニア・プログラミング検定

www.sikaku.gr.jp

スクラッチというプログラミング言語を使用した資格試験で,ブロンズ,シルバー,ゴールド級があります。難易度を考慮すると小学校2~3年生くらいからチャレンジできるかと思います。

(2)全国小中学生プログラミング大会

jjpc.jp

毎年,夏休みに開催されています。プログラミング言語や作品形式は自由ですので,年齢が小さいお子様もチャレンジしやすいかと思います。優秀者には景品としてPCなど豪華賞品が贈られるようです。

(3)プレゼント用のプログラミング作品を作る,皆の前で発表する

「お父さんの誕生日に贈るプログラミング作品を作りたい」「先生の結婚式に,お祝いの作品をプレゼントしたい」など,プレゼント用のプログラミング作品を作ることも,良い目標になるでしょう。「いつまでに,こんな作品を作りたい」と子ども自身で思い描いて,計画的に学習を進める機会となるはずです。

私の教室では,生徒さんの作品発表会を定期的に開催していますが,こちらも良い目標となるようです。「発表会でこんな作品を出したい」「次回は生徒さんの中で一番人気の作品を作るぞ」と,一人一人が目標を持って取り組んでくれています。

プログラミングに楽しんで取り組みながら,目標を自分で設定したり,達成したりする力も高めてもらえればと思います。

 

 

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『本物の家庭学習』から学ぶ家庭教育④~宿題+αの学習が大切

『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭教育』(杉渕鐵良 著/すばる舎)をもとに,効果的な家庭教育について探ります。

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「学校の宿題」以外の学習は必要?

「学校の宿題でいっぱいいっぱいなので,他の勉強はやらせていません」「勉強は分からないようだけど,小学生のうちに遊ばせておかないとかわいそう」「宿題をやっているから勉強は十分」という保護者の方がいます。小学校の宿題だけで,本当に十分なのでしょうか。

学校の宿題は「授業内容の確認」

学校の宿題は,数日前やその日習ったことの確認として出されることが多いです。もし宿題をやるのに苦戦しているあれば,まだ完全に内容を習得しきれていないということです。週末など時間があるときに,学校の授業内容を補えるような自主学習を行った方がよいでしょう。

学校の宿題がすらすらできたとしても,注意が必要です。学校で習った直後なので内容を覚えているだけで,数週間後,数ヵ月後に取り組んでみると,意外にできないというケースが少なくありません。『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭教育』(杉渕鐵良 著/すばる舎)では,次のように書かれています。

 宿題の大半は、教科書準拠のプリントやドリルですが、子どもは今日習ったことを宿題に出されると、記憶が残っているので機械的に解いてしまいます。[……]

数日後、数週間後に同じ問題を出して答えられるかは怪しいでしょう。[……]

宿題は授業の補足として出るものです。1年間をトータルで見て、定着を目標に計画的に宿題を割り振ってもらえることは、ほとんどないと言っていいでしょう。

学校の宿題+αの学習が大切

小学校の宿題やカラーテストはよくできていたのに,中学に入って行き詰ってしまう生徒さんがいます。小学校での学習内容がきちんと定着していないのに,それに気づかずに中学生になってしまったことが原因の一つです。

学習習慣の重要性

中学生になると定期テストが始まり,家庭学習の時間が大幅に増えます。小学生の間に学校の宿題しか取り組んでこなかった子どもは,中学校での学習内容の難しさ,学習時間の増加に面食らってしまいます。このような観点からも,小学生の間に宿題+αの学習をする習慣を付けておくことは,とても大切なのです。

 中学校に入ってから,「小学校ではよく出来たのに……」「こんなはずじゃなかった」「もっと早くスタートダッシュを切っておけばよかった」と後悔することのないよう,ぜひ小学生の間に自主学習の習慣を付けましょう。弱点を克服し,得意分野をさらに伸ばせるような+αの学習に,ぜひご家庭で取り組んでみてください。

 

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『本物の家庭学習』から学ぶ家庭教育③~家庭教育が大切な理由

『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭教育』(杉渕鐵良 著/すばる舎)をもとに,効果的な家庭教育について探ります。

小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭学習

小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭学習

 

集団指導では「きめ細やかなサポート」が難しい

知識やスキルを身に付けるためには,反復演習が欠かせません。しかし,学校や塾では,カリキュラム通りに授業を行うことが優先され,子ども一人一人の理解度に応じて指導を行うことが難しい状況です。

伸び悩んでいる子は,次のようなパターンが多いですが,学校や塾では見過ごされてしまいがちです。

  • 授業を聞いて分かったつもりになっている
  • 「わかった」と思い込んでいるが,いざ問題を解いてみるとできない
  • 宿題をやりっ放しになっている
  • 丸付け・やり直しができていない
  • 間違えた問題をできるようになるまで繰り返し解き直さない
  • 数十回反復演習しないと身に付かないのに,1~2回しかやっていない

『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭教育』(杉渕鐵良 著/すばる舎)では,次のように書かれています。

 学習の定着はとても大切で、そのために反復の時間を設けること、さらに一人一人の学習速度に合わせて対応すること。このふたつが、子どもを伸ばすために必要です。[……]

復習が大切だとわかっている教師でも、次々に新しいことを教えなければならない今の過密カリキュラムでは、復習する時間を確保するのは難しいでしょう。[……]

ただでさえ復習の時間がとりにくいのに、習得に50回かかる子は、「できない子」として置いて行かれます

親こそ子どもの家庭教師になれる

学校や塾では,一人一人に合わせたサポートが難しくても,親であれば子どもの家庭教師になれます

いつもそばにいる親なら、子どものクセや、学習理解の速度に気づいてあげられます。「今、この子には、これは難しいな」「そろそろ次に行けるな」という見極めをして、家庭学習をその子に合わせてカスタマイズすれば、とりこぼしがなくなります

 親なら、その子の個別の家庭教師になれるのです。

 ただ,親だからこそ,関わり方が難しい面もあります。具体的には,次のようなことに気を付けましょう。

  • 子どもを勉強嫌いにしないために,「何でこんなことも分からないの!」「何回教えたら分かるの!」など感情的にならない
  • 「これくらいはできてほしい」と周囲の子どもと比較して,いきなり高い目標を設定しない
  • 親がやってほしいレベルの問題集ではなく,子どもの実力より少し上(8割くらい正解するレベル)の問題集に取り組ませる
  • 早く結果を出そうとせず,数ヵ月~年単位で改善していく心持ちでいる
  • 結果がまだ表れていなくても,「集中できるようになったね!」「前より短い時間でできるようになったね!」「ノートがきれいになったね!」と成長した点を褒める

 このような点に気を付けて,学習が軌道に乗るまで,ぜひ保護者の方がお子様をサポートいただければと思います。

 

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『本物の家庭学習』から学ぶ家庭教育②~受験勉強の前に大切なこと

『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭教育』(杉渕鐵良 著/すばる舎)をもとに,効果的な家庭教育について探ります。

小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭学習

小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭学習

 

 

受験勉強の前に「学校の勉強」

「中学受験をするから」「周りの子が塾に行っているから」と,焦って子どもを塾に通わせる保護者の方がいらっしゃいます。しかし,いざ塾に通ってみると,成績が伸びなかったというパターンも少なくありません。

塾に通う前に,学校の勉強はきちんとできているでしょうか。学校の授業が理解し切れていないのに,受験塾に通っても,なかなか成績は付いてこないでしょう。

『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭教育』(杉渕鐵良 著/すばる舎)では,次のように書かれています。

 学校で習うことは、計算にしても漢字にしても、勉強の基礎です。その土台があって、はじめて応用問題ができるのです。[……]

授業を理解しているように見える子も、実は学習が定着していないことがよくあります。[……]

ちょっと間をおいて、まとめてテストをすると、急に点数が悪くなるのはよくあることです。

学習内容を完全に定着させる

そもそも,「きちんと理解する」「完全に定着させる」とはどういうことでしょうか。ヒントがなくても,完全に自力で問題を解ける,考え方・解き方を再現できるということです。

解説を一回聞いて,「分かった!」と思っても,数日後に同じ問題を解こうとすると,「あれ?どうやるんだったっけ?」と分からなくなる……という経験をしたことがある方も多いでしょう。このような状態では,テストでも点数が付いてきません。

教材を見なくてもすらすら解ける,解き方・考え方が頭の中に定着している状態にすることが大切なのです。

 反復演習が大切

では,学習内容を完全に定着させるのはどうすればいいのでしょうか。本書でも述べられている通り,何度も繰り返し学習するしかありません。

聞いたことを一度で理解して、すぐにできてしまう天才タイプもいますが、そんな人はひと握りです。[……]

天才タイプではなくても、ほとんどの子は、何度もくり返すことで身につきます。勉強は「やった回数」で決まと言ってもいいでしょう。

勉強ができるようになる魔法のような方法はなく,定着するまで,地道に繰り返し学習していくしかありません。

学校や塾での学習内容が身に付くかどうかは,自宅での学習習慣が鍵を握っているのでとも言えるでしょう。ご家庭で繰り返し学習し,知識・考え方が完全に定着するような学習習慣をぜひ小学生のうちから身に付けてほしいです。

 

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『本物の家庭学習』から学ぶ家庭教育①~小学校の通知表は当てにならない

『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭教育』(杉渕鐵良 著/すばる舎)をもとに,効果的な家庭教育について探ります。

小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭学習

小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭学習

 

「中学校に入って成績が伸びないんです」「小学校のときは問題が無かったのに……」「小学校の通知表はごく普通だったのに,中学校に入ってから通知表が一気に悪くなってしまいました」という相談をよく受けます。

しかし,実際に指導して子どもの学習状況を見てみると,小学校の学習内容を理解し切れていないことが少なくありません。小学校で学ぶ計算や漢字など,基礎的な内容が定着していないと,中学校での学習で行き詰ってしまいます

小学校の通知表は当てにならない

相談された保護者の方は,子どもの通知表を見て,「授業に付いていけている」「この学習状況で問題ない」と判断していました。しかし,『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭教育』(杉渕鐵良 著/すばる舎)で述べられているように,小学校の通知表は当てにならないことが多いです。

 学校では、学習を十分に理解できていなくても、通知表に「普通」という判定がつきます。〔……〕

通知表のつけ方は学校によっても、教師によってもばらつきがあります。〔……〕

たとえば30点だった子が、がんばって58点まで点数を上げたのに、基準を下回っているからといってCをつけると、やる気をなくしてしまうかもしれない。そういう思いからBをつけることもあります。

「とこかくもBはついているのだから、大丈夫」と親は安心してしまいます。その結果、知らぬ間にずいぶん遅れてしまっている……ということが多々あります。

通知表は、子どもの習熟度を確実に見られるものではないのです。

学校での小テストや実力テストをチェックする

子どもの理解度を確認するには,通知表ではなく,カラーテストや小テスト,実力テスト,問題を解いたノートを見るようにしましょう。どのような問題を間違えているか,どのような間違い方をしているか(単純なミスか,そもそも理解できていないのか),苦手な分野はどこかが一目で分かります。

苦手分野を把握して克服し,小学校の学習内容をマスターしておくことが,中学校の学習をスムーズに進めるためにとても大切です。小学生の子どもにはまだ難しい部分もあるので,テストやノートは親がこまめに確認し,「ここがちょっと苦手かな?」「今週末に一緒に復習しようか!」「夏休みに復習ドリルをやってみる?」などぜひ一緒に学習について話し合う時間を作りましょう。

 

 

 

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『Learn Better』から学ぶ効果的な学習法~親や先生ができる支援②

『Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ』(アーリック・ボーザー著/英治出版)をもとに,効果的な学習法について探ります。

Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ

Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ

 

効果的な学習をサポートするために

生徒の効果的な学習を促すために,親や先生はどのようなことをすればいいのでしょうか。

「親や先生ができる支援①」については,以下の記事をご覧ください。

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  • 見直しを促す

  - 「自分は何を学んだか?理解しづらかったのはどこか?分からないところはどこか?」と自問させる

 -学習しづらい部分に意識を向けさせ,「自分はどれだけこれが分かっているだろう?」「分からないと感じるところはどこだろう?」と考える習慣を身に付けさせる  

人は自分が実際以上によく分かっていると思い込みがちなので,学習者に見直しの習慣を付けてもらうことが大切です。

 

  • 学習の仕方を教える

 - 目標設定,自問,思考など,スキルや知識を習得する方法を教える

関連記事は以下をご覧ください。

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  • 情動面の支援を行う

 - 学習に困難はつきものなので,学習者の感情マネジメントを支援する

関連記事は以下をご覧ください。

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ぜひ上記を参考にして,生徒さんやお子様が効果的に学習を進めることをサポートいただければと思います。

 

 

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『Learn Better』から学ぶ効果的な学習法~親や先生ができる支援①

『Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ』(アーリック・ボーザー著/英治出版)をもとに,効果的な学習法について探ります。

Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ

Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ

 

効果的な学習をサポートするために

生徒の効果的な学習を促すために,親や先生はどのようなことをすればいいのでしょうか。

  • 期待値を示す

  - 褒め言葉や励ましを惜しまない

  - 能力を褒めずに頑張りを褒める

    - 結果ではなくプロセスを評価し,目標と期待を話す

 - 失敗は学ぶチャンスであることを伝える

  • 学習を分散させる

 - 忘却を計算に入れ,数週間~数か月の幅で学習を分散させる( ×一晩や週末だけで一気に取り組ませる)

 - 誰しも学習内容を忘れてしまうため,定期的に再学習させるようにする

  • 集中力できる環境を作る

 - 音楽やテレビ,大きな話し声のない空間を与える

  • ミスをサポートする

 - ミスによって記憶に残り学習が進むため,ミスを責めない

 - あえて答えを教えず,答えがわからない状態に慣れさせる

 - 長期的な学習力を高めるために,自力で学ぶ姿勢を培う

ぜひ上記を参考にして,生徒さんやお子様が効果的に学習を進めることをサポートいただければと思います。

 

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【関連記事】

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