【子どもの創造力を養う方法】完璧主義をやめて子どもに任せる

『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』(ジュリア・キャメロン著/サンマーク出版)をもとに,効果的な家庭教育について考えます。

新版 ずっとやりたかったことを、やりなさい。

新版 ずっとやりたかったことを、やりなさい。

 

完璧主義では前進できない

本書では完璧主義は自分を前進させることへの拒絶だと書かれています。

完璧主義にとらわれた人は、過ちを恐れるあまり作品の細部にこだわり、全体を見失う。こうして自分の創造性を、おもしろみのない不自然な画一性に変えてしまうのだ。「間違いを恐れてはいけない。間違いなどないのだ」とマイルス・デイビスは語った。

完璧主義をやめて子どもに任せよう

「子どもが失敗するのではないか」「完璧にやらないと恥ずかしい」「恥をかいたらかわいそう」などの理由から,子どものチャレンジを阻止したり,子どもの代わりにやってしまったりする親がいます。

芸大や美大といった進路に興味がある小学生の生徒さんがいたので,絵を描いたり,アートに触れたりすることを保護者の方におすすめしました。「うちの子はそんなに絵が上手くないから」「絵が上手じゃないのに習いに行くのは恥ずかしい」「入賞できるくらいの絵を描けないと意味がない」と言って,結局そのような機会を設けませんでした。

その保護者の方は,勉強についても同様に「良い点数を取れないと恥ずかしい」と言って,家庭教師のように付きっ切りで子どもを指導していました。その結果,子ども一人では学習を全く進められない,自分で質問できない,誰から教えてくれるのを待っている……という状態になってしまっていました。

試行錯誤を通して前進する

絵も勉強も最初から上手くできる人はいません。誰でも取り組みながら,失敗しながらコツを掴んでいきます。しかし,この保護者の方のように完璧主義だと,子ども自身で試行錯誤して成長する機会を奪ってしまいます。子どもの考える力や創造力を引き出すために,完璧主義をやめて,できる限り何でも子どもに任せていきましょう。

 

blog.terak.jp

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