頑張ることが目的になってない!?成果が出る学習・練習法とは

頑張ることは良いこととは限らない

「勉強を長時間やったからえらい!」「習い事の練習をたくさんやったからすごい!」「こんなに頑張っている自分はすごい!」と考える子どもがいます。確かにたくさん頑張ることは立派かもしれませんが,成果が出ないとあまりやっている意味がないと言えます。

誰しも「勉強ができるようになりたい」「習い事がもっと上手になりたい」という目標を持って学習や練習をスタートしたはずですが,いつの間にか頑張ること自体が目標・目的になってしまうことも少なくありません。

これはあまり良いことではないかもしれません。なぜかというと頑張ることが目的になってしまうと,なかなか成果が出ず,「頑張っても自分はできないんだ」と思ってしまうからです。「こんなに頑張っているのに,なんで自分はできないんだろう」という劣等感や自信のなさにもつながってきます。

親としてできること

親としてできることは「少しずつでも成果が見え始めているかな?」と確認することです。単純に長時間勉強しているから,練習しているからという理由で手放しで喜ばないようにしましょう。

子どもに「もっとたくさんやりなさい!」と量を強要しないことも大切です。成果が出ていれば,勉強時間・練習時間が短くても大丈夫なので,不安にならないでください。

成果が出ない原因

成果が出ない原因として,自分の現状や弱点が分かっていないこと,目標が立てられていないことが挙げられます。やみくもに勉強や練習をしても,なかなか成果を出すことはできません。「自分がここが弱いな」と把握して,「次はこれができるようになりたいな」と目標を持つことが大事です。

勉強においては,例えば「この問題が苦手だな」「次は解けるようにしたいな」「こうやったら解けるんだな」「次からは気を付けよう」などと意識することが大事です。

私は長年ピアノを習っていたので,ピアノを例に考えてみます。ピアノが上手い子・下手な子の違いも練習に表れていると感じます。なかなか上達しない子は,まんべんなく曲全体を練習し,それを長時間続けます。すぐに上達する子は,パートに分けて苦手な部分だけ練習をしたり,苦手を克服するために関連する練習曲を引いてみたりします。このように自分の弱点を把握して,目標を持って練習する子は成果を出しやすいです。これは勉強,音楽,スポーツなど何事においても共通することではないかと思います。

量ではなく質=やり方に目を向ける

子どもに勉強量をこなすように言うだけではなく,勉強の仕方や練習の仕方にもぜひ目を向けてほしいです。

もし子どもが目標を持つことができていない,現状や弱点が分かっていないと言う場合は,「ここの部分ができるようになるともっといいね」「次の目標を教えてくれるかな?」「もっとできるようになるためには,どうすればいいかな?」「こういう勉強・練習法はどうかな?」など,子どもが意識できるような声かけをしてもらえればと思います。

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