AI時代に生きる子どもたちに本当に必要な力とは?

近年、ChatGPTをはじめとする生成AIが急速に広まり、社会のあり方が大きく変わりつつあります。インターネット検索以上にスピーディーに情報をまとめてくれるAIが身近になった今、「知識を持っている」だけでは価値を生み出しにくくなっています。
 
これからの子どもたちには、従来の勉強に加えて AI時代を生き抜くための新しい学び方 が求められています。
 
知識から「活用」へ
 
一昔前までは「どれだけ知識を覚えているか」が学力の中心でした。漢字を正しく書けること、九九を間違えずに言えることはもちろん大切です。ですが、これらはAIやデジタル機器が一瞬で処理してくれるようになりました。
 
では、人間が持つべき力とは何でしょうか。
それは「知識をどう使うか」、つまり 知識の活用力 です。問題を解くために知識を組み合わせたり、情報を比較して自分なりの答えを導き出したりする力が、これからますます重視されます。

AI時代に必要な3つの力
 
1. 考える力(批判的思考)
 
インターネットやAIから得られる情報は便利ですが、すべてが正しいとは限りません。
「この情報は本当に正しいのか?」「ほかの視点はないか?」と疑問を持ち、自分で判断する力が必要です。
 
2. 伝える力(表現・コミュニケーション)
 
AIが文章を作ってくれる時代だからこそ、人間ならではの「相手に伝わる言葉」「相手の気持ちを動かす表現」が価値を持ちます
グループでのディスカッションや発表、日記や作文も、その土台をつくる大切な学びになります。
 
3. 創造する力(アイデア・探究)
 
AIは過去のデータをもとに答えを返す仕組みです。だからこそ、 新しい問いを立てたり、独自のアイデアを生み出したりできる力 は人間の強みです。探究学習や自由研究など、答えのない課題に挑戦する経験が役立ちます。
 
 
家庭でできるサポート
 
「どうしてそう思うの?」を聞いてみる
 
子どもが答えを出したときに「正解か不正解か」だけで終わらせず、理由を聞いてみましょう。考えの筋道を言語化することで、思考力と表現力が鍛えられます
 
一緒に調べる習慣をつける
 
分からないことがあったときに、親がすぐ答えを出すのではなく、子どもと一緒に調べてみましょう。図鑑やネット、AIツールを活用しながら「調べる力」を育てるのも効果的です。
 
AIを「使う側」として体験する
 
AIをただ怖がるのではなく、親子で一緒に触ってみるのもおすすめです。自由研究のアイデアをAIに相談してみたり、作文の下書きをAIに作らせて修正してみたりする経験は、子どもにとって「AIを活用する」感覚を養うきっかけになります。
 
まとめ
 
AI時代を生きる子どもたちに求められるのは、 知識をただ覚える力ではなく、それをどう活かすかという力 です。
 
考える力
伝える力
創造する力
 
この3つは、どれも日々の学習や家庭での声かけで伸ばせます。
未来の社会に希望を持って歩んでいけるように、親としてできる小さな工夫を積み重ねていきたいですね。
 
 
 

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