『勉強法以前の「勉強体質」のつくりかた』(伊藤敏雄著/主婦の友社)をもとに,効果的な家庭教育について学びます。
子どもが勉強をやりたがらない原因
子どもが勉強をやりたがらない原因として,勉強を正しいやり方でやっていないからだと本書では書かれています。
・人はやっても効果が実感できないことを、楽しいとは思いません
・人は楽しいと思えないことを、つづけたいとは思いません
大量の書き取りやドリルを子どもが嫌がるのも,やってもできるようになる感覚がないからかもしれません。あるいは逆に「やらなくてもすでに出来る」「やる意味を見いだせない」という場合もあるでしょう。
学習の効果を感じてもらうことが大切
子どものやる気を引き出すには,「勉強したらできるようになった」という効果を感じてもらうことが重要です。
- 前はできない問題ができるようになった
- 小テストで得点が上がった
- 宿題の正答率が上がってきた
このような小さな成功体験を経験させ,「よく頑張ったね!」とほめましょう。
子どもによって効果的な学習法はちがう
学習の効果を出すために,大量の書き取りや問題演習は必要ないかもしれません。書かなければ覚えられない子もいますが,赤シート等を使って,視覚的に暗記する子もいます。「こんな学習法はどうかな?」「こっちの方が覚えやすいかな?」と,子どもと話し合いながら,その子に合った学習法を見つけましょう。