勉強は量より質が大事?

先日,学校の先生とお話ししていて「最近の子ども・親はとにかく早く成果を求める」という話になりました。私自身,「勉強のコツを教えてください」「どうやったら勉強ができるようになりますか」「早く覚えるにはどうすればいいですか」など,お子様や保護者様から質問を受けることが多くあります。

量をこなさないと質は上がらない

このような質問をしてくる子の多く(体感的には9割以上)が,量をこなしていません

  • テスト前だけ勉強する
  • 暗記は一夜漬け
  • 普段は宿題しかしない
  • 週に数回しか勉強しない
  • 成果が出ないと数週間で勉強をやめてしまう
  • 新しい問題集を買うだけで最後までやり切らない

このような子が本当に多いです。

勉強量をこなしているうちに,質は自然と上がってきます。自分にあった学習法が分かってきたり,点と点の知識が線でつながってきたりするからです。これは,他人から「こうしなさい」「ここはこうだよ」と言われて身に付くものではありません。量をこなす中で,自分で試行錯誤して体得していくものです。

  • テスト前だけでなく毎日勉強する
  • 基本的な問題も面倒くさがらずにやる
  • 間違えた問題は5回でも10回でもできるようになるまで解き直す
  • 一日5分でも10分でも隙間時間を活用して,漢字,英単語,理科や社会の用語を暗記する
  • 数か月で諦めずに,年単位で継続的に学習に取り組む

このような努力をせずに,効率の良い学習法を周りに質問しても無意味です。

「こういう覚え方はどう?」「朝と夜に分けて勉強したほうがいいんじゃない?」など周りがアドバイスすることはできますが,本人が量をこなし実際に色々と試して自分に合った方法を見つけていかなければ,アドバイスをしただけで終わってしまいます

上手く行かない期間は無駄ではない

試行錯誤している期間を無駄だと捉え,「早く勉強ができるようになりたい」「子どもに早く成果を出してほしい」と考えるのだと思いますが,試行錯誤している期間にこそ価値があります。「こうやればいいんだ!」「分かってきたかも!」と自分に合った学習法を見つけ,学習内容に対する理解を深めていく過程・体感こそ,勉強の醍醐味なのです。

なかなか上手く行かないかもしれませんが,「これは上手く行かないんだ」と分かることも,大きな発見です。このような経験を通して,子ども自ら考え行動する姿勢が養われ,成長していきます。(これはビジネスや大人の自分にも当てはまると思います。)

「これは無駄じゃないのか」「もっと良い方法があるはず」と考えるだけで行動しなければ,何も見えてきません。量をこなして色々な方法をどんどん試し,そこから自分に合った方法を見つけることで,質を高めていきましょう!

 

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