「うちの子には良いところがない」は本当か?

家庭教育で子どもの良い点に目を向け,それを伸ばしていくことで,将来子ども自身が納得のいく人生を歩みやすくなります。しかし,保護者様の中には「うちの子には良いところが本当に無いんです」「何の才能もありません」と言う方がいらっしゃいます。本当にそうでしょうか。

「良いところがない子」はいない

例えば,集中力が途切れやすく,短時間でコロコロと興味の対象が移り変わる子がいます。「集中力が無い子」と見ることもできますが,「色々な物事に興味を抱ける子」とも見ることができます。

理解力が低く,なかなか物事のコツが掴めない子も,見方によっては「要領が悪い子」ですが,別の見方をすると「一つのことを粘り強く続けられる子」でもあります。

一つの個性も,見方によって良く見えたり,悪く見えたりします。そして、隣の芝生は青く見えるものです。

「うちの子は集中力が無くて,コロコロと興味の対象が移り変わるんです……」と悩んでいる保護者の方もいらっしゃれば,「うちの子は特定のことにしか興味がなく,他のことに全然興味を持ってくれないんです」「一つのことにしか興味を持てないので,将来不安です」と悩んでいる保護者の方もいらっしゃいます。

「うちの子はなかなか物事のコツを掴めず,時間がかかってしまいます……」と悩んでいる保護者の方がいる一方で,「うちの子はすぐに何でも理解できるけど,その分,努力することを知りません。壁にぶつかると,すぐに諦めてしまいます」と悩んでいる保護者の方もいます。

お子様の個性・他の子と違っているところは,一見,悩ましい特徴に思えるかもしれませんが,見方を変えれば良い点・才能かもしれません。ぜひ見方を変えて,お子様を叱るのではなく,「こういうところが良いね!」と伝え,個性を伸ばしていきましょう。

 

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多田 淑恵 lit.link(リットリンク)

 

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