中学生の生徒さんから,「数学の問題の解き方が思いつかないんです。どうすればいいでしょうか。」と質問を受けることがあります。
私はいつも「問題のバリエーションをたくさんこなすことが大事だよ。」「間違えた問題は,一人で解けるようになるまで何度でも解き直そう。」とお答えしますが,その理由をご説明します。
守破離という考え方
武道に「守破離」という考え方があります。
守:型を忠実に守る段階
破:型から少し外れたり,組み合わせたりしてアレンジする段階
離:型から完全に外れて自由に創作する段階
勉強もこれと同じで,まずは解き方の型を身につけることが大事です。「こういうときは,こう考えるといいんだな」「この問題は,こう解けばいいんだ」と解き方の型が身につけば,次第に型を組み合わせたり,少しアレンジしたりすることによって,応用問題も解けるようになります。このような段階を経て,未知の問題に対しても,解き方の糸口を見つけられるようになっていきます。
「数学の解き方が思いつかないんです。どうすればいいでしょうか。」と質問する子の大半は,「守:型を忠実に守る段階」で停滞しています。問題のバリエーションをたくさんこなし,間違えた問題は自力で解けるようになるまで何度も解き直すことで,「守→破→離」へとステップアップすることができますよ。
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