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人生において成功できるかどうかは,「才能」ではなく,「やり抜く力」の有無に左右されると言われています。『やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』(アンジェラ・ダックワース著/ダイヤモンド社)を読み解きながら,「やり抜く力」について考察を深めます。
やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
弟はとても頭がよい子なのに、あるときから成績が下がり始めたという。やる気を出させるために、選手は最新モデルのXboxのゲーム機を買い、ラッピングされた状態のまま弟の部屋に置いた。「成績表がオールAだったら、ラッピングを破いてもいい」という取り決めだった。最初のうち、作戦は功を奏しているように見えたが、やがて弟はスランプに陥ってしまった。「こうなったら、Xboxをあげたほうがいいんでしょうか?」[……]「ていうか、オールAなんて無理なんじゃないの?」[……]
「まず、弟にただゲームをあげるなんて絶対にいけない。[……]君の弟に必要なのは指導だ。また以前のようによい成績を取るには、具体的になにをすればいいか、よくわかるように説明してくれる人が必要なんだ。計画が必要なんだよ![……]」
人生において成功できるかどうかは,「才能」ではなく,「やり抜く力」の有無に左右されると言われています。『やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』(アンジェラ・ダックワース著/ダイヤモンド社)を読み解きながら,「やり抜く力」について考察を深めます。
やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
「叱らない子育て」「褒める教育」が一時話題となりました。子どもを褒めると,やり抜く力は高まるのでしょうか。
お子様にこのような声掛けや接し方をしていないでしょうか。著者は自身の子育てについて次のように振り返っています。
娘たちに対する自分の接し方を振り返って、私は反省した。私は学習に必要な条件をつくっていなかった。つまり、「がんばったらごほうびがもらえる」(「がんばらなければ、ごほうびはもらえない」)というルールを、子どもたちに認識させる環境をつくっていなかった。
子どもたちにとって望ましい適切なフィードバックを与えることが、私にはなかなかできなかった。娘たちがどんなことをしても、ついほめてしまった。
子どもが何をしても褒めるのではなく,基準を明確にし,毅然と接しましょう。以下のような接し方を心がけることが大切です。
物事をやり抜くためには,数々の挫折や困難を乗り越える必要があります。そのために子どもの甘えを許してはいけません。「良く頑張ってるね」と努力した点については認め,「もっとこうしてみたら?」と努力の方向性を示しましょう。挫折や困難を乗り越えることができれば,さらに高い目標に向かって努力することができます。時には厳しいことも伝え,子どもの「やり抜く力」を引き出しましょう。
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やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
どのような子育てが子供のやり抜く力を高めるのでしょうか。本書には「育て方診断テスト」が掲載されており,ご自身の子育てが,どのような型に属するか分かるようになっています。以下,やり抜く力を高める上で良い子育て・悪い子育てを一部ご紹介します。
【OK】
【NG】
子供のやり抜く力を高めるには,「厳しい要求をしながらも,子供の自主性を尊重する」「愛情深いが毅然と育てる」「自由を与えると同時に『限度』を示す」接し方が有効です。子供の興味を第一に考えながらも,「なにをすべきか」「それくらい努力すべきか」「いつならやめてよいか」など重要なことは,完全に子供に任せるのではなく,親がアドバイスを行うようにしましょう。目標を途中で諦めさせない,サボっているときは叱るなど,必要な場面で厳正に対処することが,子供のやり抜く力を高める上で重要です。
子供は皆,親の背中を見て育ちます。世界で活躍するスポーツ選手や芸術家など,「やり抜く力」の鉄人たちも,自分がもっとも影響を受けたのは親だと語っているそうです。
[……]子どもに対して厳しくも支援を惜しまない親たちは、ほぼ例外なく、子どもたちにとって努力の手本となっており、親自身が「努力家で、なにかに挑戦するときは全力を尽くし、楽しみよりもやるべきことを優先させ、遠い目標に向かって努力する」姿を子どもに見せていた。
[……]もしあなたが自分の子供の「やり抜く力」を引き出したいなら、まず、「自分が人生の目標に対してどれくらいの情熱と粘り強さをもって取り組んでいるか」、つぎに、「子どもが自分を手本にしたくなるような育て方をしていると思うか」、考えてみよう。
子供に「勉強しなさい」「練習しなさい」と言いながら,親自身がテレビを見たり,ゲームをしたり,友達と食事に出かけたりしていませんか。「子供に対する最大の支援」とは,多くのお金をかけたり,たくさんの習い事に通わせたり,手取り足取り教えたりすることではなく,親自身が努力してお手本となる姿勢を示すことだと思います。ぜひ親自身が人生の目標を持ち,情熱と粘り強さをもってその目標に取り組みましょう。
☆「やり抜く力」教育セミナーを実施しています。
詳細・お申し込みはこちらよりどうぞ
☆『一流の育て方』「7つの習慣」教育セミナーも開催しています。
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2017年5月26日(金)~28日(日)浜田山・久我山にて,保護者様向け教育セミナーと自由研究教室を開催します。
将来,社会で活躍できる大人に育て上げるための家庭教育について学びます。お子様が多くの時間を過ごす家庭での声掛け・接し方は非常に重要です。教育に関するお悩みがある方,子育てが本格化する前に効果的な家庭教育について知っておきたいという方,ご興味がある方はどなたでも,ぜひお気軽にご参加ください。
お子様が好きなテーマ取り組み,レポートにまとめ,成果発表を行います。テーマ決めからレポート項目・内容までアドバイスを行い,自由研究を完成させます。自由研究への取り組みを通じて,思考力と文章力を高めます。
毎月ご好評をいただいているロボット・プログラミング講座を5月も開催します。創作的な活動を通じて,主体的に学び「考える力」を高めます。
残席が大変少なくなっております。最新の空き状況やイベント詳細につきまして,ぜひお気軽にお問い合わせください。
変化が大きいこれからの社会では,与えられた課題がこなせるだけ,単純に勉強ができるだけでは,食べていくことができません。したがって子供が多くの時間を過ごす家庭で,思考力や主体性を高める教育を実施していくことが大切です。効果的な家庭教育・学習について,『アクティブ・ラーニングが絶対成功する!小・中学校の家庭教育アイデアブック』をもとに考察を深めます。
アクティブ・ラーニングが絶対成功する! 小・中学校の家庭学習アイデアブック
本書のタイトルにもなっている「アクティブ・ラーニング」とは何でしょうか。アクティブ・ラーニングとは,「課題の発見・解決に向けた主体的・協働的な学び」であるとされています。これからどの学校でも,このようなアクティブ・ラーニングが求められてくると著者は述べています。それは,社会が変化し,「主体的に問を立てて,他者と協働しながら解決していく力」が必要とされるためです。
〔……〕これからの社会では,「予測できない未来」が到来するため,受け身でその流れに対応するのではなく,「主体的に問いを立てて,他者と協働しながら解決していく力」を育てることが,学校教育のねらいであるということになる。
学校教育でいくらアクティブ・ラーニングを実施しても,家庭での過ごし方によっては効果が期待できません。
〔……〕家庭教育にはまだ改善の余地があるといえる。「宿題には取り組んでも,『自ら学ぶ家庭教育』はしない」という子どもが多数である現状を変えなくてはならない。
学校や塾の宿題を受動的にやっている,塾に行って言われた通り勉強している,親や先生から言われた通りに課題をこなしているだけでは,「主体的に問いを立てて問題を発見・解決する力」は身につきません。
将来社会で活躍できる大人に育てるためには,子供自身で調べる・考えるという姿勢を養うことが大切です。そのためには,なるべく小さなうちから,子供の好きなこと・興味のあることに取り組ませましょう。「もっと知りたい!」「こうしたらどうなるんだろう?」と楽しみながら主体性や思考力を引き出すことができます。
弊社ではプログラミング・ロボットづくりを通して,子供の主体性・思考力を養う授業を実施しています。
加えて,宿題への取り組み方・日々の過ごし方を変えるだけで,家庭で子供の自己マネジメント力を鍛えることができます。
自己マネジメント力とは,「子どもが自分の学習と生活の実態を自覚して,目標を設定したり,進捗状況を記録したりして,自己学習を改善していく力」である。〔……〕自分で学習計画を作成・実行し,振り返ったり,学習姿勢や生活態度などの自己点検を繰り返したりすることで,少しずつ自分をマネジメントして成長していく力が育つ。こうした力は生涯にわたる宝になる。つまり,家庭教育の自己点検を日常的に子どもたちに行わせることを提案したい。
親が口うるさく「勉強しなさい」と声掛けしたり,叱ったりするだけでは,このような自己マネジメント力は身につきません。具体的活動例を以下に挙げてみましたので,ぜひ家庭学習に取り入れてみてください。
P(Plan)計画
D(Do)実施
C(Check)評価
A(Action)改善
弊社では,学習PDCAサイクル改善の授業を実施していますが,どの生徒さんも次第にご自身で考えて勉強できるようになってきます。保護者の方より「勉強しなさい」と言われないと取り組まなかった,ダラダラ遊んで時間を過ごしてしまっていたお子様も,PDCAサイクル改善の取り組みを始めると,ご自身で問題意識を持ち,自発的に行動・学習できるようになります。「もうすぐ勉強の時間だ!」「今日は目標達成できなかったから,明日はもっと頑張ろう!」とご自身で考えられるようになります。
ぜひご家庭でお子様の主体性・考える力を引き出す取り組みを実施いただければと思います。
☆2017年5月26日(金)に保護者様セミナーを実施します。効果的な家庭教育について,ぜひ気軽に話し合いましょう。お気軽にご参加ください。
静岡県浜松市で好評をいただいている保護者様向けセミナーを東京でも開催いたします。
お子様が多くの時間を過ごす,ご家庭での声掛けや接し方は非常に大切です。今回は『一流の育て方』や『7つの習慣ティーンズ』を読み解きながら,効果的な家庭教育について学びます。
① 2017年5月26日(金)16時〜16時50分:
『一流の育て方』から学ぶ!教育セミナー 〜お子様に学習習慣を付ける方法
② 2017年5月26日(金)17時〜17時50分:
「7つの習慣」から学ぶ!教育セミナー 〜社会で活躍できる子供の育て方
家庭教育についてお悩みがあるという方,子育てが本格化する前に効果的な声掛け・接し方を知っておきたいという方,教育に興味があるという方,誰でもお気軽にご参加ください。
※イベント日時・場所が変更となりました。2017年5月27日(土)ではなく,5月26日(金)浜田山会館での開催となります。よろしくお願いします。
2017年5月より東京都杉並区と静岡県浜松市にて,「夏休み自由研究教室」を開催します。
テーマ決めからレポート項目・内容までアドバイスを行い,自由研究を完成させます。次のような方におすすめです。
ご興味のある方は,ぜひ下記詳細をご覧ください。
【東京でご受講の場合】
① 発明品,ロボット,プログラミングを自由研究テーマとして希望される場合
② 自由テーマを希望される場合
【浜松でご受講の場合】
① 発明品,ロボット,プログラミングを自由研究テーマとして希望される場合
② 自由テーマを希望される場合
皆様のご参加をお待ちしております。
いつもご覧いただき,ありがとうございます。本日5月4日(木)はブログをお休みさせていただきます。HP・メールでのお問い合わせは,通常通り受け付けておりますので,よろしくお願いいたします。
それでは,引き続き素敵なGWをお過ごしください。