指導していると,「それはもうできる!」「もう分かった!」と子どもが言う場面に遭遇します。その子自身は「分かった!」と思い込んでいても,実は分かっていないことが少なくありません。
「できる」「分かった」=自力で問題が解ける状態
「その問題はもうできる!」「もう分かった!」と子どもが言う場合,問題を解かせてみましょう。すらすらと自力で解けるようであれば,本当に分かっているということです。答えを見ないと分からなかったり,先生のヒントが必要だったりする場合は,分かっていない状態です。
「できる!」「分かった!」とは,ヒントが無くても自力で問題が解けることを指します。テストでは答えを見たり,先生にヒントを出してもらったりすることはできません。だから,自分一人で問題を解けるようにしておくことが大事です。
「できる」「分かった」という思い込みを取り払う
「できる」「分かった」と思い込んでいて復習をせず,テストで悪い点数を取ってしまう……という子は少なくありません。
このような事態を防ぐためにも,問題を試しに解いてもらい,「あれ?できないかも」「分かったと思っていたけど,実は分かっていないかも」と気づかせることが大切です。
- 分かったと思っていたけれども,実際は問題を解くことができなかった
- 繰り返し学習したら問題が解けるようになった
このような経験を繰り返して,「『分かった!』ってこういう感覚なんだ!」と子どもは「できる」「分かった」という感覚を体得していきます。「問題を解いて,理解度を確認してみよう!」と子ども自身で学習法を工夫できるようにもなります。
「試しに問題を解いてみようよ」「何も見ずにできたら,分かっているってことだよ」「テストでは調べたり,ヒントをもらったりできないから,自分一人でできるようにしておくことが大切だよ」とぜひ子どもに声掛けしましょう。
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