先日の記事で,「できない」「もう嫌だ」などのネガティブな発言をやめた方が良い理由について書きました。
子ども自身がネガティブな発言をするのはもちろん良くありませんが,親が子どもにネガティブな声掛けばかりするのも同じ理由で良くありません。
「どうせできないよ」「また間違えたの!?」「いい加減にしなさい」と言う
→その言葉が子どもの耳に入る
→「自分はどうせできない」「同じ間違いをする自分はダメだ」「やっぱりダメな子なんだ」という記憶が子どもの脳に植え付けられる
→現実を悪い方向に捉えてしまう
日常的にネガティブな声掛けをされてきた子どもは,マイナス思考に陥り,何をするにもブレーキがかかってしまいます。勉強面でも,少しできないことがあると,「やっぱり自分はダメなんだ!」と必要以上に感情的になってしまうため,なかなか伸びません。このような生徒さんを実際に多く見てきました。
ポジティブな声掛けに変換しよう
「子どもに危機感を持たせたい」と考え,あえてネガティブな声掛けをする保護者の方がいらっしゃいますが,上記のような理由からおすすめしません。
同じことを伝える場合でも,伝え方を変え,「どうすれば良いか」という前向きな対策を話すようにしましょう。
×「どうせできないよ」
→〇「前はこういうところを間違えたから,今回はそこに気を付ければできるんじゃない!?」
×「また間違えたの!?」
→〇「ここは前も間違えていたから,やっぱり間違いやすいみたいだね。次は気を付けようね。どうすれば同じ間違いを繰り返さないかな?」
×「いい加減にしなさい」
→〇「こういう時はどうすれば良かったかな?」
家庭教育の中で常にこのような声掛けをするのは難しいかもしれませんが,思い出したときに気を付けていただき,ネガティブな声掛けの頻度を減らしていきましょう!
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