将来後悔しない!自宅学習教材の選び方と取り組み方

「子どもにどんな教材を与えたらいいか分からない」「このままの自宅学習方法でよいか不安」とお悩みの保護者の方へ,今回は自宅学習を上手くいかせるコツをお伝えしたいと思います。

1.長期的な視点から目標を立てる

将来の夢や進路から逆算して,「定期テストでは~点くらい取れた方がいいな」「そのためには小学校のうちにカラーテストで~点は取りたい」など,具体的な目標を持つことが大切です。「いつまでに」という期限・時期と,「どれくらい」という数値を明確にして目標を立てることもポイントです。

ゴールや段階的な目標をはっきりさせることで,どこに向かってどれくらい頑張ればよいのか,方向性や指針が決まります。目標が定まっていないと,焦って必要以上の水準を子どもに求めたり,逆に到達すべき水準に達していないのに,上手くいっていると錯覚してしまうことがあるので注意しましょう。

2.子どもの学習状況を把握する

子どもの苦手分野や間違いの傾向などを分析して,現在の学習状況や理解度を把握しましょう。学校のテストについて,得点だけを見るのではなく,どのような問題をなぜ間違えたのか,原因を探ることが大切です。内容の理解が曖昧なのか,それともケアレスミスなのか,間違いの原因によって取り組む教材や方法が変わってくるためです(ケアレスミスの場合も,ミスをなくすことができるようなトレーニングを学習に組み込んだ方がよいです。)

子どもの学習状況を判断する材料がないときは,前学年の総復習ドリルなどを使って,苦手分野を洗い出したり,理解度を確認したりするのもおすすめです。

小学4年 (学研の総復習ドリル)

小学4年 (学研の総復習ドリル)

 
くもんの小学4年の総復習ドリル

くもんの小学4年の総復習ドリル

 

 3.計画を立てる

子どもの現状が把握できれば,目標に近づくために,取り組んだ方がよい学習が見えてくるはずです。どのタイミングで,どのような学習に取り組むのか,計画を立てましょう。

(例)<小5の1学期>小4漢字ドリルを終わらせる

<小5の夏休み>毎週末自宅で漢字テストを実施し90点以上取れるようにする

<小5の2学期>小4算数文章題ドリル+小5漢字ドリルに取り組む……など

長期的な目標や計画が立てられていれば,「お友達はもうここまで進んでいるのにうちの子は……」と周囲と比較して焦ったり,「もっとやらせた方がいいのかな」と漠然とした不安にさいなまれたりすることも少なくなるはずです。ぜひ長期的な視野から,子どもの学習内容や計画について考えるようにしてみてください。

 

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