子どもをやる気にする言葉がけ③~子どもが勉強しないときの対処法

子どもが勉強しないときの対処法

子どもがなかなか勉強しないとき,宿題をやらずに遊んでいるとき,どのような声かけや接し方をすればいいのでしょうか。次の①~④の選択肢について,それぞれ子どもにどのような影響があるか,効果的なのかどうかを考えてみましょう。

①「早く勉強しなさい!」「いい加減にしなさい!」と言う

このような声かけは「今からやろうと思ってたのに……」「またガミガミ言ってる」と子どものやる気を削いでしまうでしょう。親にガミガミ言われるから仕方なく勉強をする,ガミガミ言われないと勉強をしない……というのが,日常茶飯事になってしまうかもしれません。親が声かけしなくても,子どもが自分から勉強できるような対策を考えることが大切です。

②「何時から勉強する?」と質問する

子どもなりの段取りがあるかもしれないので,まず「何時から勉強するの?」と聞いてみるのはよいでしょう。「~時に勉強しなさい!」と言われるよりも,子ども自身で時間を決めた方が,約束を守ろう,時間通りに勉強しようという意識が高まります。約束の時間になっても勉強をしないときは,声掛けするようにしましょう。

「がんばったら~買ってあげるよ!」とご褒美で釣る

一時的にはやる気を引き出すことができ,子どもは勉強に取り組むようになるでしょう。しかし,ご褒美がないとがんばれなくなったり,「これやったら~ちょうだい!」と駆け引きをしてくるようになったり,長期的に見ると問題が出てくるかもしれません。(親のため,他の誰かのためではなく)子ども自身のために勉強していること,日々の取り組みが将来の夢や進路に繋がっていることを子どもに理解してもらいましょう。ご褒美がなくても勉強に取り組めるようになると理想的です。

④「今日はどんな勉強をするの?」と質問する

このような声かけは「今日は何が宿題だったかな?」「どんなことを勉強するんだったかな?」と子どもが考えるきっかけになります。勉強に興味を持つことができず,なかなか手を付けられない子どもの場合,このような声かけを通じて,興味が湧くことも少なくありません。「今はどんなことを勉強してるの?」「今,習っている範囲をお母さん,お父さんに説明してみてほしいな」「ちょっと一緒に考えてみる?」と子どもの学習に親が関心を示し,会話をすることで,子どもは宿題だけでなく普段の授業にも少しずつ興味を持つようになるでしょう。

子どもが勉強しないとき,上記を参考にして,ぜひ色々なアプローチを試していただければと思います。

 

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