家庭教育は子どもの土台を形成し,将来を左右する
本内容については,スタンドエフエムでもお話ししています。
家庭教育はとても大事なテーマです。だからこそ私は保護者様向けに情報発信していますが,今回はその理由についてお伝えしたいと思います。
① 子どもの性格や考え方は家庭教育で形成されるから
子どもの教育と言うと,塾に入れれば解決すると考える方がいますが,実はそうではありません。性格や考え方の土台の部分は家庭教育で形成され,それが勉強面にも大きく影響してきます。
例えば,いつも家で勉強についてガミガミ叱られて勉強嫌いになってしまった子を塾に入れても,なかなか成果は出ないと思います。根柢にある「勉強嫌い」という部分を取り除かないことには,塾に行っても授業をきちんと聞けなかったり,宿題をやらなかったりという状況に陥ってしまいます。保護者の方の声掛けで勉強嫌いになってしまっている場合は,やはりその声掛けを変えなければ,塾に行っても成果が出ないままです。
勉強に対する拒否反応や「自分はどうせできないんだ!」というマイナス思考,難しい問題が出てきたら諦めてしまい簡単な問題ばかり取り組む,できていないのに「できた!」と嘘を付くというような子どもの言動も,家庭教育に原因があることが多いです。
子どもの性格・考え方の土台は小学4年生くらいまでにほぼ出来上がってしまい,それ以降に変えるにはかなりの時間を要します。子どもの考え方を変えなければ勉強の成果は出ないので,改善に数年かかってしまい,受験に間に合わないこともあります。
勉強も習い事も,どんなスキルの習得にも前向きに取り組み,ぐんぐん吸収できるような素地を,お子様が小さいうちにご家庭で作っておいていただきたいと考え,効果的な家庭教育について発信しています。
② 塾よりも家庭で過ごす時間の方が長いから
塾にいる時間は週に数時間なので,家庭で過ごす時間の方が圧倒的に長いです。そして家庭でどのように学習するかで,塾で学習した内容を定着させられるかどうかが決まります。同じ塾に行っても成績が上がる子と上がらない子がいるのは,家庭学習の差です。
宿題をどのようにやるか,丸付け・やり直しをきちんとしているか,間違えた問題を繰り返しやり直しているか,どのように暗記するかなど,自分で試行錯誤できる子は成績が伸びますが,自分に合った勉強法を見つけられない子は成績が伸びないままです。
「なぜ塾に通っているのに成績が伸びないんだろう?」「効果的な学習法ってどんなものだろう?」「勉強面で子どもにどう関わればいいか分からない」とお悩みの保護者様に向けて,効果的な学習法や声掛け・接し方を発信しています。
子どもの年齢が小さかったり,勉強が苦手だったりする場合,保護者の方が効果的に関わることで,子どもは自分に合った学習法を見つけ,成果を出し自信を付けることができます。
③子どもの進路や習い事の決定権は親にあるから
子どもが「将来こういうふうになりたい!」「こんな習い事をやりたい!」と思っていても,決定権は保護者の方にあります。
私は高校時代,進学校に通っていましたが,親から勉強を押し付けられ自分のやりたいことをやらせてもらえずに不登校になったり,ニートになってしまった子を見てきました。
一族が医者だから「医者になりなさい」と言われて育ち,自らの意思に反して医者になったら,やはり仕事が楽しいと思えず毎日が辛いという知り合いもいます。
大学時代に塾講師のアルバイトをしていたときも,子どもの適性に合った進路よりも親が歩ませたい進路に進ませる家庭を見てきましたが,子どもはあまり幸せそうではありませんでした。
一人でも多くの保護者の方に子どもの幸せについて考えていただく,親と子を切り離して考えてもらう,それが子どもの幸せに繋がり,ひいては日本社会で幸せな人を増やすことに繋がるのではという思いを持っています。
私の情報発信が少しでも皆様のお役に立つといいなと思っています。
★勉強のやり方,成果が出る学習法については,セミナーを開催しています。
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