子どもが自ら勉強するには「勉強する理由」が必要

「勉強しなさい!」という声掛け,ご褒美作戦には限界がある

本内容については,スタンドエフエムでもお話ししています。

stand.fm

子どもが勉強しないから......と塾に行かせたり,親が「勉強しなさい」と言っても効果はあまり期待できません

褒め言葉やご褒美作戦のような外的刺激で子どもを釣るにも限界があります。褒められるのが当たり前,ご褒美をもらえるのが当たり前になってしまうと,褒め言葉やご褒美がないと頑張れない子になってしまうので注意が必要です。

勉強する理由を明確にしよう

「どうやったら子ども自ら勉強するようになるか?」というと,その子なりに勉強する理由を明確にすることが大切です。勉強する理由は人によって様々です。

  • 将来こういう職業に就きたいから勉強する
  • まだ就きたい職業は決まっていないけれども選択肢を広げるために勉強する

できないことかできるようになるのが楽しいから勉強する」という子もいるかもしれません。数学がとても苦手な生徒さんがいました。中学生の生徒さんでしたが,私の教室に通い始めたころには,小学生のときからの分からない問題が積もりに積もっており,成果が出るまで3年ほどかかりました。しかしその生徒さんは成果がなかなか出ない中で3年間頑張り続けることができました。

「なぜそんなに頑張れるの?」「数学の勉強は辛いと思わないの?」と質問すると,その生徒さんは「半年前より分かる問題が増えてきて楽しくなってきた」「分からないものが分かるようになる感覚が嬉しい!」「難しい問題も考えるのが楽しくなってきた」と言っていました。褒め言葉でおだてたり,ご褒美で釣ったりしても,内的動機付けがなければ,この生徒さんのように3年間も頑張り続けることはできないと思います。

「なぜ勉強するのか」という問いに対する答えを子どもなりに見つけることが大切です。ぜひご家庭でも「なぜ勉強した方がいいのかな?」という問いかけを子どもに繰り返ししてみてください。「こういう理由で勉強した方がいいんじゃない?」という保護者様なりの考えを伝えていただくのも効果的です。絶対的な正解があるわけではありませんので,子どもなりに納得できる答えを見つけてもらいましょう。勉強する理由さえ明確になれば,褒め言葉やご褒美がなくてもきっと頑張れるはずです。

「なぜ勉強するのか」という問いに対する様々な答えについて,以下の放送で紹介しています。ぜひお子様に合うものを見つけてもらえればと思います。

stand.fm

 

★勉強のやり方,成果が出る学習法について,セミナーを開催しています。

f:id:terakinc:20211006133025p:plain

https://reserva.be/terakinc/reserve?mode=service_staff&search_evt_no=93eJwzNjewtDAHAARdAUM

 

 

stand.fm(音声ラジオ)

stand.fm

YouTube

www.youtube.com

Twitter

twitter.com

イベント情報

https://reserva.be/terakinc

f:id:terakinc:20210923102154p:plain

 

 

【関連放送】

stand.fm

stand.fm

stand.fm

 

【関連記事】

blog.terak.jp

blog.terak.jp

blog.terak.jp