「子どもにどこまで勉強を任せるべきかわからない」「子どもに勉強を任せ始めたけれども,上手く行っているか不安」という保護者の方もいらっしゃるでしょう。
勉強を全て子どもに任せれば良いというわけではなく,上手く行っていないときは,保護者の方がサポートして,原因と解決策を一緒に探ることも大切です。
今回は,子どもの勉強が上手く行っているかどうかの見分け方,ノート・問題集でチェックすべきポイントについてご紹介します。
① 途中式が書かれているか
お子様が問題を解いたノート・問題集にはきちんと途中式が書かれているでしょうか。もし途中式が書かれていないとしたら,要注意です。
途中式を書かずに頭の中で考えると,混乱しやすくなり,計算間違いやミスが起こりやすくなります。学年が上がるにつれ,考えるステップが多い問題が出題されるので,途中式を書く習慣がないと伸び悩んでしまいます。
また途中式を書かないと,後から見直したときに,自分がどのように考えたのかわからず,やり直しをしづらくなってしまいます。
途中式がきちんと書かれているかチェックし,書かれていない場合は,お子様に声掛けしましょう。
② 図が描かれているか
問題文を読んで,それだけで「わからない」と諦めてしまう子は,応用問題を解けるようになりません。自分なりに図やメモをかいたり,図の中にわかる情報(例えば角度や長さなど)を書き入れたり,ポイントを箇条書きにしてみたり,手を動かして考えられる子は,自分で思考を深められるので,応用問題も解けるようになります。
ノートや問題集をチェックして,子ども自身で手を動かして考えた形跡がない,空欄になっている,答えを赤で写しただけになっている場合は,注意が必要です。
声掛けして,一緒に図やメモを作成し,思考を深めるトレーニングを行うと効果的です。
③ 〇ばかり付いていないか
テストではあまり点数が良くないのに,自宅学習の教材には〇ばかり付いていないでしょうか。このような場合,答えを見ながら学習していたり,丸付けが間違えたりしている可能性があります。
〇が付いている問題から,ランダムに数問ピックアップして,子どもに解いてもらい,定着度を確認しましょう。すらすら解けるようであれば良いですが,自力で解けない場合は,勉強のやり方を見直すことをおすすめします。
答えを写したり,丸付けが間違えたりしていては意味がないこと,自分で解けるようにしなければ,勉強しても成果が出ないことをお子様にお話ししてください。
学習量・問題数を減らしても良いので,自分でじっくり考える→それでもわからなければ答えを見る,わからなかった問題にはきちんと×を付ける,×が付いている問題は自分で解けるようになるまで徹底的に解き直すようにしましょう。
①~③をぜひ定期的にチェックして,必要に応じてお子様をサポートしていただければと思います。
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