「子どもが問題を解けない=親の責任」ではない
本内容については,スタンドエフエムでもお話ししています。
受験について「親子一丸になって取り組まなければ......」「親子で一緒に乗り越えるもの」という考え方があると思います。確かに要所要所で保護者の方が子どもに関わることは大切です。しかし子どもが問題を解けないからと言って,それは保護者の方のせいではありません。「親が解説しないといけない」「つきっきりで教えない」といけないということもありません。
子どもが分からないものを分かるようにするのは塾の責任です。保護者の方が「うちの子はできないから」と罪悪感を感じる必要はありません。
保護者の方がつきっきりで勉強を教えると,むしろ次のような悪影響があるかもしれません。
- 子どもにプレッシャーがかかる。
- 子ども自身で試行錯誤して勉強しないので,考える力が育たない。
- 親がつきっきりで教えることで成績が上がっても,それはドーピングのようなもの。子どもの本来の実力ではないため,志望校に合格してもついていけなくなる可能性が高い。
- 無理やり勉強させられると燃え尽き症候群になりやすい。合格でも不合格でも受験後に頑張れなくなってしまう子は多い。
親は学習管理をしよう
つきっきりで教えるのではなく,保護者の方はお子様の学習管理をしましょう。次のようなポイントをチェックしてみてください。
- 何時間くらい勉強しているか
- どんな内容を勉強しているか―入試に繋がることをやっているか。過去問や予想問題を解いているか。
- どんな学習法で取り組んでいるか―丸付け・やり直しまできちんとやっているか。繰り返し間違えた問題に取り組みできるようにしているか。×のついている問題をピックアップして,子どもに「これ解いてみて」とやってもらうのもおすすめ。
- 模試,学校・塾のテストでどれくらいの点数を取れているか―間違いの原因は何か。ミスなのか,理解できていないのか,時間が足りなかったのか。
- 今後の対策や学習法について子ども自身で考えられているか―良くない点を自分で把握して,次から気を付けようとしているか。
このような点をチェックしていただき,お子様と話し合いながら,学習内容・方法を良くしていきましょう。そうすれば自然と成績も上がるはずです。
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