小学校高学年くらいから答え合わせは子どもに任せよう
答え合わせを親がやるべきか,子どもに任せるべきか,お悩みの保護者の方もいらっしゃると思います。答え合わせを親がやり続けると,子どもは親を頼るようになります。年齢が上がるにつれ,テストの点数が重要視されるようになり,「今さら子どもに任せられない」といつまで経っても親がやり続けないといけなくなります。子どもが高校生になっても,親が丸付けをしているというご家庭も知っています。子ども一人で勉強できるように,小学校高学年くらいから答え合わせは子どもに任せていきましょう。
子どもに答え合わせを任せるときに注意すべきこと
答え合わせは実はとても大切です。答え合わせのやり方次第では,勉強ができるようになりません。
- 間違えているのに丸を付ける
- 解答集を見て答えを鉛筆で書き写し,赤ペンで丸を付ける
このようなやり方では,どこが間違えているか分からず,やり直しもできないため,できない問題ができるようになりません。勉強しているのに成績が伸びないので,時間の無駄になってしまいます。このような事態を防ぐための対策は次の通りです。
① 丸付け・やり直しが大事だということを話す
上記の通り,答え合わせのやり方次第では成績が伸びません。「丸付けが間違えていると,できない問題をそのまま放置することになるから,勉強ができるようにならないんだよ」「正しく丸付けして,できる問題とできない問題を区別することが大事だよ」「できない問題をできるようにすることが勉強だよ」と子どもに話して,丸付け・やり直しの重要性を理解してもらうことが大切です。
② 答え合わせの時間まで解答集を預かる
子どもが答えを写してしまうのを防ぐために,答え合わせの時間まで解答集を預かっておくのも手です。まずは問題を解いてもらい,解き終わったら,解答集を子どもに渡しましょう。答えを見ずにまずは自分で考える→答えを見て丸付け・やり直しをするという流れを作ることができます。
③ 親が定期的にノートや問題集をチェックする
答え合わせが正しくできているか心配だという場合,成績がなかなか上がらない場合は,定期的にノートや問題集をチェックしましょう。丸ばかり付いているなら注意が必要です。答えを写しているか,間違えている問題にも丸を付けている可能性があります。その場合は,もう一度丸付け・やり直しの重要性について子どもに話してください。
答え合わせ・やり直しは勉強の中で一番大事な部分ですが,その重要性を理解していなかったり,「面倒くさいから」といい加減に丸付けしてしまったりする子が本当に多いです。何度指摘しても,なかなか直らない子もいるので「そのやり方だと勉強ができるようにならないよ」「勉強している時間が無駄になってしまうよ」「せっかくなら成果が出るやり方で勉強しない?」と根気強く声を掛けていく必要があります。お子様が一人で学習できるようになるために,ぜひ保護者様のサポートをお願いいたします。
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