遺伝か環境か?子どもの学力や個性を考える上で大事なこと

「出来が悪い子」はどうしようもないのか?

本内容については,スタンドエフエムでもお話ししています。

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「うちの子は物分かりが悪いから」「頭が悪いから」と諦めてしまう保護者の方がいますが,それはとてももったいないことだと思います。

確かに人それぞれ生まれつきの特性はあります。1回で理解できる子もいれば,同じことを5回,10回やらないと身につかない子もいます。1つのことに長時間集中できる子もいれば,興味が移り変わって,どんどん新しいことに目が行き,あまり集中できない子もいます。

しかし,その特性にどう対処するかで子どもの将来が変わってきます。5回,10回やらないとできないのであれば,その特性を理解して,対処法を考えることが大事です。他の子より多く反復学習できるように,予め計画を立てて,日ごろからコツコツ取り組むことでカバーできます。このようにして身に付いた学力や粘り強さは,大きな武器となります

すぐに集中力が切れるのであれば,5分ごとに勉強する教科をころころ変えて,飽きないようにするのも手です。

特性を理解して対処法を考えることが大切

繰り返しやらないとできない,集中力が続かないという特性自体は致命的ではないのです。その特性を自分で把握して,対処法を考えればよいだけです。東大生にもそのような子は少なからずいます。東大生というと,理解力や集中力がずば抜けているイメージを持たれるかもしれませんが,自分の特性を理解して上手に対策を立てているだけです。

1回で理解できる子には弱点もあります。何でもたいてい1回で理解できると,「まぁできるだろう!」と内容が難しくなっても復習をしなかったり,苦手なものの把握・克服ができなかったりします。最初は成績が良くても,学年が上がり学習内容が難しくなるにつれ,伸び悩んでしまうことが少なくありません。

結局のところ,できないときに「どうしたらできるようになるかな?」と子どもと一緒に考えたり,「次はこのやり方を試してみたら大丈夫!」と子どもが前向きに捉えられるような声掛け・接し方をすることが何より大事です。

子どもの生まれ持った能力がいくら高くても,家庭教育によっては怠け癖が付いてしまったり,努力できずに伸び悩んでしまったりすることがあります。実際にそのような子どもを多く見てきました。

子どもの特性を嘆くのではなく,子どもの個性をどう伸ばしていくかということを考え,ぜひ効果的な家庭教育を心がけてもらえればと思います。

 

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