将来の夢が決まったきっかけ、どのくらいまでに将来の夢を決めておくのがいいのか

先日,とある中学校でキャリア教育の授業を行いました。その際に中学生から様々な質問をいただきました。同じような疑問を持たれている方もいるかもしれないので,ブログでも回答をまとめておきたいと思います。

今回の質問

  • 小さいときの将来の夢は何でしたか。
  • 将来の夢が決まったきっかけを教えてください。
  • そのくらいまでに将来の夢を決めておくのが良いのでしょうか。

将来の夢はずっとわからなかった

将来何になりたいかは実はずっとわかりませんでした。ただ,その時々に好きなことを見つけ,追い求めてきました。

小学生時代:国語や作文,絵を描くことが好き

→自分で絵本を創作したり,漫画を描いたりしていた。

中学生時代:英語が好き

→中2で英検2級取得。2週間,アメリカでホームステイを経験。

大学・大学院時代:言語が好き,教育にやりがいを感じる

→日本語,英語以外の言語もマスターしたいと思い,ドイツ語を学ぶ。ドイツの大学に1年間交換留学。家庭教師,塾講師のアルバイトで教育のおもしろさに気づき,留学期間を除く5年間,教育業界に従事。

昔から,言語や言葉に興味がありましたが,それをどのように仕事に生かせるかわかりませんでした

「外国語を使う仕事って何だろう?」と自分なりに考え,同時通訳,翻訳家,外交官,商社勤務などを検討したこともあります。しかし,詳しく学んだり,就職活動をしたりする中で,「やはり違うな」と感じ,自分の好きなことがどうやったら仕事に結びつくか,そのときはわからないままでした。

大学院修了後,大手IT企業に就職しましたが,教育事業のやりがいが忘れられず,自分で起業することにしました。

様々な教育プログラムを提供する中で,国語や英語の指導も続け,「この部分で行き詰っている子が多いな」「世の中にこんな教材があればいいのにな」と考えることが増え,教材の企画・開発をするようになりました。その結果,英文法ドリルを出版するに至りました。

自分が好きで打ち込んできた,国語,作文(=教材執筆),英語,教育がこのような形で仕事になるとは,大学生の頃は想像もしていませんでした。

私もやりたいことがまだまだたくさんあり,それをどうやったら形にできるか現時点ではわかりませんが,その時々のやりたいことに夢中に取り組んでいれば,自然と道は開けてくるのではないかと思います。最近,思ってもみなかった仕事もいただくことが増え,それらに取り組む中で,新しい人とのつながりができたり,自分の好きなこと(・嫌いなこと)がより明確になったり,さらに世界が広がりそうです。

「将来〇〇になりたい!」と,はっきりわからなくても大丈夫です!色々な体験をして自分が好きなことを見つけ,それに打ち込めば,どのような形で将来の仕事につながるか今はわからなくても,きっと道は開けるはずです。

 

★イベント情報

ご予約内容の選択|合同会社テラック

 

★著者プロフィールはこちら

多田 淑恵 lit.link(リットリンク)

 

【関連記事】

blog.terak.jp

blog.terak.jp

 

【関連放送】

stand.fm

stand.fm