受験での1点の重要性とミスの厳しさ~その1点のミスが命取り!

「ここはミスだったから」「本当はできたんだよ」というようにミスを軽くとらえている子どもが少なくありません。しかし,受験においてこのような姿勢は命取りです。

受験では,1点の差に何十人もがひしめき合っています。1点でも合格点に足りないと,不合格になってしまいます。その1点がミスであっても,問題がわからないから取れなかった点数であっても,容赦なく得点で判断されます

私の同級生で,東大に1点差で落ち,浪人した子がいました。たった1点足りないだけで,1年を棒に振ったのです。もちろん,浪人生時代に学んだことも多々あったかもしれませんが,時間もお金もかかり,プレッシャーを1年間感じ続ける生活は,なるべく避けて通りたいものでしょう。

このような話を生徒さんにすると,「何で1点足りないってわかったの?」(東大では,受験生が希望すれば入試の際の得点を教えてもらうことができます)「浪人って何?」というように興味津々で質問してくれます。質問に答えると,「え~1点足りないだけで,もう1年勉強し続けないといけないの!?」「そんなの嫌だ」「1点って大事なんだなぁ」と言う子が多いです。

ミスをしないように叱るよりも,なぜミスをしないことが大切か,1点の重要性について子どもに話した方が,心に響くかもしれません。特に中学入試の場合は,初めて受験する子も多いので,このような話を事前にしていただくと心づもりができて良いと思います。

体調を万全に整え,ミスをしないように気を付けて,入試本番で実力を出し切ってきてほしいです!

 

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多田 淑恵 lit.link(リットリンク)

 

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