伸びない子の口癖3つ

10年以上,数多くの生徒さんを指導してきて,伸びない子には典型的な口癖があると感じています。今回は伸びない子の口癖を3つご紹介します。

①「でも,だって」「無理だ」「どうせできない」

「でも,だって」「無理だ」「どうせできない」というように,いつも言い訳したり,自己否定したりする子は伸びません

できない理由を探したり,自分で自分のことを「できない」と信じ込んだりしていると,何か物事に取り組んでも,成果が表れにくいです。

もしこのような発言が口癖になっている場合は,意識的に「こうすればできる」「自分は○○できるようになりたい」というポジティブな発言に変えましょう。

②「これは習っていないから!」

「習っていないからできなくていいんだ」「間違えて当然なんだ」という意識がある子は伸びません。このような発言が口癖になっている子は,新しい知識・考え方を学ぼうとする意欲が低いです。

すでに習っている単元・内容であっても,「まだ習っていないから!」と言う子がいますが,それは「自分が見たことがないパターンの問題」だということらしいです。

全てのパターンの問題を先生から教わるわけではありません。学年が上がるにつれ,様々なパターンの問題が出題されるようになり,自分で学んだ知識・考え方を応用して,未知の問題を解けるかどうかが問われます

「教わっていない=できなくて当たり前」という意識を変えていく必要があります。

③「どうすれば勉強ができるようになりますか?」

「どうすれば勉強ができるようになりますか?」と聞いてくる子がいますが,そういう子に限って伸びません。ラクな方法を探しているだけで,いざアドバイスをしても,実行に移さないからです。

「こんな問題集をやってみたら?」「間違えた問題はできるようになるまで解き直したら?」「テストまで計画を立てて勉強したら?」などとアドバイスしても,「はい」と口先だけで行動が伴いません。「もっと速く成果が出る方法はないんですか?」と聞いてきたり,「頑張ってるんですけど」と言うので話を聞くと勉強時間・量が圧倒的に足りていなかったりします。

伸びる子は「どうすれば勉強ができるようになりますか?」というような漠然とした質問をしません。「こういうやり方で今勉強しているんです」「でも覚えられないので,良いやり方がありませんか?」と具体的に質問してきたり,授業中にアドバイスした小さなことでもすぐに実践したりします。

「これをやってみました!」「この方法は上手く行きました!」「次はこの教科を頑張ろうと思っているんです」というように,質問や相談内容がどんどん深まっていくのが伸びる子の特徴です。

①~③のうち,当てはまっているものはありませんでしたか?ぜひ振り返ってみてくださいね。

 

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