考え方次第で,勉強も好きなことも吸収率が大きく変わる!
色々な生徒さんを指導してきて,伸びる子と伸びない子には違いがあるなと気づきました。それは能力ではなく,考え方です。いくら能力があっても,考え方次第では勉強も好きなことも伸び悩みます。伸びる子と伸びない子の考え方の違いとは一体何でしょうか。
① 素直かどうか
伸びる子は素直です。自分なりに色々と方法を試してみて,上手くいかないときは,他人のアドバイスを素直に聞き入れることができます。「その方法,良いかも!」「次はそうしてみます!」とすぐにアドバイスを実行できます。
アドバイスを素直に聞けない子は伸びません。「自分はやっぱりこっちの方が良いと思う」「自己流で行く!」と自分のやり方にこだわってしまうと,物事を改善していくことができません。
他人の意見にいつでも迎合する必要はありませんが,「こういう理由でこうした方が良いよ」「この部分が原因で問題が起こっているから直した方が良いよ」とアドバイスに根拠がある場合は,前向きに検討し,試してみることも大切です。
② チャレンジ精神があるかどうか
伸びる子は新しいことにどんどんチャレンジします。「できないことができるようになるのが楽しい!」「今はできなくても,これから自分でできるようにするんだ!」と難しいことにも果敢に挑戦します。
「自分ができることしかやりたくない」「難しそうなことはやりたくない」という子は伸びません。自分ができる範囲の物事にしか取り組まない場合,できることが増えていかないので,成長が止まってしまいます。
③ できないとき・分からない状態を楽しめるか
勉強でも好きなことでも,一つのことを続けていくと必ず壁にぶつかります。課題がどんどん難しくなってきたり,スランプが訪れたりします。
そのようなとき,伸びる子はできない・分からない状態を楽しむことができます。「今はちょっと不調だな~」「ここができればいいんだけどな~」「どうすればいいんだろう!?」と自分の状況を客観的に捉え,落ち着いて対処することができます。
一方,伸びない子は,とにかく感情的になってしまいます。「できない!もう嫌だ!」「もう辞める」「やっぱり自分はダメなんだ」と悲しみや怒りに飲まれてしまうため,壁を乗り越えるのに余計に時間がかかってしまいます。
ご家庭でできること
①については,普段から子どもにあまり口出ししないことが大切です。口を出し過ぎると「また言ってる......」と大事な場面でもあまりアドバイスを聞いてくれなくなります。
例えば,いつも口を挟んでくる上司の言うことは,無意識に聞き流してしまうようになるでしょう。大事なアドバイスをしてくれているのに「うるさいな~」と軽く流してしまうかもしれません。逆に,いつもは仕事を任せてくれる上司がたまにアドバイスをくれると,「大事なことを言ってくれているから,ちゃんと聞かないと!」と思うはずです。家庭教育もそれと同じです。
できる限り子どもを見守り,子どもが困っているときやなかなか上手くいかないときに「こういうやり方はどう?」とアドバイスするようにしましょう。
②,③については,できなかったり分からなかったりしたときに子どもを叱らないようにしましょう。できない・分からない=悪いことだと思うようになると,子どもはできない・分からないことを避けようとします。その結果,チャレンジできなくなったり,壁にぶつかったときに乗り越えるのが難しくなったりします。
「できなくてもチャレンジしたことが素晴らしい!」「できないことをできるようにすることに価値があるよ!」と子どもに声掛けするようにしましょう。
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