子どもの「やり抜く力」を高める方法③~ガミガミ言わなくて良い方法を模索する

親がガミガミ言わないようにする

子どもの「やり抜く力」を高める上で,親子間の信頼関係を築くことはとても大切です。そのためには,親が「~しなさい!」「何度言ったら分かるの!」「いい加減にしなさい!」など,子どもにガミガミ言わないようにしましょう。

親にガミガミ言われて育った子どもは、「大人は自分の意見を押し付けてくる」「大人には何を話しても分かってもらえない」と考え,悩みや問題を一人で抱え込みやすくなります。不登校になったり,非行に走ったり,問題が大きくなるまで表面化しないため,早めに対処することができません。大問題に発展してから解決に向けて取り組んでも,多大な時間と労力がかかります。このような状況下では,子どもが自身の好きなことや将来に目を向けて、物事を「やり抜く」ことは難しいでしょう。

 

また親がガミガミ言い続けると,大人の言うことを聞かない子どもになります。「またガミガミ言ってる」「うるさいなぁ」と感じ,大事なアドバイスも素直に聞き入れることができません。物事に粘り強く取り組む上で,困難や壁に直面したとき,周囲の客観的な指摘を受け入れることは非常に大切です。本当に必要な場面で,親や周囲のアドバイスに耳を傾けてもらうために,日常生活で口うるさく声掛けしないようにしましょう。

絵や図を使って分からせる

「子どもにガミガミ言うのは良くないと分かっているけれども,つい言ってしまう」と悩んでいる親も多いことでしょう。子どもにガミガミ言わないためには,どうすればいいのでしょうか。

親が口うるさく声掛けしなくて済むように,子どもが自発的に考え行動するように導きましょう。ガミガミ言わなくても良い方法を模索することが重要です。

例えば,メモを使って視覚的に示す方法が効果的です。スケジュールを書いて次の予定を教える,なぜダメなのかを図に描いて説明する,やってダメなことだけでなく良いことも示すという取り組みを通じて,次第に子ども自身で考え,行動できるようになってきます。

親がガミガミ言い続けると,信頼関係の構築が難しいのはもちろん,指示を待つ子どもになるため,常に声掛けしなくてはならないという悪循環に陥ります。口うるさく何度も声掛けするのではなく,子供自身で気づき,考えて行動できるような取り組みを実施していくことが大切です。

 

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子どもの「やり抜く力」を高める方法②~問題行動の原因を探り、信頼関係を築く

子どもの問題行動の原因を探る

子どもの「やり抜く力」を高める上で,親子間の信頼関係を築くことはとても大切です。

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 親子間で信頼関係を築くために,子どもが問題行動を起こしたとき,ガミガミ叱るのではなく,「なぜこの子はこのような行動をとるのだろう?」と原因を探るようにしましょう。

子どもなりの悩みや考えがあり,それが問題行動という形で表出しているケースが少なくありません。悪いことをしたい,親に怒られたいという気持ちから,問題行動を起こしている子どもはいません。原因となる不安や悩み,勘違いを取り除くことで,問題行動が収まった生徒さんを,私は事業活動を通じて数多く見てきました。

このような前提をもし親が知らなければ,「どうして言うことを聞けないの!」と感情的に怒ってしまいます。「本当に悪い子ね」「今度同じことをしたらどうなるか分かっているわよね」と問題行動を責めると,子どもはどんどん悪い方向に進んでしまいます。問題行動を繰り返したり,さらにエスカレートしたりするかもしれません。頭ごなしに子どもを叱ると,親子間のコミュニケーションが上手く取れず,信頼関係を築くことは難しいでしょう。

「なぜこのような問題行動を取るのか?」と親が冷静になって原因を分析することが大切です。子どもの様子や言動を注意深く観察してみましょう。子どもに「どうしてこんなことをしてしまうの?」「最近何かあったの?」と直接質問しても構いません。
原因を取り除くことさえできれば,問題行動はすぐに収まるため,口うるさく叱る必要がなくなります。結果として,親子間のコミュニケーションが良好になり,信頼関係を築きやすくなります。子どもを叱る前に,「なぜこの子はこんな行動を取るのだろう?」と原因を探るようにしましょう。

ぐずぐず用意できないのはスケジュールが分かっていないから

具体例を一つご紹介しましょう。Aくんは幼稚園や習い事に行く準備をなかなかすることができません。いつもお母さんが「ほら,もう時間だから行くよ!急いで!」「早く」と催促しています。それでもなかなかAくんが準備をしないので,「何度言ったら分かるの!」「いい加減にしなさい!」と感情的に怒ってしまうこともしばしばあります。
Aくんの場合,「ぐずぐずして用意をしない」という問題行動は,「スケジュールを把握していない」ことが原因で引き起こされていました。「8時30分に幼稚園のバスに乗ります」「3時に習字に行きます」など,次のスケジュールをメモに書いて見せると,Aくんは前もって自分で準備できるようになりました。
 
このように問題行動の原因は何かを探り,それを取り除けば,親がガミガミ言わなくても,子ども自身で考え行動できるようになるのです。親子間のコミュニケーションも良好になり,深い信頼関係を築いていくことができるでしょう。
 
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【キッズまちなか探検隊2017】「<プログラミング体験>PCでゲームを作ってみよう」お申し込みに関する注意事項

2017年8月8日(火),9日(水)に開催予定の【キッズまちなか探検隊2017】「<プログラミング体験>PCでゲームを作ってみよう」への多数のお申し込み,誠にありがとうございます。

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すでに200件を超えるお申し込みを頂戴しており,大変申し訳ございませんが,抽選を実施させていただきたく存じます。当選・落選にかかわらず,抽選結果は7月16日(日)に皆様にお知らせいたしますので,もう少々お待ちくださいませ。
 
お申し込みが殺到しており,イベントに関する個別のご質問にお答えすることができず,誠に申し訳ございません。当選者様におかれましては,7月16日以降,ご連絡いただければ,個別にご対応いたしますので,どうぞよろしくお願いします。
 
メールアドレスのお間違いが多くなっております。メールアドレスが誤っていると,抽選結果をお知らせすることができませんので,お申し込みの際に今一度ご確認いただけますと幸いです。
 
何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

子どもの「やり抜く力」を高める方法①~PDCAサイクルを回す

人生において成功できるかどうかは,「やり抜く力」の有無に左右されると言われています。「やり抜く力」とは,「目標やゴールを明確にし,その達成に向けて,情熱を持って努力し続けることができる力」のことです。何となく取り組みを続けていても,物事を「やり抜く」ことはできません。
 
「やり抜く力」を高めるためには,PDCAサイクルを回せるようになることが大切です。PDCAサイクルとは,Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)の4つを順に繰り返すことです。各ステップについて詳しく説明します。
 
Plan(計画)
目標から逆算して計画を立てます。目標達成のために何をするべきかを考えて,対策を練ります。例えば「テストで80点取りたい」という目標を立てたとすると,その目標を達成するために,日々どのようなスケジュールで学習を進めるか,どのような教材を使い,どんな方法で学習するか(見て覚える,アプリを使う,単語帳を作ってみる)等を決めます。
 
Do(実行)
計画に沿って学習や練習を行います。計画したことを意識し,結果が分かるように,時間を測ったり,ページ数を記録しておいたり,「視える化」することが大切です。
 
Check(評価)
実際の学習や練習がきちんと計画に沿っていたか,目標が達成できたかを確認します。例えば,「毎日2ページ学習を進める」という計画に対して,実際は何ページ学習したか,「テストで80点取る」という目標に対して実際は何点だったのか,理想と現状に差がないかを確認しましょう。
 
Act(改善)
理想と現状に差があった場合は,原因を分析して,対策を立てます。「テストで80点取る」という目標に対して,実際のテストの得点が60点だったとしたら,差が生まれてしまったのか,どうすればその差を埋められるのかを考えます。
 
Act(改善)が終わると,再びPlan(計画)に戻り,次のサイクルを実施します。
 
これら4つのステップ繰り返し,目標を達成し続けることで,らせん状に成長していくことができます。PDCAサイクルを子ども自身で回せるようになることこそ,「やり抜く力」を高める方法なのです。
 
親が「勉強しなさい」とガミガミ言ったり,学習方法を押し付けたりするのではなく,子ども自身で目標や計画を立ててもらう,学習方法を考えてもらうことが大切です。そして,計画通りに学習が進んでいるか,目標が達成できたか,親が声掛けしてチェックしましょう。上手くいっていない場合は,次からどうすればいいか,子どもと一緒に話し合ってみてください。
 
「勉強ができる子ども」ではなく,自力でPDCAサイクルを回すことのできる,「やり抜く力」の高い子どもに育てましょう。
 
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「やり抜く力」を高めるには親子間の信頼関係が大切

子どもの「やり抜く力」を高めるためには,親子間で信頼関係を築くことが重要です。子どもが「自分は受け入れられているんだ」と安心感を抱くことで,物事をやり抜こうという気持ちが起こるためです。

マズローの欲求5段階説 

理論を用いて説明しましょう。アメリカの心理学者アブラハム・マズローは,人間の欲求には5段階の階層があることを発見しました。人間の欲求は,5段階のピラミッド構造で表すことができ,低次の欲求を満たすことで初めて,もう一段階上の高次の欲求を欲するという理論です。

 

第一階層:「生理的欲求」
「食べたい」「寝たい」など、生きていくための本能的な欲求です。この欲求が満たされると,次の階層である「安全欲求」を求めるようになります。

 

第二階層:「安全欲求」
「危機を回避したい」「安全な暮らしがしたい」など,秩序的で安全な生活を求める欲求です。この欲求が満たされると,次の階層である「社会的欲求」を求めるようになります。

 

第三階層:「社会的欲求」
「集団に属したい」「仲間が欲しい」など、社会的な役割や人間関係に関する欲求です。他者に受け入れられている,自分が必要とされている,どこかに所属しているという感覚を求めます。この欲求が満たされると,次の階層である「尊厳欲求」を求めるようになります。

 

第四階層:「尊厳欲求」
「他者から認められたい」「尊敬されたい」など,自分が集団から価値ある存在だと認められ,尊重されることを求める欲求です。この欲求が満たされると,次の階層である「自己実現欲求」を求めるようになります。

 

第五階層:「自己実現欲求」
「自分の能力を引き出し,創造的活動がしたい」「あるべき自分になりたい」など,自分の持つ能力や可能性を最大限発揮したいという欲求です。第五階層に到達して初めて,創造性の高い活動,目標達成,自己成長などを志向するようになります。

 

第一~四階層の欲求は、足りないものを満たすという意味で「欠乏欲求」といわれますが,第五階層の「自己実現欲求」は,欠乏欲求との対比で「成長欲求」「存在欲求」と呼ばれます。

「やり抜く力」は第五階層の「自己実現欲求」に分類されます。したがって,「やり抜く力」を高めるためには,第一~四階層の「欠乏欲求」を満たしている必要があります。

子どもがなるべく小さいうちに,安心して生活できる家庭の場を提供しましょう。親子間で信頼関係を築き,ありのままの子どもを受け入れることが大切です。そうすることで,ようやく「やり抜く力」を高める素地が整ったことになります。

幼少期に親子の信頼関係を築くことが大切

幼少期は特に,子どもが家庭で過ごす時間が長く,親の影響を受けやすい時期です。幼少期に構築された親子の関係性は,長きに渡って継続すると同時に,子どもの他者への関わり方にも大きな影響を与えます。幼少期の親の接し方で,子どもの一生が決まると言っても過言ではありません。

具体的な事例をご紹介しましょう。中学二年生のAさんは,上手くいっていないことを親に隠したり,嘘を付いたりします。悪いテスト結果は絶対に親に見せません。「まだ答案が返却されていない」と嘘を付きます。宿題もやっていないのに「やった」と言ったり,答えを写したりします。分からない問題があっても「全部わかった」と言います。

Aさんは幼少期から,親のエゴや見栄で叱られ,ときには体罰を与えられてきました。Aさんは努力しているのに,親は認めてくれません。幼児教室に通っていましたが,難しい宿題が多く,Aさんは頑張っているのに,なかなかできませんでした。そんなときも,「なんであなたはできないの!」「お友達はみんなできているじゃない!」と怒られます。「難しいの?」「頑張っているね」とAさんの親が歩み寄ってくれることは,一度もありませんでした。

次第にAさんは,親に本音を話さなくなりました。本当のことを親に話しても,分かってくれないからです。また,「出来ないことは悪いことだ」という考えが頭の中に刷り込まれ,嘘を付いて誤魔化すようになりました。

Aさんが中学二年生のときに,Aさんと私は出会いました。そのころには,親だけでなく誰に対しても嘘を付いて誤魔化すことが,Aさんにとって当たり前になっていました。Aさんは私に対しても嘘を付きました。「毎日一ページ,プリントをやろうね」「できなくてもいいから,正直に『できなかった』と言おう」――このような約束をAさんは一つも守れませんでした。どう見ても宿題をやっていない,明らかに答えを丸写ししたときでさえも,Aさんは「できた!」と言います。嘘を付くのが習慣になってしまっているのでしょう。私とAさんは信頼関係を築くことができませんでした。Aさんは学校の先生や,他の習い事の先生,友達にも,同じように嘘を付いているようです。

Aさんのように現実を直視できない,自分にも他人にも嘘を付くようでは,「やり抜く力」を高めるのは難しいでしょう。Aさんのこのような性格は,幼少期に親子間で信頼関係が築けなかったことに起因します。

まずはありのままの子どもを受け入れよう

幼少期に親子間で信頼関係を築き,親にありのままの自分を受け入れられることで,子どもは安心感を得ます。「お母さん、お父さんには何でも話していいんだ」という気持ちを,子供に持ってもらうことが大切です。そうすることで,将来,他者と信頼関係を築きながら,「自分の好きなことを深めよう」「勉強も頑張ってみよう」と粘り強く物事に取り組めるようになるのです。

 

 

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【キッズまちなか探検隊2017】「<プログラミング体験>PCでゲームを作ってみよう」を開催します

浜松まちなかにぎわい協議会さん主催の職業体験イベント「キッズまちなか探検隊2017」に参加させていただくことになりました。

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夏休みにぜひたくさんのお子様に,プログラミングを体験してもらえればと思っています。皆様のご応募をお待ちしております。

※以下のボタンよりご予約いただけます。

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『やり抜く力』から学ぶ家庭教育~12.将来社会で活躍するためには「才能」より「努力」が大切

人生において成功できるかどうかは,「やり抜く力」の有無に左右されると言われています。『やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』(アンジェラ・ダックワース著/ダイヤモンド社)を読み解きながら,「やり抜く力」について考察を深めます。

やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

 
「うちの子は飲み込みが悪くて心配です」「他の子よりペースが遅いのですが,大丈夫でしょうか」という質問をよくいただきます。「才能」がなければ,将来社会で活躍できないのでしょうか。

この問いを考えるにあたって,「才能」と「努力」に関する公式をご紹介しましょう。『やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』の著者であるアンジェラ・ダックワース氏は,本書で次のような方程式を紹介しています。

〈才能 × 努力 = スキル〉→〈スキル × 努力 = 達成〉

「才能」とは,努力によってスキルが上達する速さのことで,「達成」とは,習得したスキルを活用することによって表れる成果のことです。
 
物事を「達成」する,成果を出すためには,「努力」が二重に影響することが分かります。例えばある人の「才能」が,たとえ普通の人の半分だったとしても,2倍「努力」すれば,皆に追いつくだけでなく,2倍の「達成」を得られることになります。
 
【才能1/2,努力2の場合】
〈才能 1/2 × 努力 2 = スキル 1〉→〈スキル 1 × 努力 2 = 達成 2〉
 
【才能1,努力1の場合】
〈才能 1 × 努力 1 =スキル 1 〉→〈スキル 1 × 努力 1 =達成 1〉
 
事業活動を通じて,要領よく物事をこなす「才能」がなくても,「努力」し続けることで,自身の夢や目標をどんどん達成していく生徒を多く見てきました。一方で,物事を要領よく「才能」があっても「努力」できず,自身の夢や目標を叶えられない生徒もいます。
 
どうか「うちの子は才能がないから」と言って諦めないでください。飲み込みが遅くても,コツコツ努力する姿勢があれば,夢や目標を叶えることができます。将来社会で活躍するために必要なのは,「才能」ではなく「努力」なのです。
 
 
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「途中で燃え尽きてしまう子」と「最後までやり抜ける子」の違い

何か目標を達成すると,燃え尽きてしまう子どもがいます。例えば,志望校に合格した途端,勉強しなくなるケースなどです。途中で燃え尽きてしまう子どもと,最後まで物事をやり抜ける子どもは何が違うのでしょうか。具体例をもとに考えてみましょう。
 
Aくんは長年の努力の末,東京大学に合格しました。「これまでの努力が実った!本当に頑張ってきたもんな~」「晴れてぼくも東大生かぁ!長年の夢が叶ったな!」とAくんはとても喜びました。
しかし,Aくんは次第に大学の授業に来なくなりました。サークル活動やテレビゲームに明け暮れ,授業に行くのが面倒くさくなってしまったのです。結局,単位が足りず,留年を繰り返し,退学してしまいました。Aくんは,やりたいことや就きたい仕事もないので,就職活動もせず,いまだにニートです。
 
Aくんのように,東大に合格するためだけに頑張ってきた場合,合格後に燃え尽きてしまいます。「東大に入ること」がAくんの最終ゴールで,それ以上「大きな目的」がなかったためです。
 
一方,Bさんは東大に入った後も,勉学に励みます。Bさんは常々,「自分の能力を他人のために生かしたい」と考えてきました。将来は官僚になり,日本をより良くしたいと考え,東京大学を志望したのです。東大入学後も,様々な授業や勉強会に興味を持って参加し,見聞を広めています。
 
Bさんの場合,「東大に入ること」はあくまで通過点でしかありません。「官僚になって人の役に立ちたい」という「大きな目的」を持っているためです。したがって,さらに先を目指して、努力し続けることができるのです。
 
通過点で燃え尽き症候群に陥り,ドロップアウトしてしまわないためには,「大きな目的」を持つことが大切です。「大きな目的」があれば,一時的にモチベーションが下がることがあっても,達成に向けて継続的に努力することができるでしょう。
 
志望校や検定試験に合格することをゴールにするのではなく,「何のためにその学校に行くか」「何のためにその検定試験が必要なのか」という「大きな目的」を子どもに描いてもらうことが大切です。「将来どうなりたいの?」「そのためには,この学校に行った方がいいね」「こういう力も必要だね」など,子どもに「大きな目的」を考えさせる声掛けをぜひ実施してください。
 
☆保護者様向けセミナーを随時開催しています。
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「甘くしようか,厳しくしようか……」子どものしつけでお悩みの方に知ってほしい3つのポイント

「子どもが言うことを聞かないので困っています」「厳しくしつけるべきか,自由にさせるべきか悩みます」といった相談をよくいただきます。このようなお悩みをお持ちの方は,以下の点について振り返ってみてください。

1.叱る基準・ルールが明確かどうか

あるときは「テレビは30分までしか見ちゃダメ!」,またあるときは「今日はテレビ自由に見ていいよ」など,ルールが統一されていない場合,子どもは混乱してしまいます。子どもはOKだと思って、テレビをずっと見ていたら親に叱られた……といった問題が生じます。
「テレビを見るのは,どんなときでも30分以内にしようね」なのか,「宿題が終わったら自由時間だから,テレビを好きなだけ見ていいよ」なのか,ルールを明確にしておきましょう。

2.親の感情で子どもへの接し方を変えていないか

同じ状況下で,同じことを子どもがしていても,親の機嫌や感情で叱ったり叱らなかったりするのも問題です。
例えば,子どもがまだ宿題をやっていないのに,レゴで遊んでいたとします。親の機嫌がいいときや,たまたま「レゴは思考トレーニングに有効らしい」という話を聞いた直後には,「レゴで遊んでいるんだね!すごいね~何を作っているの?」と優しく質問し,子どもの創作活動を促します。
一方,親の機嫌が悪いときや,たまたま悪いテスト結果が返ってきた直後には,「レゴで遊んでいるの!?レゴで遊んでいる暇なんてないよね!?早く宿題しなさい!」と怒ります。
親のその時々の感情で,子どもに対する接し方を変えていると,親子間の信頼関係を築くことができません。子どもが小さいうちは大きな問題が出てこないかもしれませんが,反抗期以降,問題が表面化し,取り返しがつかなくなるので注意しましょう。

3.親のルールを押し付けていないか

親のルールを押し付けると,子どもはストレスを感じ,やる気がなくなってしまいます
例えば,お弁当箱を出すタイミングは,必ず帰宅後すぐでなくてはいけないのでしょうか。宿題は帰ってきてすぐにやらなければいけないのでしょうか。翌日の朝にお弁当箱が使える状態になっている,宿題を提出できる状況になっていれば問題ないはずです。
それなのに,「すぐにお弁当箱を出さないと気持ち悪いから」「宿題を先にやらせないと親が不安になる」といった親の感情で,「お弁当箱は帰ってきてすぐに出しなさい」「宿題は帰宅後すぐにやりなさい」と,ルールを増やしていないでしょうか。
親自身のルールを押し付けると,子どもに余計な負荷がかかり,本当に大事なことも疎かになってしまいます。ルールはなるべくシンプルにして,子どもの取り組みやすいタイミング・やり方を考慮しましょう。
例えば,晩御飯のときの方がお弁当箱を出しやすいのであれば,そのようなルールにしましょう。ルールを守れない場合は,子ども自身でお弁当箱を洗ってもらう約束をしても良いです。
帰宅後に一度休憩してから,宿題をやった方がはかどるのであれば,そうしましょう。ただし,宿題が間に合わないようであれば,きちんと叱ったり,子どもと一緒に話し合って別のルール(30分休憩したら勉強を始める,毎日19時~必ず勉強する等)を設けてください。
ぜひ明日からの家庭教育に生かしてもらえると幸いです。
 
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『やり抜く力』から学ぶ家庭教育~11.ご褒美作戦がうまくいかないときの対処法

人生において成功できるかどうかは,「才能」ではなく,「やり抜く力」の有無に左右されると言われています。『やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』(アンジェラ・ダックワース著/ダイヤモンド社)を読み解きながら,「やり抜く力」について考察を深めます。

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

ご褒美をあげて良いとき・悪いとき

子供のやる気を出させるために,ご褒美を与えることもあるでしょう。過去記事で述べた通り,ご褒美作戦自体は悪いものではありません。
しかし,ご褒美作戦がうまくいかないときもあります。本書では次のような例が紹介されています。
弟はとても頭がよい子なのに、あるときから成績が下がり始めたという。やる気を出させるために、選手は最新モデルのXboxのゲーム機を買い、ラッピングされた状態のまま弟の部屋に置いた。「成績表がオールAだったら、ラッピングを破いてもいい」という取り決めだった。最初のうち、作戦は功を奏しているように見えたが、やがて弟はスランプに陥ってしまった。
「こうなったら、Xboxをあげたほうがいいんでしょうか?」[……]
「ていうか、オールAなんて無理なんじゃないの?」[……]
弟は頑張って勉強したのだから、ご褒美をあげたほうがいいのでしょうか。もともとの目標が高すぎたから、達成できなくてもご褒美をあげるべきなのでしょうか。

目標が達成できなければご褒美は与えない

「オールAだったら、ラッピングを破いてもいい」という当初の約束に反するので,ご褒美は与えないのが適切です。「目標が達成できなくても,ご褒美はもらえるんだ!」と子供の甘えを助長してしまいます。「目標達成できなくても,ご褒美はもらえるだろう」という考えになり,ご褒美作戦の意味がなくなってしまいます
また「目標が高すぎた」というのは,後付けや言い訳にすぎません。目標が妥当どうかは,目標を設定する際に親子間で話し合っておく必要があります。すぐに達成できてしまう目標や頑張っても達成できない目標では,やる気が引き出せないので,「少し頑張ったら手が届く目標」を設定することが大切です。

目標達成の方法を一緒に考える

ご褒美を安易に与えてしまうのではなく,今回の失敗を次に生かせるよう,「どうすれば目標を達成できたか」について子供に考えさせましょう

「まず、弟にただゲームをあげるなんて絶対にいけない。[……]君の弟に必要なのは指導だ。また以前のようによい成績を取るには、具体的になにをすればいいか、よくわかるように説明してくれる人が必要なんだ。計画が必要なんだよ![……]」

例えば次のような内容について,子供に考えさせたり,一緒に話し合ったりしてください。
  • テストでどんな間違いが多かったか。どこが・なぜ出来なかったか。
  • 計画,学習法など,どこに問題があったか。
  • これからどのように変えていくか。
目標達成の方法が分かれば,次回に向け努力することができます。無事目標を達成できれば,お子様にご褒美を与えましょう。
 
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