教育者育成

【合格確率を上げるために】受験前,この5つだけはチェックして!

受験生を指導してきて,毎年受かる子・落ちる子を見てきました。受かる子と落ちる子は何が違うのか,どうすれば合格確率を上げられるのか,今回はチェック項目を5つご紹介します。 ①丸付け・やり直しをきちんとしているか 何度も記事でお伝えしていますが,…

「このまま勉強したら合格できる!?」~受験前のメンタルコントロールについて

受験が近づいてくると,「このまま勉強すれば合格しますかね!?」「このまま行くと落ちますよね......」というような質問をいただくことがあります。 12月頃になれば,合格する子・落ちる子のちがいが顕著に表れてきますが,今の時期はまだ挽回可能です。た…

こんな先生・授業は要注意!子どもをダメにする教え方

大学時代から塾講師のアルバイトをしてきて,現在は教育事業を立ち上げ,様々な先生や生徒さんを見ていますが,「この指導は良くないな」と感じることがあります。 それは「先生が自分の知識を教えることを目的にしている」「教科書通りの授業を行うことをゴ…

【東大卒・家庭教育コンサルタントが伝授】子どもの自己肯定感を高める声掛け・接し方

Webメディア「ソクラテスのたまご」にて,子どもの自己肯定感を高める声掛け・接し方に関する記事を執筆させていただきました! 子どもを叱ってばかりという方,子どもの褒め方・叱り方がわからないという方,ぜひご覧ください!下記リンクより記事をお読み…

AI時代、漢字の学習はもう必要ない!?

調べたらすぐに正しい漢字がわかり,PCで文章を書くことも多いこれからの時代,漢字の学習はもう必要ないのでしょうか。保護者の方から,「これからはあまり漢字の学習は必要ないですよね」というような質問をいただくことがありますが,私は漢字の学習はこ…

小学生のころから英語を学習すべき?小学校の英語教育について

英語学習に幼少期から取り組んでも意味がない!? 幼少期から英語学習に取り組んでも,中学校で本格的に英語学習を取り組み始めた子に追い抜かれてしまう......というのはよく聞く話です。 私も周りの東大生も,幼少期から英語学習に取り組んできた子は少な…

\東大卒の私の場合/小学生のころ,習い事は何をしてた?

フォロワーの方から,「小学生のころ,習い事は何をしていましたか?」というご質問をいただいたので,お答えしたいと思います。 【小学生の頃の習い事】 ①ピアノ(3歳〜高3まで) ②そろばん(小4〜小5まで) ③学習塾(小4〜中3まで/高校以降は塾・予備校通…

AI時代に必要な家庭教育とは?

これからの時代,色々な職業がAIに取って代わられると言われています。AIは指示された仕事を正確にこなすことができます。したがって,言われたことができるだけの人材は今後淘汰されていくでしょう。AIに何を指示するのか,何のためにどのようなものを作る…

<子どもの勉強,上手く行ってる?>ノートで見るべきポイント3つ

「子どもにどこまで勉強を任せるべきかわからない」「子どもに勉強を任せ始めたけれども,上手く行っているか不安」という保護者の方もいらっしゃるでしょう。 勉強を全て子どもに任せれば良いというわけではなく,上手く行っていないときは,保護者の方がサ…

絶対に成果が出ない学習法 ワースト3

生徒さんを指導していて,「成果が出ないやり方で勉強してしまっているなぁ」と感じることが少なくありません。 成果が出ないやり方で勉強に取り組んでも,成績が上がらないので,時間がもったいないです。「こんなにやってるのに,なんで成績が上がらないの…

子どもの「そんなの学校で習ってない!」という発言は要注意

生徒さんを指導していると,「そんなの学校で習っていない!」と言う子がいます。確かに,市販の教科書や参考書と,学校の授業で習う順番が異なることはあります(=本当に学校で習っていない)。 しかし,学校ですでに習っている範囲であっても,「そんな問…

なかなか勉強ができるようにならないのは当たり前!学習の成長曲線について

先日,とあるシンポジウムに参加した際,有名な先生方が成長曲線の話をされていました。本ブログでも過去に記事にしたことがあったかと思いますが,今回改めて成長曲線について書きたいと思います。 英語学習に関して,英語の達人とも言える先生方が,「英語…

【悪影響だからやめよう】子どもにネガティブな声掛けばかりしていませんか?

先日の記事で,「できない」「もう嫌だ」などのネガティブな発言をやめた方が良い理由について書きました。 blog.terak.jp 子ども自身がネガティブな発言をするのはもちろん良くありませんが,親が子どもにネガティブな声掛けばかりするのも同じ理由で良くあ…

ダラダラしているのではなく,実は考えているのかも

「子どもがダラダラしてなかなか勉強が進まない......」「どうすれば良いですか」というご相談をいただくことがあります。 ダラダラしないためには,基本的に①やるべきこと・学習内容,②やる時間を決めておくことが大切です。「今日はこれをやろう!」と大き…

自信と自己肯定感のちがい/子どもの自己肯定感の高め方

前回の記事で,自信はそれほど必要ないのでは?と書きました。 blog.terak.jp 自信と混同されやすい言葉に「自己肯定感」があります。自信と自己肯定感は何がちがうのでしょうか。 自信と自己肯定感のちがい 自信:自分の能力を信じること 自己肯定感:能力…

自信が無いのは本当に悪いこと?

「子どもに自信を付けさせたいんです」とおっしゃる保護者の方は少なくありません。その気持ちは分からなくもないですが,「自信ってそんなに必要なのかな?」とも思います。 自信が無いことにはメリットもある 私自身,昔からそこまで自分に自信が無く,そ…

「できない」「もう嫌だ」などのネガティブな発言をやめたほうが良い理由

「できない」「もう嫌だ」などのネガティブな発言が癖になっている子がいます(子どもに限らず大人もいると思います)。ネガティブな発言は周囲にはもちろん,自分にも悪い影響を及ぼします。 言葉が記憶や行動に影響を与える 引き寄せの法則が一時ブームと…

語彙力を付けるためには,どんな勉強をしたら良い?

先日の勉強のやり方講座で,小学生のお子様をお持ちの保護者様から「語彙力を付けるためには,どんな勉強をしたら良いですか」というご質問をいただきました。 東大卒業生が教える!成果が出る勉強のやり方講座を開催しました。目標設定の重要性、計画の立て…

その塾の宿題,本当に必要?

たくさん勉強したからと言って,それに比例して成績が上がるとは限りません。他の塾の宿題の内容を見ると「これは無駄では?」「この宿題をやる時間があるなら,違う勉強をやったほうがいいのに」と思うことがあります。 ・すでにその子ができる問題 ・でき…

あなたのお子様,「自律」していますか?

私はお子様の「自律」をゴールに掲げ教育事業を行っていますが,「自律しているってどういう状態ですか」「うちの子が自律しているか分かりません」というご質問をいただくことがあります。 「自律」とは「自分で目標を設定し,それを達成できること」「他人…

英語をたくさん聞くだけでは身に付かない!

母国語習得と外国語学習を分けて考える 「とにかくたくさん聞けば英語が身に付く」と考えている方がいます。 確かに,母国語である日本語は幼少期からたくさん言葉に触れることで自然と身に付きました。しかし,外国語である英語はそうはいきません。母国語…

日記を付けても書く力は高まらない!?

子どもが書くことが苦手な場合,保護者の方が良かれと思って日記を付けさせることがあるようです。しかし,日記を付けさせても書く力は高まらないかもしれません。 ① 何を書いて良いか分からないから 通常の課題ではテーマが与えられており,そのテーマに沿…

勉強は辛いもの?楽しいもの?

「勉強は辛い」「全然楽しくない」と思っている方もいると思います。確かに,勉強ができるようになるためには,地道な努力が欠かせません。 九九を覚える 算数・数学の定理や公式を覚える 英単語を覚える 英文法の規則を覚える 社会や理科の用語を覚える 基…

作文が書けない3大原因と対策

作文が書けないと言っても,原因は様々です。今回は作文が書けない3大原因と対策についてご紹介します。 ①問題文を読み解けていない(読解力不足) 問題文を正確に読み解けていなければ,答案の内容が的外れになってしまいます。 長文読解とともに出題される…

成績が上がらない......塾を変えるべき?

「塾を変えたら成績が上がるかもしれない」と考えて,塾を変える方がいますが,塾を変えて成績が上がるかどうかは場合によります。 【塾を変えたほうが良い場合】 ① 理不尽な理由で先生が怒る 理解が遅いことが原因で「何で分からないの!?」と怒られたり,…

質問する子は本当に伸びるのか?

「自分で質問できる子は伸びる!」と信じて,「先生にたくさん質問しなさい」と言う保護者の方がいらっしゃいますが,質問をたくさんしたからと言って伸びるとは限りません。 自分で考えずに質問する子は伸びない 間違えた問題の解説も読まずに「先生,分か…

子どもの「できる!」「分かった!」それ本当?

指導していると,「それはもうできる!」「もう分かった!」と子どもが言う場面に遭遇します。その子自身は「分かった!」と思い込んでいても,実は分かっていないことが少なくありません。 「できる」「分かった」=自力で問題が解ける状態 「その問題はも…

受験勉強が間に合うか不安になったら確認してほしいこと

「今から受験勉強をして間に合うでしょうか」という質問をよくいただきます。このような不安を感じたときには,次のことを確認してください。 ①過去問の難易度・出題傾向 ゴールが分からなければ,ゴールに到達できるか分からず不安になってしまいます。まず…

飲み込みが早いのは本当に良いこと?

「うちの子は理解がゆっくりで困っています」「あの子は飲み込みが早くて羨ましい」というご相談を保護者の方からいただくことがあります。 飲み込みが早いのは,確かにアドバンテージではありますが,ご家庭での声掛けや接し方によってはマイナスに働いてし…

勉強は量より質が大事?

先日,学校の先生とお話ししていて「最近の子ども・親はとにかく早く成果を求める」という話になりました。私自身,「勉強のコツを教えてください」「どうやったら勉強ができるようになりますか」「早く覚えるにはどうすればいいですか」など,お子様や保護…